モバイル保険に中古スマホを登録できるかは買った場所で決まりました

ナルセ
保証の中身を1つずつ確かめている調査員です。中古端末の加入条件を1行ずつ当てはめて、どこで落ちるのかを確かめました。

中古で買ったスマホをモバイル保険に登録したい、という相談を受けて条件を読み直しました。値段が安い端末ほど壊れたときに買い直しやすいので、保険は要らないのではないか。最初はそう思っていました。

ところが条件を1行ずつ追うと、値段の話はどこにも出てきませんでした。代わりに出てきたのが、どこで買ったか、いくつ保証が付いているか、いつ手に入れたか、という3つでした。

同じ機種の同じ状態の端末でも、買った店が違うだけで登録できたりできなかったりします。ここが中古ならではの引っかかりどころでした。

保証を横に並べて見比べたい方へ。AppleCare+・キャリアの補償・モバイル保険を1ページにまとめています。

スマホ保険の比較記事を見る →

モバイル保険に中古スマホを登録できるかは4つの条件で決まります

モバイル保険の加入条件は、新品でも中古でも同じ文面が適用されます。ただし中古を買った人だけが引っかかる項目が4つあります。

条件は端末の性能ではなく手に入れ方を見ている

条件を読んで最初に意外だったのが、機種名も発売年も価格も出てこないことでした。iPhone 15 でも 5年前の Android でも、条件の当てはめ方は同じです。

見ているのは端末そのものではなく、その端末があなたの手元に来るまでの経路でした。

引き受けているのがさくら少額短期保険という保険会社なので、審査の考え方も保険のそれに近くなります。壊れているかどうかを個別に見るのではなく、壊れていない可能性が高い経路を通ってきたかどうかで線を引いています。

4つの条件を先に並べます

条件満たすと登録できる満たさないと
買った場所法人が運営する販売店登録できない
保証販売店の製品保証が3か月以上登録できない
取得日あなたが手に入れてから1年未満別の条件に切り替わる
端末の状態全機能が正常に動く登録できない

この表で自分の端末がどこで止まるかを先に見ておくと、以降の説明が短く済みます。

落ちる場所は買った場所と保証に集中しています

私が条件を当てはめた範囲では、中古端末が落ちるのはほぼ最初の2行でした。取得日と端末の状態は、まともな販売店で買った端末ならたいてい通ります。

つまり中古で気にすべきなのは、端末の中身より購入先の性質です。

新品と中古で読み方が変わるのは保証の行だけです

新品には最初からメーカー保証が付いているので、保証の行を気にする必要がありません。中古の場合はここが販売店ごとの裁量になるため、購入前に確認する項目に変わります。

同じ中古でも、認定中古品と個人商店の現状渡し品では、この行の通り方がまったく違います。中古という言葉ひとつでまとめると判断を誤ります。

条件を満たさない端末でも別の道があります

4条件のどこかで止まった端末は、モバイル保険には入りません。ただし販売店が独自に用意している延長保証や、クレジットカードの付帯サービスが残っています。付いている保証を数えるところから始める話は中古スマホの保険を調べたら付いていない保証がわかりましたにまとめました。

モバイル保険の中古は買った場所で登録の可否が分かれます

4条件のうち、いちばん多くの端末をふるい落としているのがここでした。

対象は法人が運営する販売店で買ったものです

モバイル保険が対象としているのは、法人が運営する販売店で購入した端末です。中古専門店、家電量販店の中古コーナー、キャリアの認定中古品、いずれも法人が運営していれば該当します。

店舗かオンラインかは問われていません。イオシスやゲオモバイルのようなオンライン中心の中古店でも、法人が運営していれば同じ扱いです。

キャリアが直接販売している認定中古品も同じ枠に入ります。docomo Certified や au Certified といった名前で売られているもので、キャリアが検品して保証を付け直しているぶん、条件を満たしやすい買い方です。

フリマアプリと個人間の譲渡は対象外です

メルカリ、ヤフオク、ジモティー、それから友人や家族から譲り受けた端末は対象外です。ここは例外がありません。

対象外になる理由は、購入経路の記録と製品保証が残らないからだと読めます。誰から買ったか、いつ買ったか、壊れていたら誰が直すのか、この3つが個人間では確定しません。

家族からの譲渡も個人間に含まれます

見落としやすいのがここでした。親が使っていた iPhone を子どもに回す、というよくある形も個人間の譲渡です。同じ家計の中で動いた端末でも、販売店を通っていないので条件を満たしません。

