会社のスマホとパソコンの保険は修理不能だと上限が4分の1になります

ナルセ
保証の中身を1つずつ確かめている調査員です。AppleCare+にiPhoneを2年入れて、修理は一度もありませんでした。今はモバイル保険に切り替えて使っています。

保証を横に並べて見比べたい方へ。AppleCare+・キャリアの補償・モバイル保険を1ページにまとめています。

スマホ保険の比較記事を見る →

会社のスマホとパソコンを1つの保険にまとめられるかを調べていると、「まとめられます」で終わっている情報にばかり当たります。まとめた後にスマホとパソコンで扱いがどう違うかは、ほとんど書かれていません。

モバイル保険の約款と公式ページを読むと、同じ契約に入れられても入口の条件と出口の金額が端末の種類で変わることが分かります。この記事では条文と公式表記をそのまま引きながら、会社が先に決めておくことを整理します。

会社のスマホとパソコンの保険は無線通信ができる端末を対象にしています

パソコンも登録できる。ただし条件つき

モバイル保険の公式FAQには、ノートパソコンが名指しで書かれています。推測ではなく公式の明記です。

項目公式の記載
対象の条件日本国内で販売されたメーカー純正の無線通信(Wi-Fi、Bluetooth)が可能な端末
名指しされた端末タブレット端末、ノートパソコン、ゲーム機、Wi-Fiルーター
状態の条件登録時において破損などなく全機能が正常に動作するもの
台数主端末1台と副端末2台の計3台まで

公式のよくあるご質問には、次のように書かれています。

登録可能です。 その他にも、タブレット端末やノートパソコン、ゲーム機、Wi-Fiルーターなど無線通信が可能な端末を幅広く補償いたします。

約款の第2条4項では、対象を電波法施行規則第2条第1項第15号の無線通信が可能な端末機器と定めています。Wi-FiとBluetoothを積んだノートパソコンはこの定義に収まります。

一方で、通信機能を持たないデスクトップパソコンについては公式に一覧がありません。 定義から外れると読めますが、断定できる資料が出ていないため申込み前の確認事項として残ります。

「パソコンも入れられる」で判断を止めると、入れた後の条件差を見落とします。同じ契約に入っていても、スマホとパソコンでは登録の入口も支払いの出口も同じではありません

関連して社用端末の保険で登録できる端末を整理した記事では、調達経路や付属品の扱いを条文から確認しています。

会社のスマホとパソコンの保険は取得から1年を境に条件が変わります

登録できるかどうかは、端末を手に入れてからの経過時間で分かれます。ここが会社のパソコンで最初に引っかかる場所です。

条件内容
取得1年未満そのまま登録できる
取得1年以上メーカーまたは通信キャリアの有償の補償サービスに加入中であることが要る
加入の継続責任開始後は上記有償補償サービスの加入の継続は問われない
新規取得の定義保証期間が3ヵ月以上の保証書が発行された状態

約款の第2条4項(2)には、次のように書かれています。

(ア)新規取得した日から1年未満

(イ)新規取得した日から1年以上であってもメーカーまたは通信キャリアが提供する有償の補償サービスに加入しており、かつ当該サービスにより補償が受けられる状態

会社のスマホとパソコンでは買い替えの周期が違います

社用スマホは2年前後で入れ替わるため、取得1年未満に当たる台数が多くなります。 対してノートパソコンは4年から5年使う会社が多く、棚卸しをすると取得1年以上の端末が大半を占めます。

つまり同じ日に申し込んでも、スマホは素通りしてパソコンだけが条件に引っかかるという偏りが起きます。 手元の台帳に取得日の列がないと、この偏りは申込み画面まで分かりません。

社用MacBookの保険を調べた記事では、パソコン1台に絞ったときの条件を確認しています。

会社のスマホとパソコンの保険は修理不能だと上限が4分の1になります

支払われる金額は、修理できたかどうかで大きく変わります。修理不能と盗難の場合だけ、上限が25%に下がります。

状態主端末の上限副端末の上限
修理または有償交換できた負担した修理費用(年15万円の通算枠内)負担した修理費用(通算45,000円の枠内)
修理不能となった37,500円11,250円
盗難37,500円11,250円
上限の根拠修理費用保険金額の25%副端末修理費用保険金額の25%

公式のサービスページには、次の注記が置かれています。

※修理不能、盗難の場合には主端末37,500円、副端末11,250円を上限に補償します。

約款の用語定義でも、修理不能保険金額は修理費用保険金額の25%が上限と定められています。150,000円の25%が37,500円、45,000円の25%が11,250円という計算です。

