AppleCareがいらないか外し方から調べた

ナルセ
保証の中身を1つずつ確かめている調査員です。AppleCare+にiPhoneを2年入れて、修理は一度もありませんでした。今はモバイル保険に切り替えて使っています。

保証を横に並べて見比べたい方へ。AppleCare+・キャリアの補償・モバイル保険を1ページにまとめています。

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AppleCareがいらないかは4つの場所を分けてから決めます

外す判断は1つの答えでは出ません

AppleCare+を外していいかどうかは、持っているデバイスによっても、加入しているプランの種類によっても、加入してから何日たったかによっても答えが変わります。ひとまとめに「いらない」と決めてしまうと、返ってくるはずのお金を捨てることになります

見るべき場所は4つに絞れます

私が実際に外すときに確認したのは、デバイスの種類、プランの種類、加入日または更新日からの経過日数、そしてすでに修理を使ったことがあるかどうかの4つでした。この4つが決まれば、外していいかどうかも、いくら戻ってくるかも決まります。

デバイスの種類で背負う金額が変わります

AppleCare+を外すということは、壊れたときの修理費を自分で持つということです。その金額はデバイスによって大きく違います。AirPodsとiPhoneでは桁がひとつ違うので、同じ「AppleCare+」という名前でも外したときの重さが同じにはなりません。

プランの種類は3つあります

サービス規約では、1か月ごとに更新されるマンスリープラン、1年ごとに更新される年間プラン、期間があらかじめ決まっている固定期間プランの3つが定義されています。返金の条件がこの3つで別々に書かれているので、自分がどれなのかを先に確かめる必要があります。

加入日からの経過日数が返金の額を決めます

全額返金の期限はプランの種類で変わる

規約を読むと、全額返金になる期限がプランごとに違います。マンスリープランは購入日または更新日から14日以内、年間プランと固定期間プランは30日以内です。この線を1日でも超えると、返ってくるのは残っている期間ぶんだけになります。

加入する前の判断とは見る場所が違います

これから入るかどうかを迷っている段階なら、確かめるのは月額と修理費の比較です。すでに入っている人が外す場合は、そこに返金と手続きの話が加わります。加入前の判断軸についてはアップルケアが必要かどうかを整理した記事にまとめています。

AppleCareはサービス料の安いデバイスほどいらなくなります

サービス料は規約に金額が書かれています

AppleCare+に入っていても、修理のときには自己負担があります。この金額はサービス規約の第3.4項に、デバイスごとの一覧として載っています。以下は2026年7月22日版の規約に記載されている金額です。すべて税込です。

デバイスサービス料
HomePod mini1,500円
Apple TV1,800円
iPod3,400円
AirPods・Beats3,700円
Apple Pencil・iPad用キーボード3,700円
HomePod4,100円
Apple Watch(Ultra・Hermès・Edition を除く)9,200円
Apple Watch Ultra・Edition・Hermès10,700円
iPad 画面のみ(新しい世代)3,700円
iPad その他の損傷(新しい世代)12,900円
iPad その他の損傷(それ以外の全モデル)4,400円
iPhone 画面のみ3,700円
iPhone 背面ガラスのみ3,700円
iPhone その他の損傷12,900円

小さいデバイスほど負担が軽く設定されています

HomePod miniのサービス料は1,500円、Apple TVは1,800円です。この金額なら、AppleCare+に入っていなくても修理に出すかどうかを迷わずに決められます。修理費が自分の許容範囲に収まっているデバイスは、保証を持っている意味が薄くなります

AirPodsとBeatsは同じ金額です

どちらも3,700円で揃えられています。AirPodsの本体価格を考えると、この金額は本体を買い直すのとそこまで離れていません。イヤホン単体で保証を持つ理由は見つけにくい設定です。

Apple WatchはUltraとそれ以外で分かれます

通常のApple Watchは9,200円、UltraとEditionとHermèsは10,700円です。ここから金額が一段上がります。Apple Watch単体で外していいかどうかはApple WatchのAppleCareを外す判断を整理した記事で詳しく扱っています。

iPadは損傷の種類で3倍以上ひらきます

新しい世代のiPadでは、画面だけの損傷なら3,700円、それ以外の損傷は12,900円です。同じ端末でも、どこが壊れたかで負担が3倍を超えて変わります。それより前のモデルでは、画面以外の損傷が4,400円に設定されています。

iPhoneのその他の損傷がいちばん高い設定です

iPhoneの画面だけ、または背面ガラスだけなら3,700円ですが、それ以外の損傷は12,900円です。落として画面が割れただけならいいのですが、内部まで影響が出ると4倍近くになります。

