iPhoneの保険のおすすめは買ってから何日目かで決まっていました

ナルセ
保証の中身を1つずつ確かめている調査員です。AppleCare+にiPhoneを2年入れて、修理は一度もありませんでした。キャリアでiPhoneを買っていないので、ショップの窓口で保証を選ぶ場面は通っていません。公式の条件を読み解く形で書きます。

「iPhone 保険 おすすめ」で調べると、商品名が5つほど並んだ一覧が出てきます。点数が付いていて、順位が付いていて、上から読めば答えが出るように見えます。

私も同じように読み比べました。ところが、上位に出てくる商品の条件を一つずつ確かめていったところ、そもそも申し込めるものと申し込めないものが混ざっていました。順位の話をする前に、自分が今日その窓口に立てるかどうかが決まっていたわけです。

分かれ目は、iPhoneを買ってから何日経ったかでした

保証を横に並べて見比べたい方へ。AppleCare+・キャリアの補償・モバイル保険を1ページにまとめています。

スマホ保険の比較記事を見る →

iPhoneの保険のおすすめは買ってから何日目かで決まっていました

保険の名前を覚えるより先に、手元のiPhoneをいつ買ったかを思い出したほうが早いです。ここが決まると、検討する対象が一気に減ります。

今日が何日目かで候補が減っていきます

iPhoneに付けられる保証には、それぞれ申し込みの期限があります。しかもその期限は制度ごとにバラバラで、一番短いものは購入と同時、次が30日、その次が1年です。

つまり、購入から時間が経つほど、選択肢は増えるのではなく減っていきます。おすすめを調べている時間そのものが、候補を削っていることになります。

買った当日なら3つとも選べます

入口は日数で閉じていく

買ったその日であれば、選べる入り口は3つあります。AppleCare+、キャリアの補償、そして端末に紐づく第三者の保険です。

このタイミングだけが、3つを横に並べて比べられる唯一の日です。ここで何も選ばなかった場合、翌日以降はキャリアの補償が候補から消えます。キャリアで買ったiPhoneに付ける補償は、購入と同時にしか申し込めない形になっているためです。

30日を過ぎるとAppleCare+の窓が閉じます

AppleCare+には、購入後に追加できる期間があります。Appleのサポートページには、日本では購入日から30日以内と書かれています。設定アプリの一般から情報を開くと、対象であれば加入の案内が出る仕組みです。

この30日を過ぎると、AppleCare+は原則として申し込めません。すでに保証期間が終わった人については、終了後45日以内なら新しい保証を購入できる場合があるとも書かれていますが、これは一度入っていた人向けの話です。最初から入っていなかった人には当てはまりません。

1年を過ぎても残る道が1つあります

購入から1年を過ぎると、多くの記事が「もう入れません」で終わります。ただ、条件付きで残る道が1つあります。

端末に紐づく第三者の保険には、登録の要件として「取得から1年未満であること」に加えて「有償の補償に加入している間であること」という並列の条件が置かれている場合があります。つまり、今キャリアの補償やAppleCare+を払い続けている人は、1年を過ぎていても登録できる余地が残っています。

逆に言えば、今何にも入っていない状態で1年を過ぎたiPhoneは、新しく守る手段がほとんどありません。ここが一番静かに手遅れになる場所です。

買ってからの日数申し込める入り口
購入と同日3つとも
1日目から30日目AppleCare+と第三者の保険
31日目から1年未満第三者の保険
1年以上・他の補償に加入中第三者の保険
1年以上・何にも入っていないほぼ残らない

おすすめを調べる前に自分の日数を確認します

購入日は、Appleの保証状況を確認するページでシリアル番号を入れると分かります。設定アプリから確認する方法もあります。

この日数が出た時点で、読むべき記事の範囲も決まります。31日目の人がAppleCare+の解説を読み込んでも、判断には使えません。

日数は自分で調整できません

保険の内容は自分の好みで選べますが、購入日は動かせません。ここが、他の買い物と決定的に違うところです。

だから「どれがおすすめか」という問いは、正確には「今日の自分に残っている入り口はどれか」という問いに置き換わります。

順位の付いた一覧を読み込むより、購入日を1回調べるほうが判断は早く進みます。一覧に載っている商品のうち半分は、すでに自分の手が届かない場所にあるかもしれないからです。

iPhoneの保険のおすすめを見る前に入り口が3つあります

日数を確認したら、次は入り口の中身です。名前は無数にありますが、構造としては3つに整理できます。

1つ目はAppleCare+です

Appleが直接提供する保証です。日本で提供されているのはAppleCare+と、盗難や紛失にも備えるプランの2種類と案内されています。

修理のときの自己負担は規約に書かれていて、画面のみの損傷は3,700円、背面ガラスのみも3,700円、それ以外の過失や事故による損傷は12,900円です。窓口はAppleなので、正規の部品で直せます。料金の全体像はアップルケアの料金をまとめた記事にあります。

