ドコモのケータイ補償は交換のたびに負担金がかかる仕組みでした

ナルセ
保証の中身を1つずつ確かめている調査員です。AppleCare+にiPhoneを2年入れて、修理は一度もありませんでした。今はモバイル保険に切り替えて使っています。

保証を横に並べて見比べたい方へ。AppleCare+・キャリアの補償・モバイル保険を1ページにまとめています。

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ドコモのケータイ補償は今はsmartあんしん補償という名前に変わっています

明細に並んでいる補償の行を確かめようとして、ドコモの公式サイトで「ケータイ補償サービス」を探しました。出てきたのは smartあんしん補償という別の名前のページでした。

2022年9月15日以降に発売された機種はsmartあんしん補償です

ドコモの公式ページには、smartあんしん補償の対象は2022年9月15日以降に発売された機種と書かれています。そこから先に出た端末を買った人が申し込む補償は、もうケータイ補償サービスではありません。名前が変わったのは表記の問題ではなく、含まれる補償の範囲が広がったからです。

2022年8月31日以前の機種はケータイ補償サービスのままです

一方で、2022年8月31日以前に発売された機種を使い続けている人は、ケータイ補償サービスのまま契約が続いています。名前が違うだけではなく、補償の中身も別に用意されています。長く同じ端末を使っている人ほど、旧サービスのまま残っている可能性が高くなります。

検索で出てくる情報がどちらの話なのか判別しにくくなっています

補償の名前は端末の発売時期で決まる

ここが調べにくさの原因です。「ドコモ ケータイ補償」で検索すると、旧サービスの説明と現行サービスの説明が混ざって並びます。金額を1つ拾っても、それが自分の端末に当てはまるのかがわかりません。書かれた時期がわからない記事ほど、どちらの話かの判別がつきません。

自分がどちらなのかは端末の発売時期でわかります

判断は端末の発売時期だけで決まります。手元の端末がいつ発売されたモデルかを調べれば、どちらのサービスに入っているかがわかります。My docomo の契約内容にもサービス名が表示されます。契約中のサービス名を先に確定させないと、この先の金額の話がすべてずれます。金額を調べる前に、まずここを見てください。

この記事は現行のsmartあんしん補償の数値で書いています

旧サービスの月額と負担金は、公式ページで機種ごとに検索しないと一覧が出てきません。数値を推測で書くわけにはいかないので、この記事では現行の smartあんしん補償に公式が明記している数値だけを使います。旧サービスの人は、金額の桁の感覚だけ参考にしてください。

ドコモのケータイ補償の月額は機種によって330円から1720円まで幅があります

まず月額から確かめました。ここで意外だったのは、金額が1つに決まっていないことです。

公式の表記は330円から1720円です

ドコモの公式ページには、月額料金は330円から1,720円(税込)で機種により異なると書かれています。5倍以上の幅があります。同じ「補償」という名前でも、端末が変われば払う額はまったく別物になります。だから他の人の解約体験を読んでも、そこに書かれた金額は自分の明細と一致しません。

docomo Certifiedを使うときは550円です

ドコモが検品して販売している認定中古品を使う場合、月額は550円と明記されています。中古端末に補償を付けたい人には、この行が該当します。中古で買った端末は保証が切れていることが多いので、購入時にここを付けるかどうかを決めることになります。

2年払い続けたときの総額を並べました

月額だけを見ていると、多いのか少ないのか判断がつきません。2年間払い続けたときの総額に直しました。

月額1年間の総額2年間の総額
330円3,960円7,920円
550円6,600円13,200円
880円10,560円21,120円
1,100円13,200円26,400円
1,720円20,640円41,280円

端末の価格帯が上がるほど月額も上がります

高い端末ほど月額が上がる構造です。守る対象の金額が大きくなるので、保険としては自然な設計です。ただし、この上がり方は次に見る負担金にも連動しています。月額が高い段の端末を使っている人は、月々の支払いと交換時の支払いの両方で高い側に置かれます。

自分の機種の月額は公式の検索ページで調べられます

公式には機種名から月額を調べるページが用意されています。ここに手元の端末名を入れれば、自分が払っている額と、そこにひもづく負担金の段が確定します。月額と負担金は連動しているので、片方がわかればもう片方も決まります。

