アップルウォッチのアップルケアがいらない人を数えました

ナルセ
保証の中身を1つずつ確かめている調査員です。AppleCare+にiPhoneを2年入れて、修理は一度もありませんでした。今はモバイル保険に切り替えて使っています。

保証を横に並べて見比べたい方へ。AppleCare+・キャリアの補償・モバイル保険を1ページにまとめています。

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アップルウォッチのアップルケアがいらないと言われるのは本体価格が理由です

アップルウォッチのアップルケアはいらない、という声を何度か見かけました。理由として挙げられているのは、だいたい同じ2つです。

手首に着いているので落としにくいと言われます

1つ目は、壊す機会が少ないという話です。iPhoneのように手に持って使うものではなく、手首に固定されています。バンドが外れないかぎり、床に落ちる場面はそう多くありません。ポケットから滑り落ちる、机の端から落ちるといった、スマートフォンで起きやすい事故がそもそも起きにくい形です。

本体価格がiPhoneより低いと言われます

2つ目は、壊れたときの修理代が本体価格に見合わないという話です。Apple WatchはiPhoneより本体が安く、Series 11で64,800円から、SE 3で37,800円からです。守る対象の額が小さいぶん、保証料の重さが目立ちます。10万円を超える端末を守るのと、6万円台の端末を守るのとでは、同じ保証料でも意味が変わります。

2つとも数値で確かめられる話です

どちらも感覚の話に見えますが、金額を並べれば確かめられます。保証料が本体価格の何割にあたるのか、そして自分が年に何回壊すのか。この2つを置けば、いらないかどうかは自分で数えられます。どちらの数字も、他人の平均ではなく自分の使い方から出せるものです。

一方でいらないと言い切れない場合もあります

ただし、すべての人に当てはまるわけではありません。屋外で使う人や、水に入る人、Ultraのように本体価格が高いモデルを使う人では、事情が変わります。いらないという声は多数派の使い方を前提にしていて、そこから外れる人には別の答えが要ります。

料金から順に置いていきます

この記事では、まずアップルウォッチのアップルケアプラスがいくらなのかを置きます。そのうえで、いらない人と要る人の条件を分けて、最後に守り方の数え方を並べます。アップルケアという言葉そのものの整理はアップルケアの全体像をまとめた記事にあります。

アップルウォッチのアップルケアプラスは月680円からです

まず現在の額を確かめました。

モデルによって額が分かれます

アップルウォッチのアップルケアプラスは、モデルごとに料金が違います。標準のSeriesと、上位のUltra、そしてHermèsで額が分かれています。同じApple Watchという名前でも、どれを買ったかで払う額が変わります。

モデル別の料金を並べました

モデル月払い一括
Apple Watch Series 11680円2年 12,800円
Apple Watch Ultra 3880円2年 16,800円
Apple Watch Hermès880円3年 24,800円

Seriesは月680円です

いちばん多く使われている標準のSeriesは月680円です。2年の一括にすると12,800円になります。月払いを24か月続けると16,320円なので、2年使うつもりなら一括のほうが3,500円ほど安く収まります。月払いは途中でやめられるぶん、続ける前提では割高になる設計です。

Ultraは月880円です

Ultraは月880円、2年の一括で16,800円です。本体価格が129,800円からと高いぶん、保証の額も上がっています。ただし上げ幅は本体価格の差ほどではなく、Seriesとの月額の開きは200円です。

Hermèsは期間が3年です

Hermèsは月額こそUltraと同じですが、一括のプランが3年で24,800円になっています。他のモデルと期間が違うので、比べるときは年あたりに直す必要があります。年あたりにすると8,267円ほどで、Ultraの2年一括を年に直した8,400円とほぼ並びます

SEは今回の改定では据え置きです

SEについては、後述する2026年7月の改定の対象に入っていません。額はSeriesより低い水準のままです。本体が37,800円からと安いモデルなので、保証料もそれに合わせた設計になっています。もっとも、本体が安いぶん、保証を掛ける意味そのものが薄くなるモデルでもあります。製品別の料金はアップルケアの料金を整理した記事にもまとめています。

