保証を横に並べて見比べたい方へ。AppleCare+・キャリアの補償・モバイル保険を1ページにまとめています。
AirPodsのアップルケアがいらないと言われるのは本体価格が低いからです
AirPodsにアップルケアはいらない、という声を何度も見かけました。理由として挙がっているのは、ほとんどが同じ1つです。
本体が2万円台からという水準です
AirPods 4は23,800円、ANC付きで32,800円です。iPhoneのように10万円を超える端末ではありません。守る対象の額が小さいので、保証料を払う意味が見えにくくなります。壊れたら買い直せばいい、という判断が現実的に成り立つ価格帯です。
保証料は本体価格の2割近くになります
AirPods 4のアップルケアプラスは2年で4,600円です。本体が23,800円なので、割合にすると2割近くになります。2年のあいだ一度も壊さなければ、この4,600円はそのまま出ていきます。
割合で見ると判断しやすくなります
金額そのものだけを見ると4,600円は小さく感じます。しかし本体価格に対する割合で見ると、iPhoneよりずっと重い比率になっています。この見え方の差が、いらないと言われる理由の中身です。
壊れ方の想像がつきにくい端末でもあります
イヤホンは落としても割れないので、修理が要る場面を思い浮かべにくいものです。画面が割れるスマートフォンとは違い、壊れたかどうかが見た目で分かりません。片方だけ音が出なくなる、ノイズキャンセリングが効かなくなるといった形で、じわじわ現れます。
ただし紛失という別の事故があります
一方で、AirPodsには落として壊すのとは違う失い方があります。片方をどこかに置いてくる、そのままなくす。この事故が保証でどう扱われるのかは、あとの見出しで数値と条件を置きます。
料金から順に確かめていきます
まずモデルごとの料金を並べ、次に修理のときにいくら払うのかを置きます。そのうえで、いらない人と要る人の条件を分けます。アップルケアという言葉そのものの整理はアップルケアの全体像をまとめた記事にあります。
AirPodsのアップルケアプラスはモデルごとに額が分かれています
まず現在の額を確かめました。
一括のプランで契約する形です
AirPodsのアップルケアプラスは、2年分をまとめて払う形です。iPhoneやApple Watchのような月払いのプランは、私が調べた時点では見当たりませんでした。買うときに一度だけ払う形になります。
モデル別の料金を並べました
| モデル | 本体価格 | 2年の保証料 | 本体価格に対する割合 |
|---|---|---|---|
| AirPods 4 | 23,800円 | 4,600円 | 約1割9分 |
| AirPods 4 ANC付き | 32,800円 | 4,600円 | 約1割4分 |
| AirPods Pro 3 | 42,800円 | 5,800円 | 約1割4分 |
| AirPods Max 2 | 89,800円 | 8,800円 | 約1割 |
保証料は4600円から8800円の幅です
表のとおり、いちばん安いAirPods 4で4,600円、いちばん高いAirPods Max 2で8,800円です。上位のモデルほど保証料も上がりますが、上げ幅は本体価格の差ほどではありません。本体の差が66,000円あるのに対し、保証料の差は4,200円にとどまります。
割合はモデルによって倍近く違います
注目したいのは右端の列です。AirPods 4は本体価格の約1割9分、AirPods Max 2は約1割。同じアップルケアプラスという名前でも、モデルによって重さが倍近く違います。安いモデルほど保証料の比率が高くなる形です。
本体価格は2026年7月に上がりました
AirPodsの本体価格は2026年7月18日に改定されています。AirPods 4が21,800円から23,800円へ、ANC付きが29,800円から32,800円へ、AirPods Pro 3が39,800円から42,800円へ上がりました。AirPods Max 2は89,800円で据え置きです。
本体が上がったぶん割合は下がりました
本体価格が上がって保証料が変わらなかったので、割合としてはわずかに下がっています。AirPods 4では2割1分から1割9分になりました。もっとも、払う総額は本体のぶんだけ増えています。
製品ごとの料金は別記事にまとめています
iPhoneやiPad、Macを含めた製品別の額はアップルケアの料金を整理した記事に置きました。AirPodsだけを見ていると気づきにくいですが、Appleの保証は製品ごとに額の設計が違います。
AirPodsのアップルケアに入っても修理には3700円かかります
料金の次に、実際に壊したときの扱いを確かめました。
自己負担は1回につき3700円です
