applecareが2年経過後も切れていなかった理由

ナルセ
保証の中身を1つずつ確かめている調査員です。AppleCare+にiPhoneを2年入れて、修理は一度もありませんでした。今はモバイル保険に切り替えて使っています。

iPhoneの設定画面を開いて、AppleCare+の欄が消えていないことに気づきました。買ってから2年3ヶ月。とっくに切れているはずの保証が、まだそこに表示されている

一瞬、得をした気分になりました。次の瞬間、口座から毎月1,180円が引かれ続けているという当たり前の事実に行き当たりました。

2年で終わる保証だと思い込んでいたのは、私の側の勘違いでした。AppleCare+には「2年で終わるもの」と「解約するまで終わらないもの」の2種類があって、私が入っていたのは後者だった。しかも、切れたあとに入り直せる期限が別に存在していることも、そのとき初めて知りました。

Apple公式のサポート記事を1本ずつ読み直しながら、2年経過後に何が起きるのかを整理しました。

保証を横に並べて見比べたい方へ。AppleCare+・キャリアの補償・モバイル保険を1ページにまとめています。

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applecareが2年経過後にどうなるかは契約の形で決まる

同じ「AppleCare+に入っている」でも、2年経過後の挙動は契約の形で真っ二つに分かれます。

一括払いで2年分をまとめて払った場合

購入時に2年分を一括で払ったなら、その2年が満了した時点で保証は終わります。自動では延長されません。

「2年で切れる」のは一括2年払いだけ

この形は端末の販売価格に上乗せする形で契約することが多く、家電量販店やキャリアショップ経由で買った人に多い印象があります。

月払い・年払いで契約している場合

定期払いのAppleCare+は、解約するまで終わりません。2年という区切り自体が存在しない。

私が入っていたのはこちらでした。月1,180円が引き落とされ続け、設定画面の保証欄も消えないまま3年目に入っていた。「2年で切れる」という感覚だけが古い情報として残っていたわけです。

自分がどちらなのかを確かめる

今の状態は設定から3手で分かる

設定 > 一般 > AppleCareと保証、の順に開けば現在の状態が出ます。定期払いなら次回の請求日が、固定期間なら終了予定日が表示されます。

端末の画面で見つからない場合は、Webのマイサポートから「登録書を表示する」に進むと契約の内容が確認できます。ここで出てくる書面には契約番号が載っていて、あとでAppleに問い合わせるときに聞かれる番号でもあります

期間の数え方そのものが分かりにくいと感じたら、アップルケアの期間を先に読むと整理しやすくなります。

2年で切れるという前提はもう古い

Appleが日本で提供しているのはAppleCare+と盗難・紛失プランの2つで、どちらも定期払いを選べます。「AppleCare+=2年」という理解は、選択肢が固定期間しかなかった頃の名残です。

2年経過後に慌てる人の多くは、実はまだ切れていない側にいます。まず自分がどちらなのかを見てください。

applecareを2年経過後に延長できる45日というルール

固定期間で切れてしまった側の人にとって、ここからが実務の話になります。

保証終了後45日以内という記載

Appleのサポート記事には、保証期間の終了後45日以内であれば新しい保証を購入できる場合がある、と書かれています。

「延長」という言葉が使われがちですが、正確には既存の契約を伸ばすのではなく、終了した直後の45日間だけ新規購入の窓が開いているという構造です。

新しいプランは定期払いになる

この窓から入り直した場合、新しいプランは定期払いになります。つまり2年一括で入っていた人が入り直すと、月払いか年払いに形が変わる。

これは悪い話ばかりではありません。定期払いなら、必要なくなった時点で自分の判断で止められます。2年分をまとめて前払いする形と違って、続けるかどうかを毎月判断できる状態になる。

裏を返せば、止める判断を自分でしない限り引き落としが続くということでもあります。私が3年目に入っていたことに気づかなかったのは、まさにこの構造のせいでした。

購入後30日とは別の期限

ここで混同されやすいのが、端末購入後30日以内という別の期限です。数字が近いので取り違えやすい。

期限対象何ができるか
購入後30日以内AppleCare+にまだ入っていない端末あとからAppleCare+に加入する
保証終了後45日以内AppleCare+が終了してしまった端末新しい保証を購入できる場合がある

30日は「入りそびれた人の救済」、45日は「切れてしまった人の救済」。狙っている場面がまったく違います。あとから入る側の話はアップルケアにあとから入るにまとめています。

