保証を横に並べて見比べたい方へ。AppleCare+・キャリアの補償・モバイル保険を1ページにまとめています。
モバイル保険のiPhoneでおすすめの1台は新しい方とは限りません
手元にiPhoneが2台あって、どちらをモバイル保険に登録するか迷っている人は多いと思います。私も同じ場面に立ちました。
迷っていた2台のうち登録できたのは1台だけでした
機種変更をしたあと、新しいiPhoneと前まで使っていたiPhoneが両方手元に残りました。どちらも動きます。画面も割れていません。
どちらを登録するかという問題だと思っていました。ところが公式の登録条件を読むと、片方は最初から候補に入っていませんでした。選ぶ以前に、条件を満たしているのが1台しかなかったのです。
高い方を守るという発想は途中で止まります
修理費が高いのは新しい方です。だから新しい方を登録する。この考え方は間違っていません。
ただしそれは、両方が登録できる前提の話です。モバイル保険には登録できる端末の条件があり、その条件は端末の値段ではなくいつ手に入れたかで決まります。値段の比較は、条件を通過した端末同士でしか意味を持ちません。
おすすめが決まるのは3つの段階を通ったあとです
登録する1台を決めるまでに、次の3つを順番に通ります。
1. 取得日から見て、その端末が登録できる状態かどうか
2. 買い方から見て、その端末が対象になるかどうか
3. 残った端末のうち、どれを主端末にするか
多くの記事は3から書き始めます。修理費が一番高いものを主端末に、という話です。それ自体は正しいのですが、1と2で落ちる端末があることを知らないまま3を読むと、登録できない端末を主端末に据える計画を立ててしまいます。
この順番を先に知っていれば、比較に使う時間はかなり減ります。1と2は書類を見れば数分で判定できるからです。時間がかかるのは3の修理費の比較で、そこに入る前に候補が1台に絞られていれば、比較そのものが不要になります。iPhoneの保証をどの入り口から申し込めるかという全体の整理はiPhoneの保険のおすすめの記事にまとめています。
新しい方が候補から外れることもあります
順番が逆になる場合もあります。中古で買った新しめのiPhoneが条件から外れて、正規の店で買った古い方だけが残ることもあります。
新しい方が正解になるのは、その1台が条件を通過しているときだけです。端末の新しさは登録の可否とは別の軸にあります。
3台まで入るという話とは別の判断です
モバイル保険は1契約で主端末1台と副端末2台まで登録できます。iPhoneが2台あるなら両方入れられそうに見えます。

台数の枠と登録の条件は別々に効きます。枠が3つ空いていても、条件を満たさない端末はその枠に入りません。端末の種類が違う3台をどう配るかという話はモバイル保険のおすすめの記事にまとめてあります。この記事はiPhone同士で迷ったときの話に絞ります。
モバイル保険にiPhoneを登録できるかは取得日で決まります
登録できるかどうかを分ける一番大きな条件が取得日です。
取得から1年未満であることが基本の線です
モバイル保険の登録要件は、新規取得から1年未満であることです。ここでの新規取得は、新品の状態で自分のものになった日を指します。
1年という区切りは長いようで短いです。機種変更から1年が経っていれば、そのiPhoneはこの条件では登録できません。ほとんどの人が対象外になる理由はここにあります。
1年を過ぎても道が残る場合があります
1年以上経っている端末でも、メーカーやキャリアの有償の補償に加入していて、その補償が受けられる状態であれば登録できます。
AppleCare+に入ったままの人はこちらに当たります。私はAppleCare+を解約してからモバイル保険に切り替えたので、この道は使いませんでした。切り替えを考えている人は、解約する前に登録を済ませたほうが選択肢が広く残ります。
2つの条件はどちらかを満たせば足ります
取得1年未満と有償補償の加入中は、両方を満たす必要はありません。
| 状態 | 登録の可否 |
|---|---|
| 取得から1年未満 | 登録できる |
| 取得から1年以上・有償の補償に加入中 | 登録できる |
| 取得から1年以上・補償なし | 登録できない |
| 取得日が確認できない | 登録できない |
表の3行目に当たる人が一番多いはずです。この場合、そのiPhoneは今の状態では登録できません。
取得日は自分の記憶ではなく書類で確認します
登録のときに求められるのは、購入日が分かる書類です。レシート、注文履歴の画面、キャリアの契約書などが該当します。

記憶では通りません。私は注文履歴を遡って日付を確認しました。去年の秋だと思っていた購入が、実際には一昨年の冬でした。この1年の差で登録の可否が変わります。