2つ目はキャリアの補償です

ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなどが、自社で売る端末に付ける補償です。回線とセットになっていて、月額は回線の請求に含まれます。

特徴は、申し込めるタイミングが購入と同時に限られていることです。あとから足すことは基本的にできません。そして回線をやめると補償も終わります。

3つ目は端末に紐づく第三者の保険です

キャリアともAppleとも関係のない事業者が提供する保険です。回線がどこでも、買った場所がどこでも、端末そのものを対象にします。

私が今使っているモバイル保険がこの形で、月700円の1契約で主端末1台と副端末2台まで登録できます。年間の補償上限は15万円です。

入り口申し込める期間窓口
AppleCare+購入と同時または30日以内Apple
キャリアの補償購入と同時のみ各キャリア
第三者の保険取得から1年未満など保険会社

窓口が違うので同じ日に全部は比べられません

3つは提供元が違うので、条件の書き方も揃っていません。片方は自己負担額で書かれ、もう片方は年間の上限額で書かれています。同じ物差しで並んでいないものを、順位で並べること自体に無理があります。

だから本記事では点数を付けません。代わりに、どこが違うのかという軸だけを出します。

3つの外側にクレジットカードの付帯もあります

一部のクレジットカードには、購入した品物の破損を補償する仕組みが付いています。ただしこれは保険商品ではなくカードの特典なので、対象や期間がカードごとに違います。

iPhoneを守る本命として数えるより、すでに持っているカードにたまたま付いていたら確認する、くらいの位置づけが実情に近いです。

名前が多いだけで構造は3つです

商品名を並べると10個以上になりますが、どれかの入り口に収まります。読むべき記事が絞れないときは、名前ではなく提供元で仕分けると早いです。

提供元で仕分けると、条件の書き方が揃っていない理由も見えてきます。Appleは修理1回あたりの自己負担で書き、キャリアは月額と交換時の負担で書き、保険会社は年間の上限額で書きます。同じ商品を比べているつもりで、実際には違う種類の数字を並べていることがあります。

iPhoneの保険でおすすめが分かれるのは数え方の単位です

3つの入り口は、月額の高い安いより先に、数え方の単位が違います。ここが分かると、自分にとってのおすすめが自動的に決まります。

AppleCare+は1台ごとに数えます

iPhoneに1つ、iPadに1つ、Apple Watchに1つ。守りたい端末の数だけ契約が増えます。

月払いのiPhoneはおおよそ月950円から1,580円で、機種が新しく高いほど上がります。2台持っていれば、当然2台ぶん払います。

キャリアの補償は1回線ごとに数えます

回線に紐づいているので、契約している回線の数だけ補償があります。回線を持っていない端末は対象になりません。

Wi-Fiだけで使っているiPadや、イヤホン、ノートパソコンは、この単位では最初から数えられていません。

第三者の保険は1契約で複数台を数えます

モバイル保険の場合、1契約で主端末1台と副端末2台の合計3台までを1つの月額でまとめます。回線があるかどうかは関係ありません。

副端末の登録には、登録日から30日間は補償されないという空白があります。この条件の細かいところはモバイル保険にiPhoneを入れるときの条件をまとめた記事に書きました。

数え方の単位増える条件
1台ごと端末が増えると契約も増える
1回線ごと回線が増えると補償も増える
1契約で3台まで3台までは月額が変わらない

守る対象が1台なら単位の差は出ません

iPhoneだけを守りたい人にとって、どの単位でも結果は変わりません。1台に1つ付けるだけです。

この場合は、自己負担額と窓口の近さで選ぶことになります。正規修理にこだわるならAppleCare+、手続きを1か所にまとめたいならキャリアの補償、という具合です

2台目から差が開きます

差が出るのは、守りたいものがiPhone以外にもあるときです。iPadやワイヤレスイヤホン、ノートパソコンまで含めると、1台ごとに数える形では契約がそのまま増えていきます。

