スマホケの月100円で守られるのは故障だけでした

ナルセ
保証の中身を1つずつ確かめている調査員です。AppleCare+にiPhoneを2年入れて、修理は一度もありませんでした。今はモバイル保険に切り替えて使っています。

保証を横に並べて見比べたい方へ。AppleCare+・キャリアの補償・モバイル保険を1ページにまとめています。

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スマホケの月100円で守られるのは故障だけです

スマホ保険を並べて調べていたときに、月100円という数字が目に入りました。他のサービスが数百円から千円台なので、桁がひとつ違います。1年で1,200円なら、外食を1回減らせば足ります。この額が何に対して払われているのかを、公式ページで順に確かめました。

スマホケはワランティ少額短期保険が提供しています

スマホケは、ワランティ少額短期保険株式会社が引き受けているスマホ向けの保険です。申込から契約までがオンラインで完結する形になっています。公式には最短3分と書かれています。店舗に出向く手続きや、キャリアの契約に紐づける必要はありません。端末を持っている人が、単体で申し込める形です。

月100円は基本プランの額です

公式ページを開いてまず確認したのが、100円が何に対する額なのかでした。書かれていたのは、故障による損害を補償する基本プランが月100円という内容です。100円で入れるのは、この基本プランだけです。

故障と破損は別の扱いです

ここが最初につまずいた部分です。保険の世界では、故障と破損が別の言葉として使われます。故障は端末そのものが動かなくなること、破損は落として割れたり欠けたりすることです。日常の会話ではどちらも壊れたと言いますが、補償の対象を決めるときはこの2つがはっきり分かれます。

画面割れは基本プランの外側にあります

つまり、スマホが壊れる原因としていちばん多い画面割れは、月100円の基本プランには含まれていません。画面割れを守りたい場合は、破損のオプションを別に付けることになります。

水没も基本プランの外側です

水濡れも同じです。洗面所に落とした、ポケットに入れたまま洗濯した。こうした壊れ方は水濡れのオプション側にあります。基本プランは故障だけです。防水性能のある機種でも、経年で防水パッキンが弱れば水は入ります。使う年数が長いほど、この項目の重みは増します。

100円という数字だけで判断すると噛み合いません

安さが目に入って申し込むと、いざ画面を割ったときに対象外だとわかる形になります。この保険は安いのではなく、守る範囲を自分で選ぶ形になっているということです。

スマホケの破損と水濡れと盗難はそれぞれ100円のオプションです

基本プランの範囲がわかったので、次にオプションの額を確かめました。

オプションは3つ用意されています

公式には、基本プランに加えて破損・水濡れ・盗難の3つをオプションで選べると書かれています。必要なものだけを付ける形です。まとめて1つのプランになっているサービスが多いなかで、項目ごとに外せるのはこの保険の特徴です。

1つ付けるごとに100円ずつ増えます

料金の増え方は素直です。オプションを1つ追加するごとに月100円が乗ります。基本プランの100円に、選んだ数だけ100円が積み上がります。

全部付けると月400円です

基本プランと3つのオプションをすべて選ぶと、月400円です。公式にもこの額が明記されています。

プランの積み上げを並べました

選ぶ内容月額1年間の総額
基本プランのみ(故障)100円1,200円
基本プラン+破損200円2,400円
基本プラン+破損+水濡れ300円3,600円
基本プラン+破損+水濡れ+盗難400円4,800円

画面割れまで守るなら実質200円からです

表を上から読むと、100円で止まる人は少ないことがわかります。画面割れを守りたいなら200円、水没まで含めるなら300円です。スマホ保険として一般に想像される範囲を満たすのは、300円から400円の行のほうです。

全部入れても年4800円で収まります

一方で、全部入れた場合の年間総額は4,800円です。これは他のスマホ保険と比べても低い水準です。範囲を選べる形なので、要らないものを外せば下げられます。私がAppleCare+に払っていた額は月1,180円だったので、年で比べると3分の1以下に収まります。

盗難だけを外すという選び方もできます

たとえば家と職場の往復しかしない人は、盗難を外して300円にできます。逆に、通勤で人混みを通る人は盗難を付けておく。この調整ができるのがこの保険の作りです。自分の生活のどこにリスクがあるかを一度考えると、払う額が決まります。