家族から回ってきた端末は、状態がどれだけよくても登録できない側に入ります。

買い直せば条件を満たせる場合があります

同じ機種でも、フリマで買った1台と中古店で買った1台では扱いが違います。まだ購入前なら、数千円の差で登録できる側に移れることがあります。

登録するつもりがあるなら、買う前に購入先を決めておくほうが後戻りが少なくて済みます

領収書やレシートは残しておきます

購入先を後から証明する場面が出てきます。オンラインなら注文履歴が残りますが、店頭で買った場合はレシートが唯一の記録になることがあります。捨てないでおくと安心です。

保険金を請求する段階で、いつどこで買った端末かを聞かれることがあります。壊れてから探すと見つからないので、購入直後に写真を撮って端末の中に残しておく形が確実です

モバイル保険で中古に求められるのは3か月以上の製品保証です

買った場所を通過したあと、次に効いてくるのが保証期間でした。

3か月という線が引かれています

中古端末の場合、販売店が付けている製品保証が3か月以上あることが条件になっています。1か月保証や、保証なしの現状渡し品はここで止まります。

3か月という数字自体には、販売店が最低限の検品をしているかどうかを測る意味があるように読めます。検品もせずに仕入れたまま流している店は、3か月の保証を出せません。保証期間の長さがそのまま店の姿勢を映しているという見方ができます。

販売店ごとの保証期間には幅があります

私が調べた時点では、中古スマホの販売店が付けている保証期間は3か月から1年程度まで分かれていました。同じ店でも商品ランクによって長さが変わります。

販売店の例製品保証の目安3か月の線
イオシス商品ランクに応じて最大6か月通る
ゲオモバイル商品により設定あり要確認
キャリアの認定中古品一定期間の保証あり通る
現状渡しのジャンク品保証なし通らない

購入ページの商品説明欄に保証期間が書かれています。表示がない商品は、保証なしとして扱っておくほうが安全です。

赤ロム保証は製品保証とは別物です

中古スマホには赤ロム保証という別の保証が付いていることがあります。前の持ち主の分割払いが止まって通信が使えなくなった場合の保証で、返金や交換で対応されます

これは端末の故障を直す保証ではないので、3か月の線を満たす根拠にはなりません。求められているのは製品保証のほうです。

商品ページに「保証あり」とだけ書かれている場合、赤ロム保証だけを指していることがあります。保証という言葉が何を守る保証なのかは、購入前に読み分けておく必要があります。

保証が切れたあとに登録できるかは取得日で決まります

保証期間が終わったあとに登録しようとすると、今度は取得日の条件に当たります。3か月保証の端末を4か月目に登録する場合、取得から1年未満であれば通ります。

保証期間中でなければ登録できない、という書き方ではないところが読みどころでした。

保証書やメールは保管しておきます

保証期間を後から確認する必要が出た場合、商品ページは削除されていることがあります。注文完了メールや保証書の写真を残しておくと確認が早く済みます。

モバイル保険の中古は取得日を自分が買った日で数えます

新品と中古でいちばん誤解しやすかったのが、この取得日でした。

製造年や発売年ではありません

3年前に発売された機種を今日中古で買った場合、取得日は今日です。発売日から3年経っているから対象外、という数え方はしません。

端末そのものの年齢ではなく、あなたと端末の関係が始まった日を見ています。

前の持ち主が買った日でもありません

初代の所有者が2年前に新品で買っていたとしても、その日付は関係しません。あなたが販売店から購入した日が起点です。

この数え方のおかげで、古い機種の中古でも登録できる余地が残っています。

1年を過ぎてから登録したい場合は条件が切り替わります

購入から1年以上経った端末を登録する場合、メーカーやキャリアの有償の補償に加入中であることが求められます。中古端末でこの形になっているケースは多くありません。

登録するつもりがあるなら、買ってから1年以内に済ませておくほうが手続きが単純です

有償の補償というのは、月額を払って続けているメーカーやキャリアの保証のことです。中古販売店が無料で付けてくれる3か月保証はこれに当たりません。サービス全体の設計をひととおり見ておきたい場合はモバイル保険とは何かを契約者が説明しますにまとめてあります。

買ってすぐ登録するのがいちばん条件が緩い状態です

購入直後は、保証も取得日も両方が有効な期間です。あとから思い出して登録しようとすると、どちらかが切れていることがあります。

私が見た限り、中古で登録に失敗する人の多くは、条件を満たしていなかったのではなく、満たしていた時期を過ぎていました

登録日と補償開始日は別に扱われます

登録を申し込んだ日から、すぐ全額が受け取れるわけではありません。主端末はその日から守られますが、副端末には登録日から30日の待機があります。中古を2台目として入れる人はここで一度つまずきます。