私の場合は守りたい端末が4台あって、1台ごとに数える形だと払う額が4つ分に膨らみました。ここで単位そのものを変える判断をしました。

3台を超えると別の問題が出ます

もっとも、1契約で3台までという形にも上限があります。私は4台守りたいので、1台は自分で持つと決めました。

分かれるのは補償の厚さではなく数え方の単位

台数の配り方についてはモバイル保険で3台をどう割り当てるかの記事にまとめています。

iPhoneの保険のおすすめは月額ではなく2年で数えます

月額だけを見ると、どれも数百円から千円台に収まっていて、差は小さく見えます。数える単位を月から2年に変えると、印象が変わります。

月額の差は小さく見えます

月950円と月700円の差は250円です。缶コーヒー1本ぶんくらいで、ここだけ見ると判断材料になりません。

多くの比較記事が月額の表で終わっているのは、その先を出すと数字が大きくなりすぎるからだと思います。

2年に伸ばすと万単位になります

iPhoneの買い替えサイクルはおおむね2年から4年です。2年で数えると、月1,180円は2万8,320円、月700円は1万6,800円になります

差額は1万1,520円です。250円の差が、2年でこの額になります。

月額2年の総額
700円16,800円
950円22,800円
1,180円28,320円
1,580円37,920円

自己負担を足すと順番が変わることがあります

総額だけでは終わりません。実際に壊れたときには自己負担があります。

AppleCare+なら画面のみで3,700円、それ以外の損傷で12,900円です。2年で1回だけ画面を割ったとして、月1,180円のプランなら合計3万2,020円を払ったことになります

修理が起きなかった場合も数えます

私はAppleCare+にiPhone 1台を月1,180円で2年入れて、修理は一度もありませんでした。払った2万8,320円は、そのまま出ていったことになります。

これを損だと言うつもりはありません。壊れなかったのは結果論で、入っている間は安心して使えていました。ただ、次の2年も同じ形で払うかどうかは別の判断です。

総額を出してから窓口を選びます

2年の総額と、想定される自己負担を足した数字が出れば、そこで初めて比較ができます。月額の表だけで決めると、この足し算を飛ばすことになります。

この数字を出すのに要る時間は5分ほどで、月額に24をかけて自己負担を1回ぶん足すだけです。それだけで、月額の差が小さいという理由で先送りにしていた判断が、具体的な金額の話に変わります。

2年の総額を出したあとは、その額で何台守れるかという話になります。
回線も買った場所も問わず、1契約で主端末1台+副端末2台まで。

月700円・最大3台まで

モバイル保険の公式ページを見る →

» モバイル保険公式サイトはこちら

iPhoneの保険でおすすめしにくいのは二重に払う形です

窓口を選ぶ段階で、避けたほうがいい組み方が1つあります。同じ壊れ方に対して2つぶん払っている状態です。

AppleCare+とキャリアの補償は守る範囲が重なります

どちらも、落として壊した、水に濡らした、といった過失による損傷を対象にしています。守っている範囲がほぼ同じです。

にもかかわらず、両方に入っていれば両方から請求が来ます。修理のときに使えるのはどちらか一方です。

重なっていても自動では止まりません

キャリアで買ったiPhoneに補償を付け、その後で自分でAppleCare+にも入る、という順番になると、二重になっていることに気づきにくいです。請求が別々の明細に出るためです。

今の請求を確認して、iPhone1台に対して保証が2つ付いていないかを見るところから始めるのが安全です。

壊れる前の状態は対象になりません

AppleCare+の契約規定には、購入した後にプランを購入した場合、そのプランの購入前に対象機器に生じていた状態は保証対象外と書かれています。

つまり、すでに割れている画面を直すために今から加入する、という使い方はできません。あとから入る話はアップルケアにあとから入る方法をまとめた記事に整理しました。

画面だけのつもりが12,900円になることがあります

規約の追補には、画面のみまたは背面ガラスのみの料金が適用される条件として、交換の妨げとなる他の損傷がないことと書かれています。筐体の変形やへこみが一緒にある場合は12,900円として請求されます。

割れ方は自分では選べません。3,700円で済む前提で計算していると、想定が外れることがあります。

二重を解いてから足し算をやり直します

重なりを外すと、月額の合計が下がります。そのうえで2年の総額を出し直すと、選ぶべき窓口が変わることがあります。

順番としては、外してから比べる、です。

iPhoneの保険のおすすめが当てはまらない人がいます

ここまでの整理は、条件を満たしている人向けです。当てはまらない人もいます。

買ってから1年以上で何にも入っていない人

このパターンが一番選択肢が少ないです。AppleCare+の30日は過ぎていて、キャリアの補償は購入と同時のみで、第三者の保険も取得から1年未満という要件に引っかかります。