アップルウォッチのアップルケアプラスは2026年7月に値上げされました

料金を調べていて、直近で額が変わっていることに気づきました。

日本で複数の製品が対象になりました

2026年7月に、日本でアップルケアプラスの料金が改定されました。対象になったのはMacとiPadとApple WatchとApple TVとHomePod miniです。米国ではMacとiPadだけが対象で、日本のほうが範囲が広い形になりました。

iPhoneは据え置きでした

この改定でiPhoneの額は変わっていません。アップルケアプラスの値上げというニュースを見て、iPhoneのぶんも上がったと思った人がいるかもしれませんが、今回の対象には入っていません

値上げ前と後を並べました

モデル改定前改定後
Series 11 月払い580円680円+100円
Series 11 2年一括11,800円12,800円+1,000円
Ultra 3 月払い740円880円+140円
Ultra 3 2年一括14,800円16,800円+2,000円
Hermès 3年一括21,800円24,800円+3,000円

月額で100円から140円の幅です

表を見ると、月払いで100円から140円の上げ幅です。年に直すと1,200円から1,680円になります。2年の一括では1,000円から2,000円の差です。額としては小さく見えますが、Series 11は月580円から680円なので、率にすると17%ほどの上げ幅になります。

対象は新しく入る人だけです

この改定が適用されるのは新規の契約です。すでに加入している人の額は変わりません。途中で請求が上がることはない形です。すでに月580円で入っている人は、その契約が続くかぎり580円のままです。

古い記事の料金表は数字が違います

一方で、これは記事を読むときに注意が要る部分でもあります。改定の前に書かれた記事の料金表は、いま入る人が払う額とずれています。月580円と書いてある記事を見て決めると、実際には月680円を払うことになります

アップルウォッチのアップルケアに入っても修理には自己負担があります

料金の次に、実際に壊したときの扱いを確かめました。

修理代がゼロになるわけではありません

アップルケアプラスに入っていても、過失による損傷の修理には自己負担があります。月額とは別に、修理の場面でもう一度支払いが発生する形です。月額を払っていれば修理が無料になる、という理解でいると、持ち込んだときに差が出ます。

額は損傷の内容で分かれます

自己負担の額は、どこがどう壊れたかによって分かれています。iPhoneでは画面のみと背面ガラスのみが3,700円、その他の損傷が12,900円という区分です。Apple Watchも同じように区分が置かれています。持ち込む前に、自分の壊し方がどの区分に入るのかを見ておくと支払いの見込みが立ちます。

回数にも上限があります

過失による損傷の修理は、無制限に受けられるわけではありません。期間内の回数に上限が設けられています。落とすたびに使えるという性質のものではないので、頻繁に壊す前提で考えるのは合いません。上限を使い切ったあとは、加入していない場合と同じ修理代がかかります。

加入できるのは購入から30日以内です

そして、入れる期間にも条件があります。日本では、製品の購入日から30日以内です。1年ほど使ってから入ろうと思っても、その時点では申し込めません。国によって扱いが違い、日本は短いほうです。

加入時に端末の状態を確認されます

期限内であっても、端末が正常に動いていることが条件です。すでに傷んでいるものを持ち込んで入る、という使い方はできません。壊れてから入るという順番は、どの保証でも通らない形になっています。

買った直後に決めることになります

つまり、アップルウォッチを買った直後の段階で、2年分の保証に入るかどうかを決めることになります。半年使ってみて自分は壊しやすいとわかった、という順番では間に合いません。この点はアップルケアが必要かを整理した記事にも書きました。

アップルケアは製品ごとの契約なので、iPhoneとApple Watchを守ると月額が二重にかかります。
端末ごとではなく1契約で主端末1台+副端末2台まで。

月700円・最大3台まで

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アップルウォッチのアップルケアがいらないのは壊す機会が少ない人です

ここまでの数値を置いたうえで、いらない側の条件を整理しました。

本体価格と保証料を並べました

モデル本体価格2年の保証料本体価格に対する割合
Series 1164,800円から12,800円約2割
Ultra 3129,800円から16,800円約1割3分

Seriesは本体価格の2割になります

表の1行目が、いらないと言われる根拠のいちばん太い部分です。Series 11の本体が64,800円からで、2年の保証料が12,800円。本体価格のおよそ2割を、壊れるかどうかわからない2年間に先に払う形になります。別の見方をすると、2年ごとに本体を1台買うたびに、5分の1をもう一度払っている勘定です

