法人のソフトバンク安心保証パックwithAppleCareは還元なし

ナルセ
保証の中身を1つずつ確かめている調査員です。AppleCare+にiPhoneを2年入れて、修理は一度もありませんでした。今はモバイル保険に切り替えて使っています。

保証を横に並べて見比べたい方へ。AppleCare+・キャリアの補償・モバイル保険を1ページにまとめています。

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社用iPhoneが59台。月額表を見ても、法人向けの欄はどこにもありません。払う金額は個人とまったく同じです。

違いが出るのは払う側ではなく、払ったあとに戻ってくる側でした。公式の注意書きに、その1行が置かれています。

法人の安心保証パック with AppleCare Servicesは端末を配ったあとでは付きません

ソフトバンクの公式表記は「あんしん保証パック with AppleCare Services」です。法人でも申し込めますが、申し込めるタイミングが1点に限られています。

ソフトバンクの機種をご購入のお客さま

お申し込みは機種ご購入と同時に限られます。

購入と同時、と書かれています。会社は端末をまとめて調達するので、この一文は「調達の日に決めきる」という意味になります。

申し込みのタイミング可否会社側で起きること
機種の購入と同時申し込める調達の場で台数分を決めきる
端末を配ったあと申し込めない対象外の端末が社内に残る
機種変更のとき購入と同時なら申し込める更新時期がばらけて社内で混在する

会社の端末は一度に全台入れ替わるわけではありません。故障して1台だけ買い足した分、中途入社で追加した分、リースの切れた分がそれぞれ別の日に入ってきます。更新時期がずれるほど、入っている端末と入っていない端末が社内で混ざります。

入れる機会は購入の当日だけ

入っていない端末を後から救う手段はありません。総務が気づいた時点でできるのは、次の調達で漏らさないことだけです。

法人でAppleCareを後から入れられるかどうかは法人のAppleCareを後から入れる場合で扱っています。この記事で見るのは、入ったあとに何が個人と違うかのほうです。

法人の安心保証パック with AppleCare ServicesはPayPayポイントだけが解除されます

ソフトバンクの公式ページは、このサービスの「3つのポイント」の1番目に還元を掲げています。

POINT 01 「修理価格が高い」と思ってもPayPayポイントで全額相当付与!

修理代を払っても、同じ額がPayPayポイントで戻る。この商品の一番の売りがここです。

仕組みそのものも公式に明記されています。自己負担額と同等のポイントを付与する、という設計です。

iPhone、iPad が自然故障や物損によって故障した際、本サービスの修理価格で修理いただけます。さらにお客さまご負担額と同等のPayPayポイントを付与します。

その付与条件を並べた注意書きの中に、法人という語が1回だけ出てきます。ページの下部、注意事項の列の中です。

法人契約のお客さまはPayPayポイント付与対象外です。

売りとして掲げられている還元が、法人契約では丸ごと外れます。月額表にも料金ページにも書かれていない差が、ここにだけあります。

故障の状況お客さま負担額(iPhone)ポイント付与(個人)法人
自然故障無償対象外対象外
画面故障3,700円3,700円相当なし
背面ガラス故障3,700円3,700円相当なし
背面ガラス+画面7,400円7,400円相当なし
それ以外の故障12,900円12,900円相当なし

外れるのはPayPayポイントの付与だけです。修理価格そのものは法人でも同じように適用されます。

つまり会社は、個人と同じ月額を払い、修理のたびに個人と同じ自己負担額を払い、戻ってくる分だけがゼロになります。

付与の対象は物損の修理と全損だけです

個人契約であっても、修理をすれば必ず戻るわけではありません。対象になる修理の種類が絞られています。

PayPayポイント付与の対象は、物損による修理割引および、全損による修理を行った場合に限ります[配送交換(故障)、配送交換(紛失・盗難)、エクスプレス交換サービス、盗難・紛失プラン、および、保証対象外の正規有償価格による修理はPayPayポイント付与の対象外です]。

自然故障で無償修理になった場合も対象外だと、別の行に書かれています。戻ってくるのは物損と全損の2つだけです。

会社の端末で多いのは落下による画面割れなので、この2つには当てはまります。ただし法人契約はその手前で外れているため、当てはまるかどうかを確かめる必要そのものがありません。