アップルケアプラスに入っていても、過失による損傷の修理には自己負担があります。AirPodsでは1回につき3,700円です。月額とは別に、修理の場面でもう一度支払いが発生する形になります。
保証料と自己負担を足して並べました
| モデル | 2年の保証料 | 自己負担1回 | 合計 | 本体価格に対する割合 |
|---|---|---|---|---|
| AirPods 4 | 4,600円 | 3,700円 | 8,300円 | 約3割5分 |
| AirPods 4 ANC付き | 4,600円 | 3,700円 | 8,300円 | 約2割5分 |
| AirPods Pro 3 | 5,800円 | 3,700円 | 9,500円 | 約2割2分 |
| AirPods Max 2 | 8,800円 | 3,700円 | 12,500円 | 約1割4分 |
AirPods 4では本体の3割を超えます
1回でも修理に出した場合、AirPods 4では合計8,300円になります。本体23,800円の3割を超える額です。新しく買い直す額とそこまで離れていないところまで来ます。保証に入って修理するのと、入らずに買い替えるのとで、差が縮まる水準です。
上位モデルでは割合が下がります
一方でAirPods Max 2は、合計12,500円でも本体89,800円の約1割4分にとどまります。本体が高いモデルほど、保証を使ったときの効きが大きくなる形です。
回数の制限はありません
AirPodsの過失による損傷は、回数の上限が設けられていません。壊すたびに3,700円で修理を受けられる形です。iPhoneやApple Watchとは違う扱いになっています。
バッテリーの劣化は無償で交換されます
もう1つ、バッテリーの容量が80%を下回った場合は無償で交換されます。イヤホンは充電池の消耗が使用感に直結するので、この条項は実務的な意味があります。
劣化は2年より先に来ることがあります

ただし、アップルケアプラスの期間は2年です。毎日使っていて容量が80%を下回るのが3年目だった場合、この条項は使えません。期間内に劣化するかどうかは、使う頻度によって変わります。
AirPodsのアップルケアは購入から30日を過ぎると入れません
料金と修理の次に、入るための条件を確かめました。
加入できるのは購入から30日以内です
日本では、製品の購入日から30日以内が期限です。1年ほど使ってから入ろうと思っても、その時点では申し込めません。国によって扱いが違い、日本は短いほうです。
期限内でも端末の状態が見られます
期限内であっても、端末が正常に動いていることが条件です。すでに片方が反応しなくなっているものを持ち込んで入る、という使い方はできません。壊れてから入るという順番は通らない形になっています。
買った直後に決めることになります
つまり、AirPodsを買った直後の段階で、2年分の保証に入るかどうかを決めることになります。半年使ってみて自分は落としやすいとわかった、という順番では間に合いません。この構造はアップルケアが必要かを整理した記事にも書きました。
買ったときの判断材料が少ないです
買った直後は、その端末をどれくらい持ち歩くのか、どんな場面で使うのかがまだ決まっていません。判断材料がいちばん少ないタイミングで決めることになります。使い方が固まる頃には、加入の窓はもう閉じています。
期限を過ぎたあとの選択肢もあります
30日を過ぎた場合、アップルケアプラスには入れません。ただし、それ以外の守り方が閉じるわけではありません。後半で数え方の違いとして置きます。
アップルケアは製品ごとの契約なので、iPhoneとAirPodsを守ると額が二重にかかります。
端末ごとではなく1契約で主端末1台+副端末2台まで。
AirPodsのアップルケアがいらないのはなくすほうが心配な人です
ここまでの数値を置いたうえで、いらない側の条件を整理しました。
AirPodsで起きやすいのは紛失です
イヤホンで起きる事故を並べると、壊すよりも先になくすが来ます。片方を電車の座席に落とす、ポケットから出したときに転がる、ケースごとどこかに置いてくる。小さくて外に持ち出すものなので、この確率がスマートフォンとは違います。
何が対象で何が対象外かを並べました
| 事故の種類 | アップルケアプラス | モバイル保険 |
|---|---|---|
| 落として壊した | 3,700円で修理 | 補償の対象 |
| 水に濡らした | 3,700円で修理 | 補償の対象 |
| バッテリーの劣化 | 80%未満で無償交換 | 対象外 |
| 盗難 | 対象外 | 補償の対象 |
| 置き忘れや紛失 | 対象外 | 対象外 |
紛失はどちらの保証でも守れません