背面ガラスだけの修理には対象の条件があります

サービス料は、デバイスで8倍以上ひらく

規約では、背面ガラスのみのサービス料はiPhone 12より前のモデルとiPhone SEには適用されないと書かれています。また、画面と背面ガラスが同時に壊れた場合は両方の料金がかかります。3,700円で済むと思っていると、実際には7,400円になることがあります。

エクスプレス交換を選ぶと料金が変わります

規約には、iPhoneの画面のみの請求でエクスプレス交換サービスを選ぶことはできるが、その場合は「iPhoneの過失や事故によるその他の損傷によるサービスイベント料金が請求されます」と書かれています。手元にすぐ端末が届く代わりに、3,700円ではなく12,900円になります。

AppleCareがいらないと言われるのは回数を使い切らないからです

規約には無制限と書かれています

サービス規約の第3.4項には「本プランが有効である間、本プランが解約されるか、またはほかの方法で終了する日まで、お客様の対象デバイスのために、サービスイベントを無制限に受けることができます」とあります。キャリアの補償には年に2回までといった上限があることが多いので、この点だけを見ればAppleCare+のほうが手厚いことになります。

無制限でも使わなければ月額だけが残ります

問題は、上限があるかどうかではなく、そもそも使う機会があるかどうかです。何回でも直せる権利を持っていても、1回も壊さなければ払った金額はそのまま消えます。無制限という条件が効くのは、実際に何度も落とす人だけです。

私は2年入って修理は一度もありませんでした

iPhoneを1台、月1,180円で2年間入れていました。払った合計は2万8,320円です。この2年のあいだに修理に出した回数はゼロでした。無制限という条件を一度も使わないまま、期間だけが終わったことになります。

落とさない人ほど月額が積み上がります

自分がどちらの側なのかは、過去を振り返れば分かります。今まで何回スマホを落として、そのうち何回修理に出したか。数えてみて0回だった人が、これから急に落とすようになる理由はあまりありません。

ケースとフィルムが出番をさらに減らします

保護ケースと画面フィルムを両方つけていると、落としても画面まで届かないことが増えます。私も4台のうち1台はケースなしで使っていますが、それ以外はケースをつけていて、割れたことがありません。守る手段を二重に持っていると、保証の出番はさらに減ります。

2年を超えると判断が変わります

AppleCare+を長く続けると、支払った総額が端末の残存価値に近づいていきます。2年を過ぎたあとにどう考えるかはAppleCareを2年後も続けるかを整理した記事で扱っています。

AppleCareは外し方によって返金があるかないかが変わります

解約自体はいつでもできます

規約の第9.1項には「お客様は、お客様の本プランの種類や理由にかかわらずいつでも、直ちに有効に本プランを解約することができ」と書かれています。縛りはありません。ただし、この「いつでもできる」という言葉の裏側に、返金の差が隠れています。

Appleに連絡して解約すると日割りの返金があります

規約の第9.3項から第9.5項には、Appleに連絡して解約した場合の返金基準が書かれています。全額返金の期限を過ぎていても「残存期間に応じて比例配分した額の返金を受けることができます」とあります。つまり、まだ使っていない期間ぶんは戻ってきます。

サブスクリプション画面から止めると返金はありません

一方で、デバイスの設定画面から次回更新を止める方法についてはこう書かれています。「解約日は、お客様によって最後に支払われた月末日または年末日の24時となります。マンスリープランまたは年間プランは解約が行われた月末日または年末日まで有効のままになり、解約によるお客様への返金は行われません」。

同じ解約という言葉で結果が分かれます

どちらも規約上は解約です。ただし前者は残りぶんが戻り、後者は戻りません。年間プランで更新直後に気づいた場合、この差は1万円以上になることがあります。

外し方保証が切れる日返金
Appleに連絡して解約解約した時点期限内は全額。期限後は残存期間の比例配分
サブスクリプション画面で更新停止支払い済み期間の末日24時なし

マンスリープランは14日が区切りです

購入日または更新日から14日以内にAppleに連絡して解約すれば全額返ってきます。14日を過ぎたあとは、その月の残っている日数ぶんの比例配分になります。月額が1,000円台であれば、返ってくる金額はそこまで大きくありません。

年間プランは30日が区切りです

年間プランは購入日または更新日から30日以内なら全額返金です。それを過ぎると「年間プランの残存期間に応じた日割り計算による返金」になります。年額で払っている人ほど、この日割りの金額が大きくなります。

固定期間プランも30日で線が引かれます

購入日から30日以内に解約し、プランの全額を支払っていれば全額返金です。30日を超えた場合は残存期間に応じた比例配分です。分割で払っている場合は、Appleが金融機関側に返金することがあると書かれています。