ドコモのケータイ補償で交換を受けるときは月額とは別に負担金がかかります

月額の総額を出したあとに負担金の項目を見て、この補償の輪郭がやっと見えました。

交換電話機の提供には負担金が設定されています

破損・故障・水濡れ・盗難・紛失で交換電話機を受け取るとき、月額とは別に負担金を払います。金額は月額の段によって3つに分かれています。月額を払っていれば交換が無料になる、という形ではありません。

負担金は月額の段に応じて3段階です

月額の段交換時の負担金Web割適用時
330円・490円5,500円4,950円
550円・605円・860円8,250円7,425円
825円・880円・990円・1,100円・1,460円・1,720円12,100円10,890円

月額が高い人ほど負担金も高くなります

表を横に読むと構造がわかります。月額が高い段の人は、交換のときに払う額も高くなります。高い端末を守っているぶん月額が上がり、そのうえで交換時にも12,100円を払う形です。月額が低い段の人は交換時も5,500円で済むので、上と下では倍以上の開きがあります。

Web割を使うと1割ほど下がります

オンラインで手続きすると、それぞれ4,950円・7,425円・10,890円に下がります。差は550円から1,210円です。店頭で頼むかオンラインで済ませるかで、この分が変わります。手続き自体は同じ内容なので、急いでいないならオンラインを選ぶだけで差が出ます。

交換は年2回までです

公式には交換電話機の提供は年2回までと書かれています。3回目は同じ年のうちには受けられません。落としやすい人ほど価値が出る補償ですが、その回数には天井があります。2回使い切ったあとの故障は、補償に入っていても自分で対処することになります。

月額1100円の人が1回交換すると総額はこうなります

月額1,100円の段で2年間契約し、そのあいだに1回だけ交換を受けたとします。月額の2年総額26,400円に、負担金12,100円が乗って38,500円です。ここから、受け取った交換電話機の価値を引いた分が実質の収支になります。交換を1回も受けなければ、26,400円がそのまま出ていきます。

申込当日から2日以内に届く速さが本体の価値です

金額だけを追うと割高に見えます。ただ公式には、申込当日から2日以内に交換電話機を提供すると書かれています。手元の端末が使えなくなった翌日に代わりが届く速さは、金額に置き換えにくい価値です。この補償が守っているのは修理代というより、端末が使えない時間のほうだと考えたほうが実態に近いです

ドコモのケータイ補償が修理で戻すのは上限5500円までです

交換ではなく修理を選んだ場合はどうなるのかも確かめました。

修理代金サポートの上限はiPhoneが5500円です

公式の記載では、修理代金サポートの上限は iPhone が5,500円、iPhone と iPad 以外が3,300円です。修理費の全額ではなく、この額までが補われます。修理代がいくらであっても、戻ってくる額はこの線で止まります。

画面割れの修理費と並べると差が見えます

スマートフォンの画面割れは、機種によっては修理費が数万円になります。そこに上限5,500円が当たっても、残りは自己負担です。修理を選ぶより、負担金を払って交換を受けるほうが手元の負担が小さくなる場面があります。どちらを選ぶかは、そのときの修理見積もりと自分の段の負担金を並べて決めることになります。

金額で選ぶと交換に寄る設計になっています

修理の上限が5,500円で、交換の負担金が5,500円から12,100円。この2つを並べると、修理費が高くつく壊れ方をしたときは交換のほうが有利になります。設計としては交換に寄せた補償です。使い慣れた端末をそのまま直したい人にとっては、支援の薄い側に立たされます。

データ復旧は通常16500円が1100円になります

もう1つ、ケータイデータ復旧サービスの記載があります。通常16,500円のところが1,100円で使えると書かれています。水没して中のデータを取り出したい場面では、この差は大きいです。写真や連絡先をクラウドに預けていない人ほど、この項目の価値が上がります。

守る端末が1台ではないなら、端末ごとに契約を積み上げる数え方は合いません。
端末ごとではなく1契約で主端末1台+副端末2台まで。

月700円・最大3台まで

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» モバイル保険公式サイトはこちら

ドコモのケータイ補償には端末以外を守る補償が自動で付いています

外すかどうかを決める前に、月額の中に何が含まれているかを全部見ておきたいと思いました。ここで、端末以外を守る項目が入っていることに気づきました。

イエナカ機器補償が最大7万円まで自動で付いています

公式には、イエナカ機器補償が最大7万円まで自動付帯と書かれています。テレビや冷蔵庫といった家の中の機器が対象です。スマートフォンの補償という名前からは想像しにくい範囲です。明細には補償の1行しか出ないので、契約している本人がこの内容を知らないまま払っていることがあります。