次の買い替えのタイミングまで、修理費は自分で持つ形になります。逆に言えば、次に買うときにその場で決めれば、この状態は繰り返さずに済みます。

未成年の人

AppleCare+の契約規定には、未成年者は本プランを購入できないと書かれています。保護者の名義で手続きすることになります。

第三者の保険にも、契約者の年齢について条件が置かれている場合があります。申し込む前に確認が要ります。

日本以外で買ったiPhoneを使っている人

同じ規約に、日本以外で購入されたデバイスは対象外の場合があると書かれています。海外で買って持ち帰ったiPhoneは、そのまま同じ手順では進めません。

守る対象がiPhone1台だけの人

台数で数える形の利点は、2台目以降で出ます。守りたいのがiPhone1台だけなら、1台ごとに数える形のほうが分かりやすいこともあります。

その場合はAppleCare+か、キャリアで買ったならその補償か、という2択に戻ります。判断の材料はiPhoneの保険がいらないかを考えた記事にまとめました。

修理より買い替えを選ぶ人

壊れたら直さずに新しいものを買う、という人にとっては、修理費の補償そのものが噛み合いません。この場合は保証を持たないという判断も成り立ちます。

3つのタイプの守り方の違いはスマホ保険の比較記事に一覧があります。

iPhoneの保険のおすすめを今日決める順番

この選び方が当てはまらない人

条件が揃った人向けに、実際の手順を並べます。上から順に進めると、迷う場面が減ります。

1 購入日を確認します

シリアル番号から保証状況を確認するページで、購入日と残りの保証期間が出ます。設定アプリからも見られます。

ここで日数が確定すると、検討する入り口が絞られます。

2 今払っているものを確認します

キャリアの請求明細と、Appleからの請求を両方見ます。iPhone1台に対して保証が2つ付いていないかを確認します。

重なっていた場合は、どちらを残すかを先に決めます。

3 守りたい台数を数えます

iPhone以外に、iPad、イヤホン、ノートパソコンなど、壊れたら困るものを書き出します。ここで出た数が、数え方の単位を選ぶ材料になります。

1台なら1台ごとの形、2台以上なら台数でまとめる形が候補になります。

4 2年の総額を出します

月額に24をかけます。そこに、想定される自己負担を1回ぶん足します。

この数字を、候補それぞれで出します。月額の比較で止めないことが目的です。

5 申し込める窓口から選びます

1で出した日数に照らして、今日申し込めるものだけを残します。申し込めないものは候補から外します。

残ったものの中から、4で出した総額が納得できるものを選びます。

6 手続きの前に条件を読みます

加入前に生じていた損傷は対象外です。今すでに気になる傷がある場合は、その扱いを先に確認します。

料金や条件は変わることがあるので、公式ページの最新の内容を見てから進めます。

この6つを終えると、候補は1つか2つまで減っているはずです。残ったものが自分に合わないと感じたなら、それは商品が悪いのではなく、守りたい対象と数え方の単位が噛み合っていない可能性があります。その場合は3に戻って台数を数え直します。


結論:iPhoneの保険のおすすめは商品の順位ではなく、今日の自分に残っている窓口がどれかで決まる。日数を確認してから、守りたい台数で数え方を選ぶ。
主端末1台+副端末2台まで、月700円から。

月700円・最大3台まで

モバイル保険の公式ページを見る →

» モバイル保険公式サイトはこちら

※料金や条件は変わることがあります。加入前に、最新の内容を公式ページで確認してください。

iPhoneの保険のおすすめでよくある質問

Q. iPhoneの保険は買ってから何日まで入れますか

A. 入り口ごとに違います。

キャリアの補償は購入と同時のみ、AppleCare+は日本では購入日から30日以内、端末に紐づく第三者の保険は取得から1年未満というのが基本です。第三者の保険には、有償の補償に加入している間なら1年を過ぎても登録できるという条件が置かれている場合があります。

Q. AppleCare+とキャリアの補償は両方入ったほうがいいですか

A. 守る範囲が重なるので、両方は必要ありません。

どちらも落下や水濡れといった過失による損傷を対象にしています。両方に入っていれば両方から請求が来ますが、修理のときに使えるのはどちらか一方です。今の請求明細を見て、1台に2つ付いていないかを確認してください。

Q. すでに割れているiPhoneでも今から入れますか

A. 加入前に生じていた状態は対象外です。

AppleCare+の契約規定には、プランの購入前に対象機器に生じていた状態は保証対象外と書かれています。今ある割れを直す目的で加入することはできません。

Q. iPhoneの修理費は自己負担がいくらかかりますか

A. AppleCare+なら画面のみで3,700円です。

背面ガラスのみも3,700円で、それ以外の過失や事故による損傷は12,900円です。ただし画面を交換する妨げとなる他の損傷、たとえば筐体の変形やへこみがある場合は12,900円として請求されます。

Q. iPhone以外の端末も一緒に守れますか

A. 数え方の単位によります。

1台ごとに数える形では、端末の数だけ契約が増えます。1契約で複数台を数える形なら、主端末1台と副端末2台までを1つの月額でまとめられます。回線がない端末も対象になります。

Q. 月額が一番安いものを選べばいいですか

A. 2年の総額と自己負担を足してから比べてください。

月額の差が250円でも、2年では1万円を超える差になります。そこに修理1回ぶんの自己負担を足すと、月額の順番と合計の順番が入れ替わることがあります

3つを全部調べて比べた結論を見る 実際にいくら戻ったのか、請求の記録を見る 毎月のお金を増やさず、画面割れに備える裏技を見る