クレジットカードの明細に、AppleCare+の1,180円が並んでいるのを見つけました。
iPhoneを買ってから2年、一度も修理に出していません。それでも解約に手が伸びなかったのは、やめた翌週に落として割る自分が浮かぶからです。
やっと重い腰を上げて調べ始めて、想定していなかったことが分かりました。解約のやり方は一つではなく、しかもどれを選ぶかで、戻ってくるお金が変わります。
先に、次の保証をどれにするかだけ知りたい方へ。解約したあとの選択肢を横並びで見たい場合は、こちらにまとめています。
アップルケアの解約は方法が2つあり返金の有無が変わる
同じ「解約」でも、行き先が2つに分かれています。
| 方法 | 解約されるタイミング | 返金 |
|---|---|---|
| サブスクリプションを止める | 支払い済みの月末または年末の24時 | なし |
| Appleに解約を申し出る | 申し出が受け付けられた時点 | あり |
手軽なほうを選ぶと、返金がない。ここを知らないまま画面上で完結させてしまう人が多いのだと思います。
アップルケアの解約でサブスクを止める方式は返金がない
iPhoneの「設定」から「一般」に進み、「AppleCareと保証」を開くと、加入中のプランが並びます。ここから解約できます。
Apple Accountの「サブスクリプション」からも同じことができて、こちらのほうが見つけやすいかもしれません。
この方式は、次回の自動更新を止めるという意味です。プランは最後に支払った月の末日、年払いならその年の末日まで有効なままで、その時点で自動的に終わります。すでに払った分は戻りません。
言い換えると、月の初めに気づいて手続きしても、月の終わりに手続きしても、支払う額は同じです。急いで押す必要はありません。
アップルケアの解約をAppleに申し出る方式なら返金がある
もう一つは、Appleに直接申し出るやり方です。
電話の場合は0120-277-535。書面で送る場合は、AppleCare サービス & サポート製品事務局(〒106-6140 東京都港区六本木6丁目10番1号)宛てに、シリアル番号・プラン契約番号・購入証明・連絡先を記した通知を送ります。書面はAppleに届いた時点で解約になります。
こちらを選ぶと、残っている期間に応じた返金を受けられます。ただし全額戻るのか一部なのかは、次の章の条件で決まります。
アップルケア解約の返金はプランと経過日数で決まる
返金の額は、加入しているプランの種類と、購入日または更新日からの経過日数で決まります。
| プラン | 全額返金になる期間 | それ以降 |
|---|---|---|
| マンスリー(月払い) | 購入日・更新日から14日以内 | 残りの期間に応じた比例配分 |
| 年間プラン(年払い) | 購入日・更新日から30日以内 | 残りの期間に応じた日割り |
| 固定期間プラン(一括前払い) | 購入日から30日以内 | 残りの期間に応じた比例配分 |
境目が14日と30日で違う点だけ、混ざらないように押さえておくと安全です。
支払っている額そのものを確かめ直したい方は、アップルケアの料金に現在の金額をまとめています。
アップルケアのマンスリープランは14日が返金の境目
月払いは、毎月の更新日を起点に数えます。
更新から14日以内に解約を申し出れば、その月に払った分は全額戻ります。14日を過ぎている場合は、残っている日数分が比例配分で戻る形です。
つまり、更新直後に気づいた月と、更新から3週間経って気づいた月では、同じ手続きでも結果が違います。明細を見て「今月分をまだほとんど使っていない」と感じたときは、その足で電話したほうが有利です。
アップルケアの年間プランと一括払いは30日が境目
年払いと、購入時にまとめて払う固定期間プランは、どちらも30日が線引きになります。
30日以内なら全額。30日を超えていれば、年払いは日割り、一括払いは残存期間に応じた比例配分です。年単位で払っている場合、残りが10か月あれば、その10か月分が返ってくる計算になります。
一括で払った人ほど、放置している間に戻る額が減っていく。引き出しで眠っている端末の分を払い続けているなら、ここが一番効きます。
なお、Apple正規取扱店で買った固定期間プランを購入から30日以内に解約する場合は、その取扱店を経由する必要があることがあります。買った場所は覚えておいたほうがいいです。
アップルケアで修理を受けた後の解約は返金が消えることがある
ここは見落としやすいところです。
すでにそのプランで修理などのサービスを受けている場合、Appleは受け取ったサービスの対価を返金額から差し引くことができます。差し引いた結果、返金が行われないこともあります。
画面を割って交換してもらった直後に解約する、といった順番だと、日数の条件を満たしていても戻らない可能性があるということです。
| 状況 | 返金の見込み |
|---|---|
| 一度も使っていない | 条件どおりに戻る |
| 修理や交換を受けたことがある | 受けたサービスの分が差し引かれる |
アップルケアの解約手順は買った場所で分かれる
窓口は、加入したときの経路で変わります。
| 加入した場所 | 解約の窓口 |
|---|---|
| Appleで購入した | Appleの設定画面・サブスクリプション・電話・書面 |
| 通信キャリア経由で加入した | そのキャリアの窓口 |
| Apple正規取扱店や量販店で購入した | その販売店。場合によりApple |
解約できずに立ち止まっている方の多くは、この分岐で違う窓口を叩いています。
Appleで買ったアップルケアを解約する手順
Appleから直接買った月払い・年払いなら、端末の中だけで完結します。
| 順番 | やること |
|---|---|
| 1 | 「設定」→「一般」→「AppleCareと保証」を開く |
| 2 | 解約したいプランを選ぶ |
| 3 | 画面の指示に沿って進める |
返金を受けたい場合は、この画面ではなく電話です。手元に用意しておくものが3つあります。
- AppleCareの契約番号(Apple Accountにサインインして対象デバイスを選ぶと確認できます)
- 対象デバイスのシリアル番号