代理店で買った場合は窓口が変わります

Appleのサポートページには、携帯キャリアなどの代理店から購入した場合、返金を受けるには代理店に連絡する必要があると書かれています。規約でも、Apple正規取扱店から購入した固定期間プランを30日以内に解約する場合は取扱店を経由する必要があるとされています。

手続きの詳細は別の記事にまとめています

どの画面から何を選ぶかという操作の流れはAppleCareの解約手順をまとめた記事に書いています。ここで押さえておきたいのは、外す前に自分の加入日と更新日を確認するだけで、戻ってくる金額が変わるという点です。

外したあとに残るのは、修理費をまるごと自分で持つ状態です。空白を作らずに月額だけ下げる方法があります。
端末ごとではなく1契約で主端末1台+副端末2台まで。

月700円・最大3台まで

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AppleCareを一度使うと返金から給付の価値が引かれます

規約には差し引くと書かれています

第9.3項から第9.5項の末尾には、共通して同じ一文が置かれています。「お客様がすでに本プランに基づき有効な請求を行っている場合、解約の時期にかかわらず、Appleは返金額から受け取った給付の価値を差し引くことがあり、その結果、お客様への返金が行われない場合があります」。

差し引いた結果として返金が消えることがあります

修理を1回受けたあとに解約した場合、その修理で受け取った価値が返金額から引かれます。画面修理の実費が4万円を超えることを考えると、引かれる側の金額のほうが大きくなる場面は普通に起こります。使ったあとに解約しても、お金は戻らない前提で考えたほうが安全です。

返金を狙うなら使う前に決めます

日割りの返金が意味を持つのは、まだ一度も修理を使っていない人だけです。1回でも使ったなら、外すかどうかは返金ではなく、これからの月額と修理費の比較だけで決めることになります

使わないまま外した私の場合

私は2年間で一度も請求を出していなかったので、給付の控除は関係ありませんでした。ただし固定期間プランの期間が終わってからの解約だったので、返ってきたお金もありません。早く気づいていれば違ったのだろうと思います。

Apple側から解約されるケースもあります

修理部品が入手できなくなってAppleが対象機器を修理できなくなった場合、Appleの側から本プランが解約されます。この場合は「本プランの残存期間に比例した金額がお客様に返金されます」。マンスリープランは30日前、年間プランは60日前に書面で通知されると書かれています

AppleCareがいらないデバイスは修理の実費で決まります

正規の画面修理は4万円台から6万円台です

AppleCare+に入っていない状態でApple正規の画面修理を頼むと、iPhone 16 Pro Maxで60,400円、iPhone 16で42,800円、iPhone 13 miniで34,800円です。本体交換の扱いになると59,400円から131,800円になります。

修理の内容AppleCare+ありAppleCare+なし
iPhone 16 Pro Max の画面3,700円60,400円
iPhone 16 の画面3,700円42,800円
iPhone 13 mini の画面3,700円34,800円
その他の損傷12,900円59,400円から131,800円

差額がそのまま補償の価値になります

iPhone 16の画面を割った場合、AppleCare+があれば3,700円、なければ42,800円です。差は39,100円です。この39,100円のために月額を払い続けるかどうかが判断になります。

2年分の月額と1回の修理を並べます

iPhoneのAppleCare+は月950円から1,580円ほどです。仮に月1,180円だとすると、2年で2万8,320円になります。画面を1回割ったときの差額が39,100円なので、2年に1回割る人ならわずかに元が取れる計算です。

前提2年間の支払い修理が0回修理が1回
AppleCare+あり(月1,180円)28,320円28,320円32,020円
AppleCare+なし0円0円42,800円

分かれ目は2年で1回です

上の表で、修理が0回なら入っていないほうが2万8,320円安く、1回なら入っているほうが1万780円安くなります。2年に1回以上割る人は入っていたほうがよく、それ以下なら外したほうが金額としては合います

非正規店を使うと前提が変わります

街の修理店なら5,000円から15,000円が相場です。ここを使う前提なら、AppleCare+との差額はもっと小さくなります。ただし正規の修理ではなくなるので、以降のAppleの保証やサービスの扱いに影響が出る可能性があります。

料金の全体像は別の記事にあります

デバイスごとの月額や一括の価格についてはAppleCareの料金をまとめた記事に整理しています。ここでは外すかどうかの判断に必要な差額だけを扱っています。

AppleCareがいらないと決めた日に空く場所を埋めます

外した瞬間から全額自己負担になります

Appleのサポートページには、キャンセルするとデバイスのAppleCare保証はすぐに終了すると書かれています。翌月からではなく、その時点です。外した日に画面を割れば、42,800円を自分で払うことになります。