AirPodsでもっとも起きやすい失い方である紛失は、アップルケアプラスでもモバイル保険でも補償の対象になりません。片方をなくした場合は、片側だけを有償で買う形になります。落として壊れたなら守られ、どこかに置いてきたなら守られない。同じ失うでも扱いが分かれています。
なくす心配が主な人には噛み合いません
つまり、自分が心配しているのが紛失であれば、アップルケアプラスに入っても不安は減りません。守れる範囲と心配している範囲がずれている状態です。この場合は、いらないという判断に根拠があります。
家の中と通勤でしか使わない人も同じです
そして、家と通勤の往復でしか使わない人は、落として壊す場面がそう多くありません。ケースに入れて持ち歩いているなら、外側の衝撃はケースが受けます。
2年で1回も壊さなければ全額が出ていきます
掛け捨てなので、2年のあいだ一度も修理しなければ4,600円はそのまま出ていきます。私はAppleCare+にiPhoneを2年入れて、修理は一度もしませんでした。総額は28,320円でした。この経験からいうと、壊さない自信がある人には出ていくだけの額です。
買い替えの周期が短い人にも合いません
もう1つ、2年より短い周期で買い替える人にも合いません。イヤホンはバッテリーの消耗で買い替える人が多く、その周期が2年に届かない場合があります。
いらないと判断できる人の条件です
まとめると、標準のAirPods 4を使っていて、心配なのは紛失で、屋内と通勤が使用の中心という人。この条件が揃うなら、アップルケアプラスに入らないという判断は数値で説明がつきます。
AirPodsのアップルケアが要るのはProやMaxを使う人です
一方で、いらないと言い切れない場合もあります。ここを飛ばすと片側だけの記事になるので、要る側の条件も置きます。
本体が高いモデルほど効きが大きくなります
AirPods Max 2は本体が89,800円です。保証料8,800円は本体の約1割で、AirPods 4の1割9分より軽くなります。守る対象が高いほど、保証が効いたときの差も大きくなります。
Maxは持ち運びの形が違います

AirPods Maxはヘッドホンなので、耳に入れるタイプとは持ち運び方が違います。首に掛ける、鞄に入れる、机に置く。落とす場面がイヤホンより多く、しかも本体が大きいぶん衝撃も受けやすい形です。
Proは外で使う時間が長くなりがちです
AirPods Pro 3はノイズキャンセリングがあるので、屋外や移動中に使う時間が長くなります。使う場所が外に寄るほど、落とす確率も水に濡らす確率も上がります。
運動中に使う人も条件が変わります
ランニングやジムで使う人は、汗と落下の両方があります。防水の性能はありますが、経年で低下することがあります。使い方が想定の上限に近い人ほど、守る意味が出てきます。
過去に落として壊した経験がある人も同じです
そして、イヤホンでもスマートフォンでも、過去に落として壊した経験がある人。壊し方には癖があるので、一度やった人は次もやる可能性があります。過去2年で1回でも修理に出しているなら、そこは自分の実績として扱っていい数字です。
バッテリーの持ちを重視する人にも意味があります
毎日長時間使う人は、2年以内に容量が80%を下回る可能性があります。無償交換の条項が効く場面が来るなら、保証料の一部はそこで回収できます。
AirPodsは副端末として1つの契約に入れられます
いらないと決めたとして、では何も守らないのか。ここが最後の論点です。
アップルケアは製品ごとの契約です
日本のアップルケアプラスは、製品ごとに契約する形しかありません。iPhoneとAirPodsを守るなら、契約は2本です。それぞれに額がかかり、加入の期限もそれぞれに来ます。
iPhoneと合わせると総額が見えてきます
iPhoneのアップルケアプラスが月1,180円で2年28,320円、AirPods 4が2年4,600円。合わせると32,920円です。AirPods単体で4,600円が高いかを考えるより、この合計を見たほうが判断しやすくなります。
端末ではなく契約に登録する数え方があります
Apple以外にも選択肢があります。モバイル保険は、端末ごとではなく1つの契約に主端末1台と副端末2台の計3台までを登録する形です。月額は700円で、台数が増えても変わりません。
AirPodsは副端末として登録できます
AirPodsはBluetoothでつながる機器なので、この副端末の枠に入ります。iPhoneを主端末にして、AirPodsを副端末に置く形です。AirPodsのぶんで月額が増えないので、単体で入るかどうかという悩み方をしなくて済みます。
数え方の違いを並べました
| 項目 | 製品ごとに契約する形 | 契約に登録する形 |
|---|---|---|
| 額 | 端末ごとに積み上がる | 700円で固定 |