延長したときの料金の考え方

入り直したあとの料金は、新規で定期払いに加入するのと同じ扱いになります。2年使った端末だから安くなる、という仕組みではありません。

30日と45日は、狙っている場面が違う

製品ごとの金額はアップルケアの料金で確認できます。ここで一度、月額に12を掛けてみてください。3年目・4年目も同じ額を払い続けるかどうかが、この記事の後半の論点になります。

applecareを2年経過後に延長できないときに起きていること

45日以内のはずなのに手続きの画面が出てこない、という詰まり方をする人がいます。原因はだいたい4つに絞れます。

原因1 支払い方法で決済できず解約された

これがいちばん見落とされます。Appleのサポート記事には、登録済みのお支払い方法で決済できなかった場合に保証が解約される可能性があると明記されています。

カードの有効期限が切れた。限度額に達していた。引き落とし口座の残高が足りなかった。本人は「2年経ったから切れた」と思い込んでいるのに、実際は決済が通らずに止まっていた、というケースがあり得るわけです。

この違いは大きい。2年で切れたのなら45日の窓が開いていますが、決済が通らずに解約された場合は、そもそも自分がいつ無保証になったのかを把握できていません。カードを更新した記憶が2ヶ月前にあるなら、無保証の期間はすでに2ヶ月続いていた可能性があります

Appleによれば、解約される前であれば支払い方法を更新できる場合があります。解約されてしまった場合でも、新しい保証を購入できるかどうかを確認できるとされています。まずApple Accountに登録している支払い方法が今も生きているかを見てください。

原因2 プランがApple Accountに関連付けられていない

購入したのに保証情報が表示されない場合、プランがApple Accountに紐づいていない可能性があります。

このときは「AppleCare+の設定を完了」といった案内が出て、そこからプランをApple Accountへリンクする手順に進めます。リンクが済んでいないだけなら、契約自体は生きています。

原因3 別のApple Accountにリンクされている

家族の端末をまとめて管理していたり、途中でアカウントを作り直したりしていると、保証が別のApple Accountに紐づいたままになることがあります。

心当たりのあるアカウントでサインインし直すと表示されることがあります。

原因4 45日を過ぎている

窓が閉じてしまった場合です。この場合はAppleCare+という選択肢そのものが消えます。

過ぎてしまったなら、Appleの保証に戻る道を探すより、別の守り方に切り替えたほうが早い。端末を買い替えるまで無保証で通すのか、端末ごとではない形の保険に移るのか、という選択に変わります

症状考えられる原因やること
心当たりなく保証が消えた支払い方法で決済できず解約された支払い方法を更新し新規購入の可否を確認する
買ったのに保証が表示されないApple Accountに関連付けられていない案内に従いプランをアカウントへリンクする
端末には出るがWebに出ない別のApple Accountにリンクされている心当たりのあるアカウントでサインインし直す
手続き画面自体が出ない保証終了から45日を過ぎているAppleCare+以外の選択肢を検討する
状況がまったく掴めない契約情報が確認できていない契約番号とシリアル番号とレシートを揃えてAppleに問い合わせる

自分から解約した場合の返金や条件はアップルケアの解約で扱っています。

applecareの2年経過後という起点は正確とは限らない

45日という期限を守ろうとするなら、その45日をどこから数えるのかが問題になります。起点は保証の終了日で、終了日はAppleに登録された購入日から計算されます。

Appleに登録された購入日は間違っている場合がある

Appleのサポート記事には、システムが提示する購入日が間違っている場合があるとはっきり書かれています。

流通の途中で登録された日付が使われていたり、店舗側の登録日がずれていたりする。数日のずれなら普段は気づきません。ところが45日という短い窓を数えるときには、その数日が効いてきます。

ナルセ
私も自分の端末を確認したら、レシートの日付と登録上の購入日が3日ずれていました。普段なら気にも留めない差ですが、45日を数える起点がずれるという意味では小さくない。