書類が見つからない場合は、キャリアで買ったならマイページの契約履歴に、Apple Storeで買ったならAppleアカウントの購入履歴に日付が残っています。どちらも数分で開けます。ここを飛ばして自己申告で進めると、登録は通っても請求のときに書類が足りずに止まる可能性があります。
全機能が正常であることも同時に見られます
取得日を満たしていても、すでに壊れている端末は登録できません。画面のひび、バッテリーの膨張、カメラの不具合などがあると対象外です。
技適マークがあることも条件に入っています。日本国内で正規に売られたiPhoneであれば通常は問題ありませんが、海外で買った端末は確認が要ります。
モバイル保険でiPhoneのおすすめが動くのは機種変更の直後です
条件を満たすiPhoneを作れる期間は限られています。
買った直後だけ全部の選択肢が開いています

iPhoneを買った直後は、取得1年未満の条件を自動的に満たしています。この時期なら、AppleCare+にもキャリアの補償にもモバイル保険にも申し込めます。
時間が経つほど窓口は閉じていきます。閉じる順番は制度ごとに違います。
| 経過 | AppleCare+ | モバイル保険 |
|---|---|---|
| 購入と同時 | 申し込める | 申し込める |
| 購入から30日以内 | 申し込める | 申し込める |
| 購入から31日〜1年未満 | 申し込めない | 申し込める |
| 1年以上・有償補償なし | 申し込めない | 申し込めない |
AppleCare+の30日はあとから追加できる期限です。モバイル保険の1年未満は登録の要件です。同じ日数の話に見えて、別の制度の別の区切りです。
30日を過ぎてもモバイル保険には11か月残ります
購入から30日を過ぎてAppleCare+に入れなかった人は、そこで保証の話が終わったと感じるかもしれません。
実際には、モバイル保険の窓口は取得から1年未満まで開いています。30日と1年では11か月の差があります。この期間に気づけるかどうかで、守れるかどうかが変わります。あとから入れるかどうかの整理はAppleCare+にあとから入る場合の記事にまとめてあります。
機種変更のたびに条件は作り直せます
1年を過ぎた端末は登録できませんが、次の機種変更で新しい端末を手に入れると、その端末について条件がまた開きます。
つまり登録できる状態は、機種変更のたびに作り直せます。逆に言うと、機種変更のタイミングを逃すと次の機会まで1年以上待つことになります。
同じ機種を長く使う人ほど、この機会は遠くなります。3年に1度しか買い替えないなら、登録できる窓は3年に1回しか開きません。そのときにモバイル保険を検討していなければ、次に思い出したときには条件から外れています。
副端末は登録から30日間は待機になります
登録できたあとにもう1つ日数の話があります。副端末として登録した端末は、登録日から30日間は補償されません。
登録した翌日に落として割っても対象外です。壊れてから登録するという使い方を防ぐための仕組みです。主端末にはこの待機期間がありません。
待機期間を考えると登録は早いほど有利です
副端末に入れる予定の端末があるなら、壊れる前に登録を済ませておく必要があります。
私は機種変更のあと数日で登録しました。急いだ理由は待機期間で、この30日を過ぎるまでは実質的に守られていない状態が続くからです。
モバイル保険にiPhoneを入れるおすすめの枠は修理費の高さで決めます
条件を通過した端末が複数残ったら、ここで初めて枠の話になります。
主端末と副端末では受け取れる額が違います
モバイル保険は1契約で3台まで登録できますが、3台が同じ扱いではありません。
| 区分 | 修理できる場合 | 修理できない場合と盗難 |
|---|---|---|
| 主端末 1台 | 最大150,000円 | 最大37,500円 |
| 副端末 2台 | 2台合計で最大45,000円 | 2台合計で最大11,250円 |
主端末と副端末では上限が3倍以上違います。年間の通算は150,000円までです。
修理費が一番高い1台を主端末にします
上限の差がここまで大きいと、主端末に何を置くかが実質的な判断のすべてになります。
基準はシンプルで、壊れたときに一番お金がかかる1台です。iPhoneが2台条件を通過しているなら、画面や背面の修理費が高い方を主端末に置きます。
副端末の45,000円は2台で分け合います
副端末の枠は2台ありますが、金額は2台合計です。1台で45,000円を使い切ると、もう1台には残りません。
この分け方の詳しい考え方はモバイル保険のおすすめの記事に書いています。ここで押さえておきたいのは、副端末の2枠は金額としては1枠分しかないということです。
iPhone2台を主端末と副端末に分けると差が出ます
条件を通過したiPhoneが2台あって、両方を登録できるとします。新しい方を主端末、古い方を副端末に置くのが自然な配置です。