屋内で使う人は壊す機会が少ないです

そして、Apple Watchを主に屋内と通勤で使っている人は、ぶつける場面がそう多くありません。手首に固定されているので、机から落ちるという事故も起きにくいです。壁や机の角にぶつけることはありますが、その多くはケースの傷で済みます。

バンドを換えても本体は守られます

傷みやすいのはバンドのほうですが、バンドは保証の対象ではなく、単体で買い替えられます。純正でなければ数千円で手に入るので、ここに保証を掛ける理由はありません。日常で不満が出やすい部分ほど、保証の外側にあるということです。

2年で1回も壊さなければ全額が出ていきます

掛け捨てなので、2年のあいだ一度も修理しなければ12,800円はそのまま出ていきます。私はAppleCare+にiPhoneを2年入れて、修理は一度もしませんでした。総額は28,320円でした。この経験からいうと、壊さない自信がある人には重い額です。

買い替えの周期が短い人にも合いません

もう1つ、2年より短い周期で買い替える人にも一括のプランは噛み合いません。残りの期間に応じた返金の扱いはありますが、手続きの手間が乗ります。毎年のように新しいモデルへ替える人なら、月払いのほうが素直です。

いらないと判断できる人の条件です

保証料は本体価格の1割3分から2割

まとめると、標準のSeriesを使っていて、屋内での使用が中心で、過去に画面を割った経験がない人。この条件が揃うなら、アップルケアプラスに入らないという判断には根拠があります。

アップルウォッチのアップルケアが要るのは外で使い込む人です

一方で、いらないと言い切れない場合もあります。ここを飛ばすと片側だけの記事になるので、要る側の条件も置きます。

屋外の運動で使う人は事情が違います

ランニングやトレイル、自転車で使う人は、転倒の可能性が屋内とは別の水準になります。手首をついた拍子に画面をぶつける、という壊れ方が現実にあります。とっさに手をつく動きは避けにくいので、使う頻度がそのまま確率になります。

水に入る人も同じです

スイミングやサーフィンで使う人も同様です。防水の性能はありますが、経年で低下することがあります。使い方が想定の上限に近い人ほど、守る意味が出てきます。水に入る前提で選んだモデルほど、その用途で使い込むことになります。

Ultraは本体価格の割合が下がります

Ultraは本体が129,800円からで、2年の保証料が16,800円。割合にすると1割3分ほどで、Seriesの2割より軽くなります。本体が高いモデルほど、保証の額は相対的に小さく見えます。

修理代が本体価格に近づく場合があります

Ultraのような上位モデルは、正規の修理代も高くつきます。画面の交換だけで数万円になる場合、保証料の16,800円は割に合う数字になります。守る対象が高いほど、保証が効いたときの差も大きくなります。

過去に割った経験がある人は要検討です

そして、iPhoneでもApple Watchでも、過去に画面を割った経験がある人。壊し方には癖があるので、一度やった人は次もやる可能性が高いです。この場合は保証を掛ける根拠があります。過去2年で1回でも修理に出しているなら、そこは自分の実績として扱っていい数字です

子どもや高齢の家族が使う場合もあります

自分が使うのではなく、家族に渡す場合も条件が変わります。使い方をこちらで管理できないぶん、守っておく判断は成り立ちます。特に子どもが使う場合は、屋外での使用が中心になりやすいです。

アップルウォッチは副端末として1つの契約に入れられます

いらないと決めたとして、では何も守らないのか。ここが最後の論点です。

アップルケアは製品ごとの契約です

日本のアップルケアプラスは、製品ごとに契約する形しかありません。iPhoneとApple Watchを守るなら、契約は2本です。月額もそれぞれにかかります。買った時期がずれていれば、加入の期限も別々に来ます。

iPhoneと合わせると月1800円を超えます

iPhoneのアップルケアプラスが月1,180円、Apple Watchが月680円。合わせると月1,860円です。年に直すと22,320円になります。Apple Watch単体で680円が高いかを考えるより、この合計を見たほうが判断しやすいです

端末ではなく契約に登録する数え方があります

Apple以外にも選択肢があります。モバイル保険は、端末ごとではなく1つの契約に主端末1台と副端末2台の計3台までを登録する形です。月額は700円で、台数が増えても変わりません。