訂正にはレシートがいる

購入日を直すには、初回購入時のレシートが必要になります。家電量販店の紙のレシートは色が飛びますし、通販のメール1通に頼っている人も多い。

期限が絡む話なので、レシートは端末を買った時点で写真に撮っておくのが確実です。

期限が近いなら先に確認する

もう2年が近いと分かっているなら、切れてから慌てるのではなく、切れる前に登録上の購入日を見ておく。順番が逆になると、訂正の手続きをしている間に45日が過ぎます。

私が調べた時点では、この購入日のずれと45日の期限を結びつけて書いている解説はほとんど見当たりませんでした。45日という数字だけが独り歩きしていて、その45日をどこから数えるのかが抜けている。期限の話をするなら、起点の正確さまで含めて確認するべきだと思っています。

applecareが2年経過後も残っているものがある

保証が切れた=ゼロ、ではありません。手元に残るものがいくつかあります。

解約しても支払い済み期間の末日まで有効な場合がある

定期払いを自分で解約した場合について、Appleは支払い済みの最後の月または年が終了するまで有効となる場合がある、としています。

解約ボタンを押した瞬間に無防備になるわけではない、ということです。月の途中で解約しても、その月の分は残る可能性がある。

修理を受けた箇所には90日の保証が残る

Apple製品1年限定保証の日本語版には、交換部品や修理後の製品について「本保証の残存期間、または交換日もしくは修理日から90日間のいずれか長い期間」という記載があります。

2年が切れる直前に修理を受けていたなら、その修理箇所については90日の保証が残っている可能性があります。保証が全部消えたと思っている人ほど、ここを知りません。

修理サービスプログラムは保証状況に出てこない

特定の不具合を対象にした無償の修理サービスプログラムは、保証状況の画面には反映されないとAppleは説明しています

これは対象製品に不具合が見つかったときにAppleが個別に用意するもので、保証期間とは別の枠組みで動いています。画面に何も出ていないから対象外だ、と判断してしまうと機会を逃します。自分の機種名と症状で公式の一覧を見に行ったほうが早い。

消費者法上の権利は別枠

日本の消費者法に基づく権利は、メーカー保証に加えて提供されるものだとApple自身が明記しています。保証が切れたことと、法律上の権利がなくなることはイコールではありません。

applecareを2年経過後も払い続けるかの判断軸

入り直せたとしても、そこから先は毎月1,000円前後を払い続ける契約が再び始まります

端末の価値は下がるのに保険料は下がらない

2年落ちのiPhoneは、新品時よりも中古相場が下がっています。壊れたときに失う金額は確実に小さくなっている。

にもかかわらず、AppleCare+の月額は初日と同じです。守る対象の価値だけが下がって、払う額が下がらない状態が3年目以降ずっと続きます。

私が2年で払った額と使った額

私はiPhone1台にAppleCare+を月1,180円で2年間かけていました。合計2万8,320円。使った修理は、ゼロ回です。

このまま3年目に入れば累計4万2,480円、4年目まで続ければ5万6,640円になります。2年落ちの端末を守るために、この額を積み増していく計算になる。

もちろん割れなかったのは運です。1回でも画面を割っていれば計算はひっくり返っていました。ただ、3年目もこの金額を払い続けるかと聞かれたとき、私は続けられませんでした。守っているものが1台だけだったからです。

守りたい機器が1台か複数か

手元を見回すと、iPhoneのほかにiPadとワイヤレスイヤホンがありました。AppleCare+は端末ごとの契約なので、全部を守ろうとすると契約が3つになります。

2年経過後に判断が変わるのはここです。1台あたりで数えている限り、端末が増えるほど固定費が積み上がる。しかも新しく買った端末のほうが壊れたときの損失は大きいのに、守れているのは古いiPhoneだけ、という逆転が起きていました。

保険を端末単位で持つ限り、この逆転は買い替えのたびに繰り返されます。

選択肢向いている人注意点
AppleCare+を続けるiPhone1台に集中していて画面割れの不安が大きい人端末が古くなっても月額は下がらない
何も入らない端末を丁寧に扱えて修理費を自己負担できる人落下や水没の全額が自己負担になる
台数で数える保険に乗り換えるiPhone以外にも守りたい機器がある人補償の年間上限や対象範囲を先に確認する

要否そのものを迷っている場合はアップルケアは必要かも合わせて読んでください。

台数で数える保険という選択肢

私が2年経過後に選んだのは、端末ごとではなく契約ごとに数える形でした。1契約で主端末1台と副端末2台までを対象にできる保険です。

iPhoneを主端末に、iPadとワイヤレスイヤホンを副端末に置くと、AppleCare+を3契約するのとは固定費の構造が変わります。守る対象が増えても契約は1つのままだからです

補償の年間上限や対象になる故障の範囲はAppleCare+と同じではありません。そこは加入前に自分で確認する必要があります。それでも、2年経過後という「端末が増えていて、古い1台だけが守られている」タイミングでは、数え方を変えるほうが自然でした。