このとき古い方は45,000円の枠に入ります。iPhoneの画面修理は機種によっては4万円を超えるので、副端末の枠では足りないこともあります。古い方も守りたいなら、その修理費が45,000円に収まるかを先に調べます。
iPhone以外に守りたい端末があるなら枠を空けます
私の場合、守りたい端末はiPhone・iPad・ワイヤレスイヤホン・ノートパソコンの4台でした。3台までなので1台は自分で持つと決めました。
iPhoneを2台とも登録すると、他の端末に回す枠がなくなります。古いiPhoneを守るのと、iPadやノートパソコンを守るのと、どちらが自分にとって痛いかで決まります。
登録できる1台が決まったら、次はその1台をどこに置くかという話になります。
取得から1年未満なら、1契約で主端末1台+副端末2台まで。
モバイル保険でiPhoneをおすすめできない買い方があります
取得日を満たしていても、買った経路によって対象外になるiPhoneがあります。
個人間の取引で手に入れた端末は対象外です
フリマアプリやオークションで買ったiPhone、友人や家族から譲り受けたiPhoneは登録できません。取得から1年未満であっても対象外です。
理由は状態の証明ができないことにあります。前の持ち主がどう使っていたか、すでに不具合が出ていないかを確認する手段がありません。
中古で買うなら販売店の条件が付きます
中古の端末が全部だめというわけではありません。法人が運営する販売店で購入し、3か月以上の製品保証が確認できる場合は対象になります。
| 買った経路 | 登録の可否 |
|---|---|
| Apple Store・キャリア・家電量販店の新品 | 登録できる |
| 法人の販売店の中古で3か月以上の保証付き | 登録できる |
| 法人の販売店の中古で保証なし | 登録できない |
| フリマアプリ・オークション | 登録できない |
| 家族や友人からの譲渡 | 登録できない |
中古で買ったiPhoneを登録したい人は、購入前に保証期間を確認しておく必要があります。
認定整備済製品は保証の有無で判断が分かれます
Appleの認定整備済製品は法人が販売する中古に当たります。ただし対象になるかどうかは、その端末に付いている保証の内容次第です。
購入時の書類に保証期間が明記されていれば判断材料になります。書類が手元にない場合は、登録前に販売元へ確認しておくほうが確実です。
海外で買ったiPhoneは技適で引っかかります
海外の店舗で買ったiPhoneは、技適マークがない場合があります。この場合は登録の対象外です。
日本で正規に売られたiPhoneであれば設定画面から技適マークを確認できます。買った国が違うだけで、端末としては同じでも扱いが変わります。
確認は設定アプリの一般から情報を開き、認証の項目をたどると出てきます。ここに表示がなければ、その端末は登録の対象に入りません。海外出張のついでに買ったiPhoneや、免税店で買った端末は特に確認しておいたほうが安全です。
名義が自分でない端末も見送りになります
家族の名義で契約したiPhoneを自分が使っている場合、登録の主体が誰になるかで判断が変わります。
契約者と使用者がずれていると、請求のときに書類が揃わないことがあります。登録できない端末の全体像はモバイル保険のデメリットの記事に整理しています。
モバイル保険のiPhoneのおすすめは古い1台の扱いで変わります
登録できなかった古いiPhoneをどうするかで、その後の判断が変わります。
手元に残すなら守らないと決めます
機種変更で下取りに出さず、古いiPhoneを手元に残す人は多いと思います。私もそうしました。
この1台はすでに取得から1年を過ぎていて、有償の補償にも入っていません。つまり何をしても登録できない端末です。守れないものとして扱い、壊れたら買い替えるか使うのをやめると先に決めておくほうが、判断は軽くなります。
下取りに出すなら守る対象から外れます
古いiPhoneを下取りに出すと、そもそも手元から消えます。守る対象は新しい1台だけになり、迷う要素がなくなります。
下取り価格と、その1台を守るために枠を1つ使うことを比べると、下取りのほうが分かりやすい場合もあります。
下取りに出した端末はその場で手を離れるので、あとから守り方を考える必要もなくなります。手元に置いておくと、使わないまま引き出しに入っている端末のために枠を1つ空けておくかどうかで迷い続けることになります。
家族に渡すと相手側でも登録できません
古いiPhoneを子どもや親に渡すケースもあります。この場合、渡された側がモバイル保険に登録することはできません。家族からの譲渡は対象外だからです。
渡す相手の端末を守りたいなら、その人が新しく端末を買うタイミングを待つ形になります。
サブ機として使うなら壊れ方を限定します
