Switchの保証が必要かを規程から確かめた

ナルセ
保証の中身を1つずつ確かめている調査員です。AppleCare+にiPhoneを2年入れて、修理は一度もありませんでした。今はモバイル保険に切り替えて使っています。

Nintendo Switchを買うと、レジで延長保証をすすめられることがあります。数百円から千円ちょっとの追加で、保証が3年や5年に伸びる。その場で判断を求められて、なんとなく断った人もいれば、なんとなく付けた人もいると思います

私は端末の保証の中身を1つずつ確かめている調査員です。今回は任天堂が公開している保証規程と修理の参考価格を読み込んで、Switchの保証をどう考えればいいのかを整理しました。読んでみると、期間の長さよりも先に見るべき箇所が別にありました。

保証を横に並べて見比べたい方へ。AppleCare+・キャリアの補償・モバイル保険を1ページにまとめています。

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Switchの保証が必要かはどこが壊れるかで決まります

保証を考えるとき、多くの人はまず期間を見ます。1年なのか3年なのか、延長できるのかどうか。ただ規程を読むと、期間より前に確かめる箇所があります。

保証は故障を直すもので破損を直すものではありません

任天堂の保証規程には、無償修理の対象が「正常な使用方法のもとで、万一発生した故障」と書かれています。ここでいう故障は、使っているうちに部品が壊れた状態を指します。落として画面が割れた、飲み物をこぼした、という状態は含まれていません。

壊れ方は大きく2種類に分かれます

  1. 自然に動かなくなる故障。電源が入らない、画面が止まる、スティックが効かない
  2. 外から力が加わった破損。落下による液晶割れ、水濡れ、踏んでしまった

保証が引き受けるのは1のほうです。2は保証期間の中にいても有償修理になります。

実際に多いのは2のほうです

Switchは携帯モードで持ち歩けることが特徴の機種です。カバンに入れて外に出す、子どもが手に持って遊ぶ、布団の上から床に落ちる。動く場所で使う端末は、内部の部品が寿命を迎えるより先に、外から壊れることのほうが多くなります。

保証の期間だけを見ると判断を誤ります

延長保証で5年に伸ばしても、対象が「正常な使用方法での故障」のままなら、落下による割れはやはり有償です。期間を伸ばすことと、対象を広げることは別の話です。

判断の順番はこうなります

まず自分の壊れ方の想像を決めて、次にその壊れ方が保証の対象に入っているかを見て、最後に期間を見る。この順番で読むと、規程の文章がまったく違って見えます。

スマホの保証でも同じ構造があります

これは端末の種類を問わず起きることです。スマホでも、メーカー保証と有料の補償サービスは守る範囲が違います。この違いを整理した記事がスマホ保険はいらないという判断の根拠にあります。考え方はSwitchでもそのまま使えます。

Switchの保証が必要かの前提になるメーカー保証は1年です

判断の土台になるのは、標準で付いてくる任天堂の保証です。ここを正確に押さえておかないと、延長保証や保険の要不要が決められません。

期間は購入日から1年です

任天堂のサポートページには、Nintendo Switch本体、Nintendo Switch Lite本体、有機ELモデル本体、Joy-Con、Nintendo Switch Proコントローラーの保証期間が「購入日より1年間」と記載されています。保証規程にも「使用開始時期・使用期間にかかわらず、ご購入日から1年間」とあります。

買って置いておいた期間も1年に含まれます

ここは見落としやすい箇所です。年末に買って春まで箱に入れたままだった場合でも、保証の1年は購入日から数えます。使い始めた日ではありません。

Switch 2は起算日の決め方が違います

Nintendo Switch 2の保証規程では、本体セット品の保証期間が「Nintendo Switch 2本体の初回設定が初めて行われた日」から1年間となっています。初回設定日が確認できない場合は購入日から。単品で買った製品は購入日から1年です。

製品保証期間の起算日
Nintendo Switch本体購入日
Nintendo Switch Lite本体購入日
有機ELモデル本体購入日
Nintendo Switch 2本体セット品初回設定が初めて行われた日
Nintendo Switch 2の単品製品購入日
Joy-Con購入日
Proコントローラー購入日

保証書が要ります

無償修理を受けるには、本体と一緒に保証書を送る必要があります。規程には、保証書が「日本語で記載され、ご購入日の記載かつ店名の押印がある場合のみ有効」と書かれています。押印のない保証書は、期間内でも使えないことになります。