- 購入時のレシートの原本
一括で払った固定期間プランは、Appleサポートアプリの手順に従うか、getsupport.apple.com/products から「ハードウェア保証」を選ぶ経路でも進められます。
キャリアや量販店で買ったアップルケアを解約する手順
通信キャリアの毎月の請求にまとめられている場合、Appleの画面には出てきません。
この場合はキャリアの窓口に問い合わせて、解約と返金を依頼します。ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルのいずれも、自社のマイページか電話窓口で受け付けています。
量販店で一括払いのプランを買った場合も同じ考え方で、まずは購入した販売店に連絡します。購入から30日を超えている場合は、Appleへの電話や書面での通知に切り替えられることがあります。
AppleCare+をやめたあと、私が移ったのがモバイル保険です。スマホ・タブレット・イヤホンを1契約でまとめて守れます。
アップルケアが解約できないときに詰まっている場所
「解約できない」と検索されている状態の多くは、手続きの問題ではなく、探している場所の問題です。
| 症状 | 起きていること |
|---|---|
| サブスクリプションに出てこない | Apple Accountに関連付けられていない |
| 設定に加入中のプランが出ない | キャリア経由の加入で、Apple側に情報がない |
| 端末を売ったのに請求が続く | 解約も譲渡もしていない |
アップルケアがサブスクリプションに表示されない
一覧に見当たらないとき、まず疑うのはApple Accountとの紐づけです。
プランがアカウントに関連付けられていない場合、サブスクリプションの一覧には現れません。アカウントの設定を完了させれば表示されるようになります。
それでも見つからないなら、加入経路がAppleではない可能性が高いです。契約したときのメールや、毎月の請求元を確認すると、どちらの窓口に連絡すべきかが分かります。
アップルケアを解約せずに端末を売ると請求が残る
使わなくなった端末を売った、あるいは家族に譲った。それだけでは、プランは終わりません。
売却や譲渡をするなら、解約する代わりに、新しい所有者へプランを移行するという選択肢もあります。手放す端末に保証が付いたままのほうが、譲る相手にとってはありがたい場合もあります。
なお、Apple Trade Inプログラムで下取りに出した場合は、それが解約の意思表示とみなされ、下取りが受理された時点で解約されます。下取り以外の方法で手放したときは、自分で手続きが必要です。
引き出しで眠っている端末の分だけ、静かに払い続けている。これが一番もったいない形だと思います。
アップルケアを解約した後の保証を私はどうしたか

解約の手続き自体は、電話1本で終わりました。問題は、その翌日からです。
私が払っていたのは、iPhone1台に対して月1,180円でした。壊した記憶はありません。それでも、次に落としたときのことを考えると、何もない状態でいるのは落ち着かなかった。
そこで移ったのがモバイル保険です。
| AppleCare+(当時) | モバイル保険(今) | |
|---|---|---|
| 月額 | 1,180円 | 700円 |
| 守れる台数 | iPhone1台 | 最大3台 |
| 修理時の自己負担 | あり | なし |
| お金の戻り方 | 決められた自己負担で修理 | かかった修理代がそのまま戻る |
今はiPhoneを主端末に、iPadとワイヤレスイヤホンを副端末に置いています。1台あたりで考えると、負担は当時の3分の1以下になりました。
一つ順番の注意があります。AppleCare+などの有償の補償に入っている状態のまま申し込むと、購入から1年以上経った端末でも登録できます。解約してから探すのではなく、次を決めてから解約したほうが、選択肢が広い。私は逆の順番でやってしまい、少し焦りました。
そもそも保証自体を続けるべきかから考え直したい方は、アップルケアは必要かを判断するにも判断材料を並べています。
アップルケアの解約に迷う方のよくある質問
Q. アップルケアを月の途中で解約すると損をしますか

A. 選ぶ方法によります。サブスクリプションを止める方式なら、月のいつ手続きしても支払う額は同じで、月末まで保証が続きます。Appleに申し出る方式なら、更新日から14日以内は全額、それ以降は残りの日数分が戻ります。
Q. アップルケアを解約した後にもう一度入れますか
A. 同じ端末で再加入できる場合はありますが、条件は加入時点の端末の状態によります。解約したあとに壊れた箇所があると、その時点で対象外になることがあるので、迷っている段階で外すのは慎重に判断したほうが安全です。
Q. アップルケアの解約に電話番号は必要ですか
A. 画面上で完結させる場合は不要です。返金を受けたい場合や、プランが表示されない場合は、Appleへの電話(0120-277-535)が確実です。契約番号とシリアル番号、購入時のレシートを手元に置いてからかけると早く終わります。
Q. アップルケアを解約すると保証はすぐ切れますか
A. 方法によって違います。サブスクリプションを止めた場合は、支払い済みの月末または年末まで保証が続きます。Appleに申し出て返金を受ける場合は、その時点で保証も終わります。
解約そのものは、思っていたより簡単でした。つまずくとしたら、手順ではなく順番のほうです。
返金がほしいなら画面ではなく電話。修理を受けたことがあるなら期待しすぎない。手放す端末があるなら、売る前に決める。私が調べた範囲では、この3つを外さなければ、大きく損をすることはありませんでした。
そもそも保険自体が要らないのではと感じている方は、iPhoneに保険はいらないと言われる理由もあわせて読んでみてください。
結論:私なら、解約の画面を開く前に、次の保証を先に決めます。
月700円で、スマホだけでなくタブレットもイヤホンも、1契約で最大3台までまとめて守れます。しかも、壊れたら一律いくら、ではなく、かかった修理代がそのまま戻ってきます。
※料金や条件は変わることがあります。加入前に、最新の内容を公式ページで確認してください。