古いiPhoneを音楽再生や動画視聴の専用機として使うなら、持ち歩く頻度が下がります。落とす機会が減れば、守らないという選択のリスクも小さくなります。
家の中でしか使わない端末に保険をかける必要は薄いです。守るかどうかは端末の値段ではなく、外に持ち出す頻度で考えるほうが実態に合います。
私が枠から外したのもこの考え方でした。4台のうち一番持ち出さないものを自分持ちにして、残り3台を登録しています。持ち出す頻度は自分にしか分からないので、ここは他人のおすすめが当てにならない部分です。
2台持ちを続けるなら枠の使い方を先に決めます
新旧2台を両方持ち歩く人もいます。この場合は両方が壊れる可能性があるので、どちらを守るかの判断が重くなります。
条件を通過しているのが1台だけなら悩む余地はありません。両方通過している場合は、修理費の高い方を主端末に置き、もう1台を副端末に入れるか他の端末に枠を譲るかを決めます。
iPhoneを入れるときに引っかかりやすい条件はモバイル保険にiPhoneを入れるデメリットの記事で詳しく見ています。
モバイル保険にiPhoneを入れる順番
ここまでの内容を、手を動かす順番に並べ直します。
1 手元のiPhoneを全部書き出します
使っているもの、しまってあるもの、家族に渡す予定のものを含めて、iPhoneを全部並べます。頭の中だけで数えると1台抜けます。
2 それぞれの取得日を書類で確認します
注文履歴、レシート、契約書のいずれかで購入日を確認します。1年未満かどうかがここで判定できます。
1年を過ぎている端末は、有償の補償に入っているかを続けて確認します。
3 買った経路を思い出します
新品で買ったのか、中古で買ったのか、譲り受けたのかを端末ごとに記録します。中古なら販売店と保証期間も確認します。
4 条件を通過した端末だけを残します
1年未満または有償補償に加入中、かつ買った経路が対象内、かつ全機能が正常。この3つを全部満たした端末だけが候補です。
この段階で候補が0台になる人もいます。その場合は次の機種変更まで待つことになります。
候補が1台だけになった場合は、その1台を主端末に置いて終わりです。副端末の枠は空けたままでも契約はできるので、あとから別の端末を追加する形にできます。
5 修理費が一番高い1台を主端末に置きます
残った候補のうち、壊れたときに一番お金がかかる1台を主端末にします。iPhoneに限らず、iPadやノートパソコンも含めて比べます。
6 残りの枠に副端末を2台まで入れます
副端末は2台合計で45,000円までです。この額に修理費が収まる端末を優先します。
7 副端末は登録から30日が過ぎるまで数えます
副端末の補償は登録日から30日後に始まります。カレンダーに日付を入れておくと、いつから守られているかが分かります。
結論:モバイル保険のiPhoneのおすすめは新しい方ではなく、取得日と買い方の条件を通過した1台。その条件を作れるのは機種変更の直後だけ。
主端末1台+副端末2台まで、月700円から。
※料金や条件は変わることがあります。加入前に、最新の内容を公式ページで確認してください。
モバイル保険のiPhoneのおすすめでよくある質問
Q. iPhoneを2台とも登録できますか
A. 条件を満たしていれば2台とも登録できます。
主端末に1台、副端末に1台という形になります。ただし副端末の上限は2台合計で45,000円なので、2台目の修理費がこの額を超える場合は足りません。
Q. 機種変更したら登録し直しが必要ですか
A. 新しい端末を登録する手続きが必要です。
契約自体は続きますが、登録している端末の情報を新しいものに入れ替えます。古い端末を外して新しい端末を入れる形になります。入れ替えのときも取得日の条件は同じように見られます。
Q. AppleCare+に入っていてもモバイル保険に登録できますか
A. 登録できます。
有償の補償に加入している状態は登録要件を満たします。むしろ取得から1年を過ぎた端末を登録したい場合は、この状態であることが必要になります。
Q. 中古で買ったiPhoneは登録できますか
A. 法人が運営する販売店で買い、3か月以上の製品保証が付いていれば登録できます。
フリマアプリや個人間の取引で手に入れた端末は対象外です。購入時の書類で販売元と保証期間を確認してください。
Q. iPhoneを主端末にするとiPadは副端末になりますか
A. 修理費の高さで決めるのが基本です。
iPadのほうが修理費が高いなら、iPadを主端末にしてiPhoneを副端末に置く形もあります。端末の種類ではなく金額で並べ替えます。
Q. 登録できる端末が1台もない場合はどうしますか
A. 次に端末を買うタイミングまで待つことになります。
取得から1年を過ぎていて有償の補償にも入っていない端末は、今の状態では登録できません。次の機種変更のときに、購入から時間を空けずに登録するのが確実です。サービスの全体像はモバイル保険の記事にまとめています。