ノートパソコンは水濡れで基板まで届くと修理不能に振れることがあり、そこで初めてこの25%が効いてきます。 画面割れで済むスマホとは、同じ事故名でも着地が違います。

修理不能だと上限が4分の1になる

業務端末の補償が降りない事由を整理した記事では、支払事由そのものに当たらない場面を約款から拾っています。

会社のスマホとパソコンの保険は3台の通算で年15万円を分け合います

年間15万円という数字は、1台ごとに与えられる枠ではありません。契約に登録した3台で分け合う通算の上限です。

枠の種類金額根拠
契約全体の通算上限150,000円主端末および副端末に対して通算
主端末の上限150,000円主端末に対して通算
副端末2台の合計上限45,000円修理費用保険金額の30%相当額が上限
副端末1台あたり個別の枠なし2台合計で45,000円

約款の第6条2.(1)には、次のように書かれています。

(1)修理費用保険金額が主端末および副端末に対して通算して支払われる1保険期間に係る支払上限額となります。

修理費が大きいノートパソコンは、1回の修理で契約の枠をまとめて使います。 同じ契約に入れたスマホが年内に壊れたとき、残りの枠から支払われる形になります。

iPhoneとMacBookとiPadをまとめて補償する記事では、3種類を1契約に収めたときの配分を見ています。

会社のスマホとパソコンの保険はどちらを主端末に置くかで守り方が変わります

1契約につき主端末は1台だけです。残りの2台は副端末になり、修理不能時の上限が11,250円まで下がります。

社員22名にスマホ1台とノートパソコン1台を配り、15契約に分けた場合で並べます

パターンA(パソコンを主端末に置く)台数修理不能時の上限
ノートパソコン(主端末)15台37,500円
ノートパソコン(副端末)7台11,250円
スマホ(副端末)22台11,250円
パターンB(スマホを主端末に置く)台数修理不能時の上限
スマホ(主端末)15台37,500円
スマホ(副端末)7台11,250円
ノートパソコン(副端末)22台11,250円

パターンBではノートパソコン22台すべてが11,250円の枠に入ります。 調達価格が高い側を副端末に寄せると、修理不能になったときの戻りが薄くなります。

会社の判断は「まとめられるか」ではなく、主端末という1枠をどの種別に渡すかに落ちます。台帳を種別で並べ替えると、この配分は機械的に決められます。

複数端末の補償を一本化する記事では、契約数の組み方そのものを台数から逆算しています。

会社のスマホとパソコン44台に付けた年額を出しました

社員22名にスマホ1台とノートパソコン1台の計44台を配っている前提で計算します。1契約に3台まで入るため、必要な契約数は15契約です。

項目内容
端末数44台(スマホ22台・ノートパソコン22台)
契約数15契約(14契約×3台+1契約×2台)
月額700円×15契約=10,500円
年額126,000円

主端末は15枠、副端末は30枠になります。 44台の内訳は次のとおりです。

台数空き
主端末15台0枠
副端末29台1枠

1台あたりの年額は2,864円という水準です。端末を1台買い増したとき、副端末の空き1枠に入れれば追加費用は発生しません。

法人の端末保険を比較した記事では、他社の商品も含めて年額を並べています。

モバイル保険は月額700円(非課税)で1契約に主端末1台と副端末2台の計3台を登録でき、スマホとノートパソコンを同じ契約に混ぜられます。公式のよくあるご質問にノートパソコンが名指しで挙げられており、無線通信ができる端末であれば種別を問いません。主端末と副端末で上限額が変わる点も約款第6条に書かれています。
スマホとパソコンを同じ1契約に混ぜられるので、種別ごとに商品を分ける必要がありません。

月700円・最大3台まで

モバイル保険の公式ページを見る →

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会社のスマホとパソコンの保険は他の保証と重なると差し引かれます

スマホ22台とパソコン22台、合わせて44台

メーカーの延長保証やキャリアの補償オプションを併用している端末では、支払いの計算が変わります。先に他の保険から受け取った額は差し引かれます。

場面扱い
他の保険から支払を受けている支払われる保険金からその金額を控除した額になる
取得1年以上の端末の登録有償の補償サービスへの加入が登録の条件になる
責任開始後の扱い有償補償サービスの加入の継続は問われない
二重に受け取れるか控除される

約款の第8条には、次のように書かれています。

当社は、第5条(保険金をお支払いする場合)の損害に対して保険金を支払うべき他の保険契約からすでに支払を受けている場合には、支払われる保険金からその金額を控除した額を支払います。