| 登録できる台数 | 契約の本数だけ | 1契約に3台まで |
| 加入の期限 | 購入から30日以内 | 取得から1年未満、または有償保証に加入中 |
| 自己負担 | 1回3,700円 | なし |
| 紛失 | 対象外 | 対象外 |
副端末の上限は主端末より低いです
副端末には上限があります。修理できる場合は2台合計で45,000円まで、修理できない場合や盗難は1回につき11,250円までです。AirPodsの修理代はこの範囲に十分収まります。上限は2台の合計なので、片方で使い切るともう片方に残りません。
加入の期限にも違いがあります
表の3行目が実務的には大きい部分です。アップルケアプラスは購入から30日を過ぎると入れませんが、モバイル保険は有償の保証に加入している端末なら、その後でも登録できます。買ってから時間が経った端末に、あとから守りを掛けられる余地が残ります。
自己負担がないぶん修理の場面で差が出ます
もう1つ、修理のときの自己負担がありません。アップルケアプラスでは1回3,700円がかかりますが、こちらは0円です。AirPodsの修理を1回でも使うなら、この差がそのまま出ます。
紛失はどちらでも守れないままです
ただし、いちばん下の行は変わりません。紛失はどちらの数え方でも対象外です。ここを守る方法は保証の側にはないので、なくさない持ち方のほうで対処することになります。
壊す側となくす側で分けて考えます
つまり、心配しているのが落として壊すことなら守り方があり、なくすことなら保証では届きません。自分がどちら側なのかを先に決めると、選ぶものが決まります。台数のまとめ方はアップルケアとモバイル保険を比べた記事に、契約の中身はモバイル保険を整理した記事に置きました。
Apple Watchも同じ枠に入ります
なお、残りの1枠にはApple WatchやiPadを入れられます。Apple Watchの保証についてはアップルウォッチのアップルケアを数えた記事にまとめました。枠を余らせずに使えるかどうかも、選ぶときの材料になります。
結論:AirPodsのアップルケアは壊す側には効くが、なくす側は守れないので、数え方を先に決めたほうが早い。
主端末1台+副端末2台まで、月700円から。
※料金や条件は変わることがあります。加入前に、最新の内容を公式ページで確認してください。
AirPodsのアップルケアについてよくある質問
Q. AirPodsのアップルケアプラスはいくらですか
A. 2年で4,600円から8,800円です。
AirPods 4が4,600円、AirPods Pro 3が5,800円、AirPods Max 2が8,800円です。iPhoneやApple Watchのような月払いのプランはなく、2年分をまとめて払う形になります。
Q. AirPodsをなくしたら保証で戻ってきますか
A. 戻ってきません。
置き忘れや紛失はアップルケアプラスの対象外です。片方をなくした場合は、片側だけを有償で買う形になります。これはモバイル保険でも同じで、紛失はどちらの保証でも補償されません。
Q. AirPodsのアップルケアはあとから入れますか
A. 購入から30日を過ぎると入れません。
日本では加入できる期間が購入日から30日以内です。期限内であっても、端末が正常に動いていることが条件になります。すでに不具合が出ているものを持ち込んで入ることはできません。
Q. 修理のときは追加で払いますか
A. 1回につき3,700円を払います。

過失による損傷の修理には自己負担があります。保証料とは別に、修理の場面でもう一度支払いが発生する形です。ただし回数の上限は設けられていないので、壊すたびに同じ額で受けられます。
Q. バッテリーが減ってきたら交換してもらえますか
A. 容量が80%を下回っていれば無償で交換されます。
アップルケアプラスの期間内であることが条件です。期間は2年なので、3年目に劣化した場合はこの条項が使えません。毎日長時間使う人ほど、期間内に条件を満たしやすくなります。
Q. AirPodsだけを守る保険はありますか
A. AirPods単体で入るより1つの契約にまとめる形が一般的です。
モバイル保険はBluetooth機器を副端末として登録できるので、iPhoneを主端末にすればAirPodsのぶんで額は増えません。副端末は修理できる場合に2台合計で45,000円まで、修理できない場合や盗難は1回につき11,250円までが上限です。
Q. AirPodsのアップルケアはいらないと言えますか
A. 心配しているのが紛失なら噛み合いません。
紛失は対象外なので、そこを心配している人にとっては守る範囲がずれています。一方で、ProやMaxを使っていて外で使う時間が長い人、過去に落として壊した経験がある人には、保証を掛ける根拠があります。自分がどちら側かで判断が分かれます。