スマホケの補償は年間10万円までの通算です

料金の次に、いくらまで戻るのかを確かめました。

上限は年間最大10万円です

公式には、年間最大10万円まで補償と書かれています。この額が上限です。

通算という言葉が付いています

数え方でひとつ注意が要ります。10万円は1回ごとではなく、年間の通算です。1年のうちに2回請求すれば、2回分を合わせて10万円までということです。

1回目で使い切ると2回目は残りません

年間10万円の枠で足りる修理と足りない修理

たとえば修理代が10万円かかって全額が補われたとすると、その年のうちに次の請求をしても残りはありません。年間で1回の大きな修理を想定した上限だと考えたほうが実態に近いです。

スマホの修理代と並べると足ります

いまのスマートフォンは、画面交換で3万円から5万円ほどかかる機種があります。年間10万円という枠は、この修理を1回受けるぶんには足ります。画面と背面の両方を割ったとしても、機種によっては収まる範囲です。

パソコンを登録する場合は感覚が変わります

一方で、対象端末にはパソコンも含まれます。パソコンの修理は10万円を超えることがあります。守る端末が高価になるほど、10万円という枠の見え方は変わります。

上限の内訳は公式に書かれていません

プランごとに上限が分かれているのかどうかは、公式ページには記載がありません。私が確認した時点では、書かれているのは年間通算10万円という数字だけでした。細かい内訳は申込前に約款で確かめてください。

スマホケの破損と水濡れには5000円の自己負担があります

上限を確かめたあとに、自己負担の項目を見つけました。ここで手取りの額が変わります。

免責金額が5000円に設定されています

公式には、破損と水濡れの場合の免責金額が5,000円と書かれています。免責金額とは、修理代のうち自分で払う分のことです。保険が肩代わりするのは、この5,000円を超えた部分だけということになります。

修理代からこの分が引かれます

つまり、修理代が2万円かかったとすると、補われるのは5,000円を引いた1万5,000円です。全額が戻る形ではありません。

免責を引いたあとの手取りを並べました

修理代免責金額補われる額
8,000円5,000円3,000円
15,000円5,000円10,000円
30,000円5,000円25,000円
50,000円5,000円45,000円

修理代が小さいほど手取りの割合が下がります

表の1行目を見ると、8,000円の修理で戻るのは3,000円です。修理代が小さい壊れ方ほど、免責の5,000円が占める割合が大きくなります。軽い傷で毎回請求するような使い方には向きません。

大きな修理では効き方が変わります

一方で、5万円の修理なら4万5,000円が補われます。免責は定額なので、修理代が大きいほど負担の割合は下がります。金額の大きい壊れ方に効く設計です。画面を割って基板まで傷んだ、というような修理で本領が出ます。

月額と免責を合わせて考えます

破損と水濡れを付けて月300円なら、年間3,600円です。ここに1回の請求で5,000円の免責が乗ります。1年に1回請求したとして、実質の負担は8,600円ほどということになります。

故障の場合の扱いは公式に記載がありません

なお、基本プランの故障について免責が付くかどうかは、公式ページには書かれていませんでした。破損と水濡れの5,000円だけが明記されています。

端末ごとに契約を積み上げると、台数のぶんだけ月額も契約の本数も増えます。
端末ごとではなく1契約で主端末1台+副端末2台まで。

月700円・最大3台まで

モバイル保険の公式ページを見る →

» モバイル保険公式サイトはこちら

スマホケはゲーム機やイヤホンまで対象に入ります

料金と免責を確かめたあと、対象端末の欄を開きました。ここはこのサービスが手厚い部分です。

スマホ以外の端末も登録できます

公式には、対象端末としてスマートフォン・パソコン・タブレット・スマートウォッチ・ワイヤレスイヤホンやヘッドフォン・ゲーム機が挙げられています。スマホという名前が付いていますが、範囲はもっと広いです。名前だけを見て候補から外すと、この部分を見落とします。

中古端末も対象に入ります

新品と中古を問わないと書かれています。中古で買った端末は保証が切れていることが多いので、ここに入れられるのは意味のある条件です。中古端末は購入から時間が経っているぶん、故障の確率も上がります。

スマート家電にも拡大されています

2023年6月に、5種のスマート家電へ補償を拡大したという発表が出ています。端末という言葉の範囲が広がり続けているサービスです。

対象端末を並べました

端末対象補足
スマートフォン対象新品・中古を問わない
パソコン対象修理代が上限に近づきやすい
タブレット対象回線契約は不要
スマートウォッチ対象
ワイヤレスイヤホン対象ヘッドフォンを含む
ゲーム機対象