スマホ不正決済補償が最大100万円まで付いています

もう1つ、スマホ不正決済補償が最大100万円まで自動付帯です。年1回までという条件が付いています。キャッシュレス決済を端末に集約している人には、意味のある項目です。端末を落とすことより、決済を使われることのほうを心配している人には、こちらが実質の本体になります。

携行品補償miniは1年間無料で使えます

携行品補償mini は1年間無料と書かれています。こちらは別途申込が必要です。自動では付きません。申し込んでいない人は、この項目については何も付いていない状態です。

自動付帯の内容を並べました

補償上限付帯の仕方回数
イエナカ機器補償最大7万円自動記載なし
スマホ不正決済補償最大100万円自動年1回まで
ケータイデータ復旧通常16,500円が1,100円自動記載なし
携行品補償mini1年間無料別途申込記載なし

端末の補償だけで判断すると見落とします

ここが「いらない」と決める前に一度止まったほうがいい部分です。月額に含まれているのは端末の補償だけではありません。家の中の機器と決済の補償が乗っています。端末の壊れやすさだけで判断すると、この2つが視界から外れます。

ただし自動付帯は他で代替できることもあります

一方で、不正決済の補償はクレジットカードにも付いていることがあります。家電の補償は購入時の延長保証と重なる場合があります。すでに別のところで守られていないかを先に確かめると、二重に払う状態を避けられます。二重になっている補償は、どちらか一方を止めても守られる範囲が変わりません。

二重に払っている項目がないか先に確認します

クレジットカードの付帯保険を確かめる話はスマホ保険が本当にいらないのかを整理した記事にまとめています。すでに持っている補償と重なっている部分があると、外す判断の材料が変わります。

ドコモのケータイ補償を外すと同じ端末では入り直せません

外す判断でいちばん引っかかったのがここでした。

申込みは購入日から14日以内という条件があります

公式には、対象機種の購入日または持込機種での回線契約日を含め14日以内の申込みが必要と書かれています。この期限を過ぎると、あとから入ることはできません。壊れてから入る、という使い方ができない設計です。

一度外すと同じ端末には戻れません

つまり、いま契約している補償を外すと、その端末に対しては入り直せません。次に補償を付けられるのは、新しい端末を買ったときです。外す判断は、その端末を手放すまで戻せない判断になります。

機種変更のタイミングなら判断をやり直せます

裏を返すと、機種変更のときは判断をやり直せます。新しい端末を買った日から14日のあいだに、入るか入らないかをもう一度決められます。いま迷っている人は、次の機種変更まで持っておくという選択もあります。判断のやり直しが効く場面が決まっているので、そこに合わせて考えると迷いが減ります。

解約手続きはMy docomoから行えます

外すと決めた場合、手続きは My docomo から行えます。店頭に行かなくても済みます。ただし、外した瞬間に自動付帯の補償も一緒になくなります。端末の補償だけを外して家電と決済の補償を残す、という選び方はできません。

外したあとに何も残らない状態は避けます

ここが実際にいちばん多い落とし穴です。月額を止めることが目的になって、そのあとの備えを決めないまま外してしまう。端末が壊れたときに全額を自分で払う状態に戻るということです。外すのであれば、外したあとに何を置くかを先に決めておいたほうがいいです。

パック全体で契約している人は浮く額が変わります

補償単体ではなく、あんしんパックとしてまとめて契約している人は、外したときに浮く額が変わります。パックの割引構造はドコモのあんしんパックを外しても月462円しか浮かなかった話に書いています。

ahamoの人は別のサービスです

ahamo を使っている人は、ドコモ本体の補償ではなく別のサービスが対象です。条件が違うのでahamoのケータイ補償サービスを確かめた記事を見てください。

ドコモのケータイ補償がいらないと言えるのは守る端末が1台ではない人です

ここまで数値を並べたうえで、どういう人に噛み合っていないのかを整理しました。

この補償は1台を手厚く守る設計です

smartあんしん補償は、契約している回線の端末1台を対象にした補償です。即日交換、家の中の機器、不正決済まで含めて、その1台を軸に守ります。1台だけを大事に使う人には、これで足ります。むしろ即日交換まで含めて考えると、他の選択肢より手厚い部類に入ります。

家族の端末やタブレットは対象外です

一方で、同じ家にある家族のスマートフォンや、回線を契約していないタブレット、子どものゲーム機は対象になりません。守りたい端末が複数ある家では、台数のぶんだけ補償を契約することになります。実際に壊れやすいのは子どもが使う端末なのに、そこが対象から外れていることがあります。