中古で買った端末でも、条件を満たせば同じ1つの契約に入れられます。
端末ごとではなく1契約で主端末1台+副端末2台まで。

月700円・最大3台まで

モバイル保険の公式ページを見る →

» モバイル保険公式サイトはこちら

モバイル保険に中古を入れる前に端末の状態を確かめます

書類の条件を通過したあと、最後に残るのが端末そのものの状態でした。

全機能が正常に動くことが求められます

カメラ、スピーカー、マイク、タッチパネル、充電、通信。どれか1つでも動かない状態では登録できません。

中古では「カメラに傷あり」「サブスピーカー不良」といった注記付きの商品が安く売られています。安い理由がそのまま登録できない理由になります。

画面割れや水没歴がある端末は通りません

すでに割れている画面を、登録してから直してもらうことはできません。加入時点で壊れている部分は対象外です。

水没歴のある端末も同じ扱いになります。現時点で動いていても、内部の腐食が進んでいる可能性を理由に除外されます。

バッテリーの劣化は状態の判定に含まれません

バッテリーの最大容量が80%を切っていても、充電して使えているなら全機能は正常です。ここは通ります。

ただしバッテリーの自然な劣化は、そもそも保険の対象になる壊れ方ではありません。登録はできても交換費用は出ない、という関係になります。

技適マークがある端末に限られます

日本国内で使うために必要な技術基準適合証明のマークが必要です。並行輸入品や海外版の端末は、ここで止まることがあります。

設定画面の端末情報から確認できます。中古店で買う場合は、商品説明に国内版と書かれているかを見ておきます。

海外版の端末は本体価格が安いことがありますが、技適で止まると登録の話がそこで終わります。安く買えた理由が、そのまま登録できない理由になっている端末が中古には混ざっています

ネットワーク利用制限は先に確認しておきます

前の持ち主の支払いが止まると通信が使えなくなります。この状態を赤ロムと呼びます。

赤ロムになった端末は通信ができないので、全機能が正常とは言えません。購入時に判定が○になっているかを確認しておきます。

落ちる場所は買った経路に集中している

判定が△の端末は、今は使えているが将来止まる可能性がある状態です。登録時点で動いていれば通ることもありますが、あとで通信が止まったときに保険で直せる話ではありません。

修理歴のある端末は扱いが分かれます

正規の修理店で直された端末は、そのまま登録できることがあります。一方で非正規の修理店で部品を交換した端末は、メーカーの保証対象から外れているため判断が分かれます。

購入前に修理歴の有無を販売店に確認しておくと、あとで揉めずに済みます。

モバイル保険で中古を副端末にすると最初の30日は受け取れません

中古端末は2台目や3台目として登録されることが多いので、この待機期間が実務では効いてきます。

副端末には登録日から30日の待機があります

主端末には待機期間がありませんが、副端末を初めて登録した場合は登録日から30日間、補償が始まりません。この間に壊れても受け取れません。

壊れてから慌てて登録する使い方を防ぐための設計だと読めます。

中古を買ったらすぐ登録しておく理由がここにあります

30日の待機があるということは、登録を1か月先延ばしにすると、実際に守られ始めるのは2か月後になります。買った直後がいちばん壊しやすい時期なので、この空白は小さくありません。

中古を副端末に入れるなら、届いた日に登録まで済ませるのが最短です。

副端末の受け取れる額は主端末より低く設定されています

修理できる壊れ方修理できない壊れ方や盗難
主端末 1台最大150,000円最大37,500円
副端末 2台合計最大45,000円最大11,250円

副端末の45,000円は2台の合計です。1台で使い切ると、もう1台の分は残りません。

中古端末を主端末にする選び方もあります

修理費がいちばん高い端末を主端末にするのが基本の考え方です。中古で買った端末が最新のiPhoneで、手持ちで最も修理費が高いなら、中古のほうを主端末にする形もあります

枠の割り当てをどう決めるかはモバイル保険のiPhoneでおすすめの1台は新しい方とは限りませんで整理しました。

主端末と副端末の入れ替えは後からでもできます。ただし副端末として登録し直した端末には、また30日の待機が発生する場合があります。最初にどれを主端末にするかは、決めてから申し込むほうが無駄がありません。

受け取り方は修理費を立て替えてからになります

修理費が割引になるのではなく、いったん自分で払ってから請求する形です。手元の現金が一時的に減ります。この流れはモバイル保険の修理費用はいくら戻るのか調べましたで詳しく追いました。

モバイル保険に中古スマホを入れるか決める3つの数字

条件を満たしていたとして、次は入る意味があるかどうかでした。

1つ目は端末の修理費です

中古の端末でも、修理費は新品と同じです。3万円で買った中古のiPhoneでも、画面を正規店で直すと3万円を超えることがあります。

購入価格ではなく修理費で数えると、安い中古ほど保険の効きがよくなる場面が出てきます。3万円で買った端末に3万円の修理費がかかるなら、修理するか買い直すかで迷うことになります。この迷いを消すために月700円を払う、という考え方です。