Apple Watchは副端末として登録できます

Apple Watchはこの副端末の枠に入ります。iPhoneを主端末にして、Apple Watchを副端末に置く形です。Apple Watchのぶんで月額が増えないので、単体で入るかどうかという悩み方をしなくて済みます。残りの1枠にはイヤホンやタブレットを入れられるので、枠を余らせずに使えます。

数え方の違いを並べました

項目製品ごとに契約する形契約に登録する形
月額端末ごとに積み上がる700円で固定
登録できる台数契約の本数だけ1契約に3台まで
加入の期限購入から30日以内取得から1年未満、または有償保証に加入中
自己負担損傷ごとに定額なし

副端末の上限は主端末より低いです

ただし、副端末には上限があります。修理できる場合は2台合計で45,000円まで、修理できない場合や盗難は1回につき11,250円までです。Apple Watchの修理代はこの範囲に収まることが多いですが、Ultraの高額な修理では足りない場合があります。上限は2台の合計なので、片方で使い切るともう片方に残りません。

加入の期限にも違いがあります

表の3行目が実務的には大きい部分です。アップルケアプラスは購入から30日を過ぎると入れませんが、モバイル保険は有償の保証に加入している端末なら、その後でも登録できます。買ってから時間が経った端末に、あとから守りを掛けられる余地が残ります。

Ultraを使う人は主端末に置く形もあります

守りたいのがUltraのほうなら、Apple Watchを主端末にしてiPhoneを副端末に回すこともできます。主端末は修理できる場合に最大150,000円までなので、上限は大きく変わります。組み合わせの決め方は登録先の考え方をまとめた記事に書きました。2つの条件を並べた比較はアップルケアとモバイル保険を比べた記事にあります。


結論:アップルウォッチのアップルケアは単体で見ると重いが、iPhoneと合わせて1つの契約で数えれば悩まずに済む。
主端末1台+副端末2台まで、月700円から。

月700円・最大3台まで

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※料金や条件は変わることがあります。加入前に、最新の内容を公式ページで確認してください。

アップルウォッチのアップルケアについてよくある質問

Q. アップルウォッチのアップルケアはいらないですか

A. 屋内での使用が中心なら、入らない判断には根拠があります。

Series 11の2年の保証料12,800円は、本体価格64,800円のおよそ2割です。手首に固定されていて落としにくく、過去に割った経験もないなら、この額を先に払う理由は薄くなります。屋外の運動で使う人やUltraを使う人は事情が変わります。

Q. アップルウォッチのアップルケアプラスはいくらですか

A. Series 11で月680円、2年の一括で12,800円です。

Ultra 3は月880円、2年の一括で16,800円です。Hermèsは月880円で、一括のプランは3年24,800円になっています。SEはこれより低い水準です。

Q. アップルウォッチのアップルケアは値上がりしましたか

A. 2026年7月に値上がりしました。

Series 11は月580円から680円へ、Ultra 3は月740円から880円へ上がりました。対象は新規の契約だけで、すでに加入している人の額は変わりません。iPhoneは今回の改定の対象に入っていません。

Q. アップルウォッチのアップルケアにあとから入れますか

A. 購入から30日を過ぎると入れません。

2026年7月に、月額が100円から140円上がった

日本では購入日から30日以内という条件があります。期限内であっても、端末が正常に動作していることが求められます。すでに傷んでいるものを持ち込んで加入することはできません。

Q. アップルウォッチのアップルケアに入れば修理は無料ですか

A. 無料ではなく、自己負担があります。

過失による損傷の修理には、損傷の内容に応じた自己負担がかかります。回数にも上限があるので、落とすたびに使えるという性質のものではありません。私が確認した時点の条件なので、加入の前に公式ページで最新の内容を見てください。

Q. アップルウォッチのバンドは保証の対象ですか

A. 対象ではありません。

Apple WatchのAppleCare+でつまずきやすい4点をまとめた図

バンドは単体で買い替えられる部品なので、保証を掛ける対象になっていません。傷んだら交換する形です。純正でなければ数千円で手に入ります。

Q. アップルウォッチとiPhoneをまとめて守れますか

A. アップルケアではまとめられません。

日本では製品ごとに契約する形しかないので、iPhoneとApple Watchを守るなら契約は2本になります。1つの契約に主端末1台と副端末2台を登録する形を取りたい場合は、Apple以外の保険が選択肢になります。言葉の整理はアップルケアとは何かをまとめた記事にも書いています。

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