付与先は設定済みのPayPayアカウントです

付与の方法も公式に書かれています。会社の口座ではありません。

修理金額相当のPayPayポイントは、設定済みのPayPayアカウントに付与します。修理完了から2~3週間前後を目安に付与します

PayPayアカウントは個人が持つものです。付与日から60日以内に設定しなければ受け取り権利が失効する、という条件も付いています。受け取る主体が個人の側に置かれています。

会社が払った修理代の還元先を、会社の名義で受け取る経路は用意されていません。法人契約が対象外である事実と、この設計は並んで書かれています。

モバイル保険は月700円(非課税)で、主端末1台と副端末2台の最大3端末までを1つの契約で補償します。公式のよくある質問には法人契約も可能と書かれていますが、被保険者は個人である必要があるため、数える単位は端末ではなく人になります(調べた時点)。仕組みは実際にかかった修理費用を支払う修理費用補償保険で、支払いの条件を並べた箇所に、法人契約を対象外とする記載は見当たりません(調べた時点)。あんしん保証パック with AppleCare Servicesは、月額も自己負担額も個人と同じまま、還元だけが法人契約で外れます。払う側ではなく戻ってくる側に差が出る商品なので、比べる場所もそこになります。
戻ってくる側を見てください。

月700円・最大3台まで

モバイル保険の公式ページを見る →

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法人の安心保証パック with AppleCare Servicesの月額は社内で740円から1,740円まで開きます

ソフトバンクのあんしん保証パック with AppleCare Servicesは、月額が機種の区分で分かれています。法人向けの割引欄はありません。

対象機種月額
iPhone Pro 系1,740円
iPhone Plus 系1,540円
iPhone 標準モデル1,340円
その他のiPhone(iPhone 6以降)740円

同じ「1台分」でも、上と下で2倍以上の開きがあります。会社は購入年度ごとに機種が変わるので、社内の請求は1つの単価では並びません。

iPadも同じ表に7段階で載っています。13インチiPad Pro(M4)が1,350円、その他のiPadが715円で、iPhoneとiPadが混在する会社ではさらに細かく割れます(調べた時点)。

台数を数えて決まるものと決まらないもの

個人が1台で判断する場合の考え方はソフトバンクの安心保証パック with AppleCareで分解しています。会社の場合は単価より、単価が揃わないことのほうが効いてきます。

法人の安心保証パック with AppleCare Servicesは社員が設定画面から申し込むと落ちます

ソフトバンクのあんしん保証パック with AppleCare Servicesに入っていると、端末の設定画面に保証期間が表示されます。その画面には、もう1つの入口も並んでいます。

「あんしん保証パック with AppleCare Services」ご加入当日などは正しい日付が反映されず、1年間の iPhone、iPad の標準保証期間が表示されることがあります。また、「AppleCare+ 保証が利用できます」から申し込みを行うと、「あんしん保証パック with AppleCare Services」は解除となりますので、ご注意ください。

会社が契約して会社が払っているものが、端末を持つ社員のタップ1つで解除されます。総務に確認が回る手順は、この一文のどこにもありません。

  • 設定画面には「AppleCare+ 保証が利用できます」という案内が出ることがある
  • 加入当日は保証期間が正しく表示されず、標準保証の1年と見えることがある
  • ! 標準保証に見えた社員が善意で申し込むと、会社の契約が解除される

解除されたことは請求からしか分かりません。気づくのは翌月以降の請求書を突き合わせたときになります。

社用端末に補償オプションを付けるかどうかの判断軸は社用スマホの補償オプションが必要かどうかにまとめています。付けたあとの管理も、会社では同じ重さで効いてきます。

法人の安心保証パック with AppleCare Servicesの修理の受付先は3系統です

ソフトバンクのあんしん保証パック with AppleCare Servicesは、修理の受付窓口が1か所ではありません。

iPhone、iPad の修理はソフトバンクショップ、 Apple または Apple正規サービスプロバイダー で受付しています。

ショップ、Apple、正規サービスプロバイダーの3系統です。どれを選んでも修理価格は適用されますが、選ぶ行為は端末を持つ側で起きます。

付属品になると受付先がさらに絞られます。

Apple Pencil および Apple製 iPad キーボード の修理は Apple Store または Apple正規サービスプロバイダー までお問い合わせください。

ソフトバンクショップでは受け付けられない、という書き分けです。iPadを配っている会社では、本体と付属品で持ち込み先が変わります。

もう1つ、時間の条件が付いています。契約していても、すぐには効かない場合があると書かれています。

iPhone、iPad の修理ご利用時の修理価格の適用や Apple社 が提供する各サービスは、Apple社 への加入登録が完了するまでご利用いただけない場合があります。