2つ目は守る台数です

月700円で主端末1台と副端末2台まで登録できます。中古1台だけのために入ると1台あたり700円ですが、家族の端末と合わせて3台入れると1台あたり233円になります。

登録する台数月額1台あたり向いている状況
中古1台のみ700円700円修理費が高い端末を1台だけ持っている
中古+手持ち1台700円350円主端末が別にある
3台まとめて700円233円家族やタブレットを含めて数える

3つ目は買い直しの現実味です

壊れたときに同じ機種の中古をもう1台買い直せる金額なら、保険を挟まない選択も成り立ちます。1万円台の端末がこれに当たります。

一方で、買い直すと3万円以上かかる端末は、月700円との差が2年でも大きくなりません。月700円を2年払うと16,800円です。3万円の端末を1回買い直すより安く収まります。

中古はもう一度買う金額で数える

中古で保険を考えるときは、買った値段ではなく、もう一度手に入れるのにかかる金額で数えます。

条件を満たさなかった端末はどう考えるか

フリマで買った端末や、保証なしの現状渡し品は登録できません。この場合は修理費を自分で持つ前提で、修理費の安い機種を選ぶ、ケースとフィルムで物理的に守る、といった方向に切り替えます。私は手持ちのうち1台をケースなしで使っていますが、これは壊れたら自分で持つと決めている端末です。

キャリアで契約している回線があるなら、他店で買った端末を対象にできる補償が用意されていることもあります。仕組みと条件は持ち込みスマホ保証の中身を調べましたで確認できます。

保険に入れないこと自体は失敗ではありません。守り方を変えるだけです。デメリット側の話はモバイル保険のデメリットを契約者が正直に書きましたにまとめてあります。


結論:モバイル保険に中古を登録できるかは、端末の値段ではなく買った場所と保証で決まる。法人が運営する販売店で3か月以上の保証が付いていれば、古い機種でも登録できる。
主端末1台+副端末2台まで、月700円から。

月700円・最大3台まで

モバイル保険の公式ページを見る →

» モバイル保険公式サイトはこちら

※料金や条件は変わることがあります。加入前に、最新の内容を公式ページで確認してください。

モバイル保険と中古スマホについてよくある質問

Q. 中古で買ったスマホはモバイル保険に登録できますか

A. 法人が運営する販売店で購入し、3か月以上の製品保証が付いていれば登録できます

新品と同じ条件が適用されますが、中古では買った場所と保証期間の2つが追加の関門になります。フリマアプリや個人間で手に入れた端末はここで止まります。加えて全機能が正常に動くこと、技適マークがあることも求められます。

Q. メルカリで買った端末は登録できますか

A. できません。

個人間の取引で手に入れた端末は対象外です。ヤフオク、ジモティー、家族からの譲渡も同じ扱いになります。出品者が業者であっても、フリマアプリを経由した時点で購入先の記録と製品保証が残らないためです。

Q. 発売から5年経った機種でも登録できますか

A. 登録できます。

取得日は端末の発売日ではなく、あなたが購入した日で数えます。5年前の機種を今日中古で買ったなら、取得から1年未満の状態です。端末が正常に動いていて、購入先と保証の条件を満たしていれば問題ありません。

Q. 中古で買ってから1年以上経っています

A. メーカーやキャリアの有償の補償に加入していれば登録できます。

加入していない場合は登録できません。有償の補償とは月額を払って続けているメーカーやキャリアの保証を指すので、中古販売店の無料保証はここに含まれません。中古端末でこの形になっているケースは多くないので、登録するなら購入から1年以内に済ませておくのが現実的です。

Q. 画面に細かい傷がある中古端末でも大丈夫ですか

A. 全機能が正常に動いていれば登録できます。

見た目の傷は判定の対象ではありません。タッチが効かない、表示が欠けるといった機能面の不具合があると登録できません。すでに割れている画面を登録後に直してもらうこともできません。中古の商品ランクでいうとB品やC品でも、機能が揃っていれば登録の可否には影響しません。

Q. 中古を副端末にした場合すぐ使えますか

A. 登録日から30日は補償が始まりません。

見た目の傷は判定の対象ではない

副端末を初めて登録した場合の待機期間です。この間に壊れても受け取れないので、中古端末が届いたらその日のうちに登録まで進めておくと空白が短くなります。主端末にはこの待機期間はありません。中古を1台目として主端末に登録する場合は、この30日を気にする必要がありません。

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