落として壊しやすい端末が揃っています

ワイヤレスイヤホンとゲーム機は、家の中で壊れやすい端末です。キャリアの補償はこの2つを対象にしていないことがほとんどなので、ここを守れるのは実務的な利点です。

回線を契約していない端末も入ります

タブレットやゲーム機は、通信キャリアと契約していないことが多い端末です。キャリアの補償に入れられない端末を守れるという点は、選ぶ理由になります。

他社の評判記事と読み比べる場合

他のスマホ保険の評判を並べて見たい場合は、スマホ保険の口コミを条件別に整理した記事にまとめています。同じ言葉でも会社によって指す範囲が違うので、条件から読むほうが早いです。

スマホケは端末1台ごとに契約を申し込む形です

対象端末が広いとわかったところで、申込の形を確かめました。ここが数え方の分かれ目でした。

申込は製品を選ぶところから始まります

公式の申込の流れは、製品とプランを選ぶ、顧客情報を入力する、契約が成立する、という順です。最初に選ぶのは製品です。この順番そのものが、契約が1台に紐づくことを示しています。

1つの契約に紐づくのは1台です

つまり、守りたい端末が2台あれば、契約も2つになります。1つの契約に複数の端末をまとめて登録する形ではありません。

台数が増えると月額が積み上がります

破損と水濡れを付けた300円のプランで考えます。スマホとタブレットとイヤホンの3台を守るなら、月900円です。年間で10,800円になります。

台数ごとの月額を並べました

守る端末300円プランの場合年間の総額
1台月300円3,600円
2台月600円7,200円
3台月900円10,800円
4台月1,200円14,400円

1台のうちは安く2台目から効いてきます

表を上から読むと構造が見えます。1台だけなら月300円で収まりますが、台数が増えると比例して上がります。対象端末が広いことと、台数が増えると比例することは、同じ設計から出ています。

契約が増えると管理も増えます

金額だけでなく、契約の本数も増えます。更新の時期、登録した端末の内容、請求の窓口。台数のぶんだけ、覚えておく項目が増える形です。端末を買い替えたときも、その台数分の登録変更が要ります。

端末ではなく契約に登録する数え方もあります

ここで数え方そのものが違う選択肢があります。モバイル保険は、端末ごとに契約するのではなく1つの契約に主端末1台と副端末2台の計3台まで登録する形です。月額は700円で、台数が増えても月額は変わりません。仕組みはモバイル保険は端末ではなく契約に3台を登録する保険という記事にまとめました。

スマホケに入れるのは外装に破損がない端末だけです

もうひとつ、申込の前に確かめておきたい条件がありました。

加入条件に外装の状態が入っています

公式には、日本国内で販売された端末であること、保険加入時に正常に作動すること、外装上の破損がないことが条件として書かれています。3つとも申込の時点で判定される条件です。

すでに割れている端末は入れません

つまり、画面にヒビが入った状態で申し込むことはできません。割れてから入って直す、という使い方はできない設計です。

正常に作動することも条件です

動作が不安定になっている端末も同じです。すでに調子が悪い状態からの加入は想定されていません。保険として自然な条件ですが、申込のタイミングを決める材料になります。

紛失は対象外です

補償されない事由として、紛失が挙げられています。どこかに置いてきた、落として見つからない。この場合は対象になりません。

盗難には警察の届出が要ります

盗難のオプションを付けている場合でも、請求には警察の盗難届受理証明が必要です。盗まれたことを届け出た記録が要る形です。紛失と盗難の線引きは、この書類の有無で決まります。

自然な劣化も対象外です

使っているうちにバッテリーが弱くなった、動作が遅くなった。こうした自然消耗と劣化は対象外と書かれています。すり傷や汚れのように、本体の機能に関わらない外形の損傷も同じです。長く使った端末で起きやすいのは、まさにこの2つです。

請求は修理してから登録します

保険金の受け取りは、修理を済ませてからマイページで請求を登録する流れです。審査が完了すると翌営業日に銀行口座へ送金されます。修理代をいったん自分で立て替える形になります。

立て替えが要らない形の保険もあります

申し込めるのはこの3つを満たす端末だけ

修理店の窓口で保険が直接効く形を採っている保険もあります。この違いはjustInCaseのスマホ保険を条件から確かめた記事でも触れています。手元の現金を動かしたくない人は、ここを見比べておくと判断が変わります。

スマホケが噛み合うのは守る端末が1台だけの人です

ここまで数値を並べたうえで、どういう人に合っているのかを整理しました。

守る端末が1台なら費用が抑えられます

スマホ1台だけを守るなら、破損と水濡れを付けて月300円です。年間3,600円で、上限は10万円。この条件で足りる人には、この保険はよく噛み合います。守る対象が絞られているほど、この形は素直に効きます。