台数が増えると月額が積み上がります

たとえば月額880円の端末が家に3台あれば、月2,640円です。2年で63,360円になります。1台ごとに補償を付ける数え方は、守る対象が増えるほど不利になります。しかも3台のうち2台が別のキャリアなら、そもそも同じ補償ではまとめられません。

端末ではなく契約に登録する数え方もあります

ここで数え方そのものが違う選択肢があります。モバイル保険は、端末ごとに契約するのではなく1つの契約に主端末1台と副端末2台の計3台まで登録する形です。月額は700円で、台数で割ると1台あたりの額が下がります。守る端末が増えても月額が増えないので、家に端末が何台もある人ほど数え方が噛み合います。仕組みはモバイル保険は端末ではなく契約に3台を登録する保険という記事にまとめました。

守る台数ごとの考え方を並べました

守りたい端末ドコモの補償契約に登録する保険
ドコモ回線の1台だけ噛み合う。即日交換が効く上限の範囲で足りるか要確認
ドコモ回線の端末と家族の端末台数ぶん契約が必要1契約に3台まで登録できる
回線のないタブレットやゲーム機対象外条件を満たせば登録できる

割り当て方は端末の価格で決めます

3台の枠をどう割り当てるかは、端末の価格と壊れやすさで変わります。具体的な決め方はモバイル保険で3台をどう割り当てるかの記事に書いています。

AppleCare+と併用している人は重なりを確かめます

iPhone を使っていて AppleCare+にも入っている人は、補償が二重になっている可能性があります。併用と切替の考え方はAppleCare+とモバイル保険を比べた記事にまとめました。

即日交換が要る人は外さないほうがいいです

最後に逆の結論も書いておきます。仕事で端末が止まると困る人、代替機がすぐに要る人にとって、申込当日から2日以内に交換電話機が届くという条件は他で代えがききません。この速さが要る人には、月額の高さは対価として釣り合っています。私が調べた時点の情報なので、加入や解約の前には公式の最新の条件を確かめてください。


結論:ドコモの補償は1台を手厚く守る設計で、守る端末が2台以上ある人には数え方が噛み合わない。
主端末1台+副端末2台まで、月700円から。

月700円・最大3台まで

モバイル保険の公式ページを見る →

» モバイル保険公式サイトはこちら

※料金や条件は変わることがあります。加入前に、最新の内容を公式ページで確認してください。

ドコモのケータイ補償についてよくある質問

Q. ドコモのケータイ補償を外すと月いくら安くなりますか

A. 330円から1,720円のあいだで、契約している機種によって変わります。

補償単体で契約している場合は、その月額がそのまま浮きます。あんしんパックとしてまとめている場合は割引が効いているため、浮く額は月額そのものより小さくなります。自分の額は My docomo の契約内容か、公式の機種検索ページで確認できます。

Q. ドコモのケータイ補償を外したあとに入り直せますか

A. 同じ端末には入り直せません。

公式には、対象機種の購入日または持込機種での回線契約日を含め14日以内の申込みが必要と書かれています。この期限を過ぎると申し込めません。次に入る機会は、新しい端末を買ったときです。

Q. 交換のときの負担金はいくらですか

A. 5,500円・8,250円・12,100円のいずれかです。

契約している月額の段によって決まります。オンラインで手続きすると Web割が適用され、それぞれ4,950円・7,425円・10,890円になります。交換は年2回までです。

Q. 修理に出したときはいくら戻りますか

修理で戻るのは上限まで。全額ではない

A. iPhone は上限5,500円、iPhone と iPad 以外は上限3,300円です。

修理費の全額ではありません。画面割れのように修理費が高くつく壊れ方をした場合、上限を超えた分は自己負担になります。

Q. ケータイ補償サービスとsmartあんしん補償は何が違いますか

A. 対象になる端末の発売時期が違います。

smartあんしん補償は2022年9月15日以降に発売された機種、ケータイ補償サービスは2022年8月31日以前に発売された機種が対象です。smartあんしん補償にはイエナカ機器補償やスマホ不正決済補償が自動で付いています。

Q. ドコモのケータイ補償と別の保険は併用できますか

A. 併用そのものは可能です。

ただし同じ端末に2つの補償を掛けても、受け取れる額が2倍になるわけではありません。どちらか一方で足りるなら、片方を止めたほうが月額は下がります。すでに入っている補償の範囲を先に確かめてください。

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