月額を浮かせるだけで終わると危うくなります

AppleCare+を外す動機はたいてい「使っていないのに払い続けているから」です。ただし外したあとに何も持たない状態にすると、確率は低くても金額の大きいリスクをそのまま抱えることになります。月額を下げつつ、金額の大きい部分だけ残す方法があります。

モバイル保険は月700円で自己負担がありません

モバイル保険は月額700円で、修理費の自己負担がありません。年間の上限は通算15万円です。AppleCare+のサービス料が3,700円から12,900円かかることを考えると、修理1回あたりの手出しはこちらのほうが少なくなります。

1契約で3台まで登録できます

主端末1台と副端末2台の合計3台を、1つの契約で登録できます。上限の内訳は主端末が年間最大15万円、副端末2台の合計が4万5,000円です。iPhoneのほかにiPadやノートパソコンを持っているなら、まとめて1契約に入れられます。

登録には2つの条件があります

登録できるのは、新規取得から1年未満の端末か、1年以上経っていてもメーカーやキャリアの有償補償に加入中で補償が受けられる状態にある端末です。AppleCare+に入っているうちなら後者の条件を満たします。

外す前に登録すると順番が合います

AppleCare+を先に外してしまうと、購入から1年を過ぎた端末は登録の条件から外れます。登録を済ませてからAppleCare+を解約すれば、切れ目なく受け皿が残ります。私はこの順番で入れ替えました。

併用したときの扱いは別の記事にあります

AppleCare+とモバイル保険を両方持った場合にどうなるかはAppleCareとモバイル保険を並べた記事で扱っています。重ねたままにする必要はありませんが、入れ替える数日だけ重なるのは問題ありません。


結論:2年で1回も割っていないならAppleCare+はいりません。外すのは、月700円で自己負担なしの受け皿を登録してからにする。AppleCare+に入っているうちなら、登録の条件を満たせます。
主端末1台+副端末2台まで、月700円から。

月700円・最大3台まで

モバイル保険の公式ページを見る →

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※料金や条件は変わることがあります。加入前に、最新の内容を公式ページで確認してください。

AppleCareがいらないかについてよくある質問

Q. AppleCareはいつでも解約できますか

A. できます。

サービス規約には「お客様は、お客様の本プランの種類や理由にかかわらずいつでも、直ちに有効に本プランを解約することができ」と書かれています。契約期間の縛りはありません。ただし、解約の方法によって返金の有無が変わります。

Q. 解約したらすぐ保証はなくなりますか

A. 方法によって変わります。

Appleに連絡して解約した場合は、その時点で保証が終わります。デバイスのサブスクリプション画面から次回更新を止めた場合は、すでに支払った期間の末日24時まで有効なままです。後者は返金がない代わりに、期間の終わりまで保証が残ります。

Q. 使っていない期間のお金は戻ってきますか

A. Appleに連絡して解約した場合は戻ります。

マンスリープランは14日以内、年間プランと固定期間プランは30日以内なら全額です。それを過ぎたあとは、残っている期間に応じた比例配分または日割り計算になります。サブスクリプション画面から止めた場合は返金がありません。

Q. 一度修理を使っていても返金はありますか

A. 減るか、なくなる可能性があります。

同じ「やめる」でも、2つの止め方がある

規約には「Appleは返金額から受け取った給付の価値を差し引くことがあり、その結果、お客様への返金が行われない場合があります」と書かれています。すでに修理を受けている場合、返金を前提に計算しないほうが安全です。

Q. AppleCareの修理回数に上限はありますか

A. ありません。

規約には、プランが有効である間はサービスイベントを無制限に受けることができると書かれています。ただし解約または終了したあとにAppleが受け取った依頼は対象になりません。

Q. AppleCareを外したあとに入り直せますか

A. 条件を満たせば入れる場合があります。

私が確認した時点では、Appleは購入から一定期間内の加入を原則としていますが、対象デバイスの状態を確認したうえで後から加入できる仕組みも用意しています。ただし外している間に壊した場合は自己負担になるので、空白の期間を作らないほうが安全です。

Q. AppleCareを外したあと何も入らないのは危険ですか

A. 修理費を自分で払える金額かどうかで判断します。

サービス料が3,700円のAirPodsなら、外して自分で持っても困りません。画面修理が4万円を超えるiPhoneは、外したときに背負う金額が大きくなります。金額の大きい端末だけ、月額の低い受け皿に移す方法があります。

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