必要なものだけを選べるのが利点です

盗難の心配が薄い人は外して200円にできます。逆に、外に持ち出す時間が長い人は付ける。この調整が効くサービスは多くありません。費用を自分で決められる形です。

中古端末を守りたい人にも合います

新品と中古を問わない条件なので、メーカー保証が切れた中古端末にも入れられます。キャリアの補償や端末メーカーの保証では対象にしにくい部分です。

守る端末が複数あると数え方が変わります

一方で、家にスマホとタブレットとイヤホンがある場合は、契約が3本になります。月900円、年間10,800円です。台数のぶんだけ費用と管理が積み上がる形です。1台あたりは安いのに、家全体で見ると額が伸びていきます。

台数ごとの考え方を並べました

守りたい端末端末ごとに契約する形契約に登録する形
スマホ1台だけ月300円で収まる上限の範囲で足りるか要確認
スマホとタブレット契約2本で月600円1契約に登録できる
スマホとタブレットとイヤホン契約3本で月900円1契約に3台まで登録できる
4台以上台数ぶん契約が増える登録は3台まで

3台までなら1契約でまとまります

モバイル保険は主端末1台と副端末2台の計3台までを1つの契約に登録できます。月700円は契約に対する額なので、3台登録すれば1台あたり約233円です。守る端末が3台のとき、数え方の差がいちばん大きく出ます。

割り当て方は端末の価格で決めます

登録する枠の使い方には順番があります。修理代がいちばん高くつく端末を主端末に置き、残りを副端末に回す形です。どの端末をどこに置くかの考え方はモバイル保険の登録先の決め方をまとめた記事に書いています。

4台以上ある家は組み合わせで考えます

登録できるのは3台までなので、4台目からは別の手当てが要ります。使用頻度の低い端末は保険を付けずに置く、あるいは端末ごとの契約と組み合わせる。すべてを1つの形で守ろうとしないほうが、費用は収まります。

そもそも保険を付けない選択もあります

修理代を自分で払える範囲に収まっているなら、保険を付けない判断も成り立ちます。その線の引き方はスマホ保険が本当にいらないのかを整理した記事にまとめました。


結論:スマホケは1台だけを守るなら月300円で収まるが、守る端末が複数ある人には数え方が合っていない。
主端末1台+副端末2台まで、月700円から。

月700円・最大3台まで

モバイル保険の公式ページを見る →

» モバイル保険公式サイトはこちら

※料金や条件は変わることがあります。加入前に、最新の内容を公式ページで確認してください。

スマホケについてよくある質問

Q. スマホケは月100円で画面割れも直せますか

A. 直せません。

月100円の基本プランは故障を対象にしたものです。画面割れは破損のオプションに含まれるので、別に月100円を追加することになります。基本プランと破損で月200円です。

Q. スマホケの補償上限はいくらですか

A. 年間最大10万円の通算です。

1回ごとに10万円ではなく、1年のあいだに請求した分を合わせて10万円までです。1回の請求で使い切れば、その年のうちに残りはありません。

Q. スマホケに自己負担はありますか

A. 破損と水濡れは5,000円の免責があります。

修理代からこの5,000円を引いた額が補われます。2万円の修理なら1万5,000円です。修理代が小さいほど、手元に戻る割合は下がります。

Q. スマホケは割れているスマホでも入れますか

A. 入れません。

2万円の修理で戻るのは1万5,000円

加入条件に、保険加入時に正常に作動すること、外装上の破損がないことが挙げられています。すでに割れている端末を申し込むことはできません。

Q. スマホケはスマホ以外の端末も対象ですか

A. 対象です。

パソコン・タブレット・スマートウォッチ・ワイヤレスイヤホンやヘッドフォン・ゲーム機が挙げられています。新品と中古を問いません。ただし1つの契約に紐づくのは1台なので、複数台を守るなら契約もその数だけ必要です。

Q. スマホケは紛失したときも補償されますか

A. 補償されません。

紛失は対象外の事由として挙げられています。盗難のオプションを付けている場合は対象になりますが、請求には警察の盗難届受理証明が必要です。置き忘れて見つからない場合は、盗難ではなく紛失として扱われます。

Q. スマホケはいつでも解約できますか

A. 月単位で途中解約できます。

契約期間は1年間の自動更新ですが、月単位でいつでも解約できると書かれています。手続きはオンラインで完結します。他のスマホ保険やMysuranceのスマホ保険を条件から確かめた記事と比べると、この身軽さは選ぶ理由になります。

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