2年落ちの端末に、新品と同じ保険料を払い続けますか。
守りたい機器が1台ではなくなっているなら、数え方を変えたほうが早い。
端末ごとではなく1契約で主端末1台+副端末2台まで。

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applecareを2年経過後に端末を売るときのプランの扱い

2年経過後は買い替えのタイミングでもあります。手放す端末に残っているプランをどうするか。

一括払いなら新しい所有者に移行できる場合がある

Appleは、デバイスを売却または譲渡する際にAppleCareプランを新しい所有者へ移行できる場合があるとしています。

必要になるのは契約番号とシリアル番号、そして登録書です。マイサポートから確認したうえで、新しい所有者の情報を添えてAppleサポートに依頼する流れになります。保証が残っている端末は、その分だけ買い手にとっての価値も上がります

ただしプランの種類や国・地域によっては移行できない場合があるとされています。売却の話が進んでから確認するのではなく、手放すと決めた時点で移行できるかどうかを問い合わせておくほうが確実です。

月払い・年払いは移行できない

一方で、月払いや年払いのプランはApple Accountに紐づいているため移行できないとされています。契約が端末ではなくアカウントに乗っている以上、端末だけを渡しても保証はついていきません

定期払いのまま端末だけ手放すと、使っていない端末の保証料を払い続けることになります。売る前に解約の手続きまで済ませてください。

applecareの2年経過後についてよくある質問

Q. applecareは2年経過後に自動で延長されますか

A. 契約の形によります。月払い・年払いの定期払いなら、解約しない限り自動で続きます。2年分を一括で払った固定期間の契約なら自動延長はされず、その時点で終了します。

Q. アップルケアは何年まで延長できますか

A. 上限の年数はApple公式に明記されていません。定期払いを続けている限りは継続する形になります。ただし対象製品やサポート提供の状況は変わり得るため、長期の前提で考えるより、毎年の更新時に払い続ける価値があるかを見直すほうが現実的です。

Q. applecareの延長料金は2年目までより安くなりますか

A. 安くはなりません。入り直した場合も新規の定期払いと同じ料金体系になります。端末が古くなっても月額が下がる仕組みは用意されていません。

Q. アップルケアが延長できないのはなぜですか

A. 原因は主に4つです。支払い方法で決済できず解約されていた、プランがApple Accountに関連付けられていない、別のApple Accountにリンクされている、保証終了から45日を過ぎている。まず支払い方法とサインイン中のアカウントを確認してください。

Q. 2年経過後にAppleCare+を解約したら即日で保証はなくなりますか

A. 即日とは限りません。Appleは定期払いについて、支払い済みの最後の月または年が終了するまで有効となる場合があるとしています。ただし条件は国や地域で異なるため、解約前に画面上の案内を確認してください。

Q. 2年経過後に修理した箇所の保証はどうなりますか

A. 残っている場合があります。Apple製品1年限定保証には、交換部品や修理後の製品について残存期間または修理日から90日間のいずれか長い期間という記載があります。保証が切れた直後の修理でも、その箇所には保証が残っている可能性があります。

Q. 2年経過後に端末を売る場合AppleCare+はどうなりますか

A. 一括払いなら新しい所有者へ移行できる場合があります。月払い・年払いはApple Accountに紐づくため移行できません。定期払いのまま手放すと保証料だけが引き落とされ続けるので、売る前に解約してください。

2年経過後に本当に困るのは、延長の手順が分からないことではありませんでした。手順どおりに進めたのに画面が出てこない瞬間です。その裏側では、決済が通っていなかったり、アカウントの紐づけが済んでいなかったり、そもそも数え始める購入日がずれていたりする。

そして仮に無事入り直せたとしても、次の1年で同じ問いが戻ってきます。2年落ちの端末に、新品と同じ保険料を払い続けるのか。

私はこの問いに、続ける以外の答えを選びました。守りたいものがiPhone1台ではなくなっていたからです。

結論:2年経過後は延長するかどうかを決める場面ではなく、何を何台守るのかを数え直す場面でした


結論:2年経過後に見直すのは期限ではなく台数でした。
AppleCare+を3契約すると固定費は3倍になります。
私はiPhone・iPad・ワイヤレスイヤホンを1契約でまとめました。
主端末1台+副端末2台まで、月700円から。

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