登録が終わるまでは正規の価格で請求される場合があります。調達直後に壊れた1台で、この差が出ます。

法人の安心保証パック with AppleCare Servicesを外すと2つの無料枠も一緒に抜けます

このサービスに付いているのは修理価格の適用だけではありません。周辺のサポートが無料枠として同梱されています。

同梱されているもの通常価格このサービス加入時
ケータイなんでもサポート月額550円0円
メモリーデータ復旧サポート復旧代金5,500円0円

メモリーデータ復旧サポートには「iPad は対象外です」という但し書きが付いています。iPadを配っている会社では、同じ契約でも端末によって使える範囲が変わります。

会社が月額を高いと判断して外す場合、抜けるのは修理価格の適用だけではありません。この2つの無料枠も同時に抜けます。社員から水濡れの相談が来たときの受け皿が、その月から自己負担に戻ります。

法人の安心保証パック with AppleCare Servicesは59台で年1,119,020円まで増えます

社員59名、社用iPhone59台の会社で置いてみます。Pro系が27台、標準モデルが32台という構成です。

区分台数月額小計
iPhone Pro 系27台1,740円46,980円
iPhone 標準モデル32台1,340円42,880円
月額合計59台89,860円
年額1,078,320円

ここまでは月額だけの合計です。還元が効かない分は、この表の外にあります。

59台のうち11台で年に1回ずつ画面割れが起きたとします。自己負担は1件3,700円なので、11件で40,700円です。個人契約ならこの全額相当がPayPayポイントで戻りますが、法人には戻りません。

項目金額
月額の年計1,078,320円
戻らない還元(3,700円×11件)40,700円
実質の年額1,119,020円
モバイル保険 59契約の年額495,600円
623,420円

請求書を開いて、Pro系が何台で標準モデルが何台かを数えてください。単価が2種類混ざっているだけで、月額合計は数えるまで確定しません。

そのうえで、昨年1年間に修理に出した台数を足してください。その件数×自己負担額が、会社だけ戻ってこない金額です。

法人のソフトバンクの安心保証パック with AppleCare Servicesについてよくある質問

Q. 法人契約でもPayPayポイントは付きますか

A. 付きません。

公式の注意書きに「法人契約のお客さまはPayPayポイント付与対象外です。」と明記されています。修理価格の適用そのものは法人でも同じです。

Q. 月額は法人だと安くなりますか

A. 個人と同じです。

月額使用料の表に法人向けの区分はありません。iPhone Pro系1,740円から、その他のiPhone740円までの区分は契約者の種別で変わりません。

Q. 端末を買ったあとから申し込めますか

A. 機種購入と同時に限られます。

公式に「お申し込みは機種ご購入と同時に限られます。」と書かれています。配布後に対象外だと分かっても、この商品では戻せません。

Q. 社員がAppleCare+に申し込むとどうなりますか

A. 解除されます。

端末の設定画面にある「AppleCare+ 保証が利用できます」から申し込むと、あんしん保証パック with AppleCare Servicesは解除になると公式に書かれています。

Q. W with AppleCare Services には入れますか

A. 新規受付が終了しています。

上位の版にあたるあんしん保証パック W with AppleCare Servicesは、2025年8月19日をもって新規受付を終了したと公式ページに出ています。

Q. モバイル保険は法人でも契約できますか

A. 契約できます。

公式のよくある質問に法人契約も可能と書かれています。ただし被保険者は個人である必要があるため、数える単位が台数ではなく人になります。

あんしん保証パック with AppleCare Servicesは、個人が1台を持つ前提で組まれた商品です。その前提が崩れる箇所が、還元の1行に集まっています。

購入と同時にしか入れず、月額は社内で2倍以上に開き、社員のタップ1つで解除され、修理の窓口は3系統に分かれます。そのうえで還元だけが法人に付かないことを踏まえて、年1,119,020円を続けるかどうかを決めてください。

結論:法人のソフトバンクのあんしん保証パック with AppleCare Servicesを続けるかどうかは、還元を差し引いてから決めるしかありません。59台の月額は年1,078,320円で、年11件の画面割れで戻らない40,700円を足すと年1,119,020円です。モバイル保険は人数で数えるので59名なら59契約になり、年495,600円で差は623,420円です。申し込みが機種の購入と同時に限られる以上、次の調達日までに社内の台数を確定させておかないと、判断そのものが1年先に延びます。
還元が効かない前提で数え直してください。

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