取得1年以上のパソコンを登録するために有償の補償サービスへ加入すると、その保証と枠が重なる形になります。 重ねること自体は登録の条件を満たす手段ですが、受け取れる額が積み上がるわけではありません。

  • 有償の補償サービスに加入した状態で登録し、責任開始後に解約する運用は約款上は妨げられていない
  • 他の保険から先に受け取った額はモバイル保険側で控除される
  • 会社の経費としては保険料が二重に発生する期間ができる

社用iPhoneにAppleCareが必要かを検討した記事では、メーカー保証との重なりを費用の側から見ています。

会社のスマホとパソコンの保険で会社が先に決める3つのこと

商品を比べる前に、会社の側で決まっていないと申込みが止まる項目があります。どれも台帳を見れば埋まる内容です。

  • 主端末という1枠をスマホとパソコンのどちらに渡すか
  • 取得1年以上の端末が何台あり、そのうち有償の補償サービスに入っているのが何台か
  • 修理不能になった端末を会社として買い替えるか、37,500円を受け取って現物を残すか

台帳に種別と取得日と有償補償の加入状況の3列を足してください。この3列が埋まった時点で、必要な契約数と主端末の配分がそのまま出ます。

法人がモバイル保険を契約できるか整理した記事では、契約者を法人にできるかという前段を扱っています。

会社のスマホとパソコンの保険についてよくある質問

Q. 会社のノートパソコンはモバイル保険に登録できますか

A. 公式のよくあるご質問にノートパソコンが名指しで書かれています。

Wi-FiやBluetoothによる無線通信ができる端末であることが条件です。タブレット端末やゲーム機、Wi-Fiルーターも同じ枠で挙げられています。

Q. 通信機能のないデスクトップパソコンは対象になりますか

A. 公式に一覧がないため、申込み前に確認する項目として残ります。

約款は無線通信が可能な端末機器と定めており、この定義から外れると読めます。断定できる資料が公開されていないため、この記事では結論を置きません。

Q. 3年使っている会社のパソコンは登録できますか

A. 取得から1年以上の端末は、有償の補償サービスに加入中であることが条件になります。

メーカーまたは通信キャリアが提供する有償の補償サービスが対象です。加入していない状態では登録の条件を満たしません。

Q. 修理不能になると37,500円しか受け取れないのですか

A. 主端末が修理不能となった場合の上限が37,500円で、副端末は11,250円です。

修理または有償交換ができた場合は、負担した修理費用が枠の範囲で支払われます。同じ事故でも修理できたかどうかで金額が変わります。

Q. 年15万円は1台ごとの枠ですか

A. 主端末と副端末に対して通算して支払われる1保険期間の上限です。

契約に登録した3台で分け合う形になります。副端末2台の合計上限は45,000円です。

Q. スマホとパソコンを同じ契約に入れても問題ありませんか

A. 主端末と副端末の組み合わせは自由に決められます。

種別をそろえる決まりはありません。主端末をどちらにするかで修理不能時の上限が変わるため、そこだけ配分を決めておく形になります。

Q. AppleCareに入っている端末をモバイル保険にも登録できますか

A. 登録できます。取得1年以上の端末ではむしろ登録の条件を満たす手段になります。

ただし他の保険から先に支払を受けている場合、その金額は控除されます。二重に受け取る形にはなりません。

Q. 端末を買い増したら契約も増やす必要がありますか

A. 副端末の枠が空いていれば、追加費用なしで登録できます。

1契約は主端末1台と副端末2台までです。44台を15契約で組んだ場合、副端末の枠が1つ残ります。

会社のスマホとパソコンは同じ契約に入れられます。ただし入れた後は、取得からの経過時間で登録の可否が分かれ、修理できたかどうかで支払われる額が4倍変わります。

判断に要る材料は商品ページではなく自社の台帳の側にあります。 種別と取得日と有償補償の加入状況を並べたところから、契約数も主端末の配分も決まります。

結論:会社のスマホとパソコンは同じ契約に入れられるが、扱いは同じではない。取得から1年以上たった端末は有償の補償サービスに入っていないと登録できず、修理不能になると主端末でも37,500円が上限になる。台帳に種別と取得日と有償補償の加入状況の3列を足せば、必要な契約数と主端末の配分がそのまま出る。
上限額を比べる前に、自社の台帳から取得日と有償補償の加入状況を確かめてください。

月700円・最大3台まで

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