Switch 2は購入証明書で扱われます

Switch 2の規程には保証書という言葉が出てきません。単品製品については購入証明書が必要とされていて、レシートなどがこれにあたります。初回設定日が確認できず、購入証明書もない場合は有償修理になります。

修理しても保証期間は延びません

規程には「修理後も保証期間は変わらない」旨が書かれています。買って10か月で修理に出したら、残りは2か月のままです。修理をきっかけに1年がリセットされるわけではありません。

Switchの保証が必要かを分けるのは規程の除外条件です

保証規程で本当に読むべき箇所は、無償になる条件ではなく、有償になる条件のほうです。ここに落下と水濡れが並んでいます。

有償修理になる条件が列挙されています

Nintendo Switchの保証規程には、保証期間中でも有償修理になる場合が具体的に書かれています。

有償になる条件具体例
保証書の提示または添付がない保証書を失くした。店名の押印がない
正常でない使用方法による故障・損傷想定されていない使い方をした
落下や管理・保管上の不備床に落とした。高温の車内に置いた
破損・水濡れ・落下・衝撃画面が割れた。飲み物をこぼした
任天堂製品またはライセンス品以外の使用非純正の充電器で壊れた
使用後に譲渡されたもの中古で買った本体

落下は明記して除外されています

「落下、管理・保管上の不備により故障および損傷が生じた場合」という一文があります。Switchでいちばん起きやすい壊れ方が、保証の対象から名指しで外れています。

水濡れも同じ扱いです

破損、水濡れ、落下、衝撃はまとめて有償の側に置かれています。防水をうたっていない機種なので、ここは想定どおりではあります。

中古で買った本体は対象外です

「お買い上げの製品が、使用後に譲渡されたもの(中古品)であった場合」も有償です。フリマアプリで買ったSwitchは、たとえ購入からまだ1年経っていない個体でも、任天堂の無償修理は受けられません

中古は保険の側でも扱いが分かれます

端末に紐づく保険でも、家族や知人、オークションなどから購入または譲渡された端末は対象外とされています。中古端末の扱いは中古端末とモバイル保険の関係で詳しく整理しました。中古のSwitchを守る手段は、任天堂側でも保険側でも限られます。

Switch 2はさらに細かく書かれています

Switch 2の規程では有償になるケースが13項目に増えています。初回設定日が確認できず購入証明書もない、購入証明書の不備、製造番号が判別できない、他機器の接続が原因の故障、消耗部品の交換、故障でない箇所の交換依頼などが加わりました。読む量は増えましたが、落下と水濡れが除外されている点は変わりません。

結局この一点に集約されます

保証が守るのは「勝手に壊れたとき」で、「壊してしまったとき」ではない。この線引きを理解すると、次に見るべきものが決まります。自分で壊してしまったときにいくらかかるのか、という金額です。

Switchの保証が必要かは修理代の実額を見ると判断できます

任天堂は修理の参考価格を機種別に公開しています。数字を見ると、備えの要不要が具体的な話になります。

本体の修理は部位で金額が変わります

同じ本体でも、どこを交換するかで価格が違います。基板の交換がいちばん高く、次が画面、その他の部品が続きます。

機種CPU基板画面その他の部品
Nintendo Switch本体14300円9900円6050円
有機ELモデル16500円12100円6050円
Nintendo Switch Lite14300円9900円6050円
Nintendo Switch 227500円15400円7150円から9900円

いずれも税込の参考価格です。

画面割れは1万円前後から始まります

初代とLiteの液晶ユニット交換が9900円、有機ELモデルのディスプレイ交換が12100円、Switch 2の液晶ユニット交換が15400円。落として割った場合はこれが全額自己負担になります。

基板の交換はもっと高くつきます

電源が入らない、画面が止まる、充電ができないといった症状はCPU基板の交換になり、初代とLiteで14300円、有機ELモデルで16500円、Switch 2で27500円です。Switch 2の基板交換は、初代Switchの中古価格に近い金額になります。

コントローラーの修理も積み重なります

Joy-Conは1本2860円、Switch 2用のJoy-Con 2は1本3960円。Proコントローラーは4290円、Switch 2 Proコントローラーは6490円です。ドックは3300円、Switch 2のドックは6930円。1つずつは小さくても、複数を出せばまとまった額になります。

修理には10日から2週間かかります

任天堂サポートの案内では、サービスセンター到着後に通常10日から2週間ほどとされています。買い上げ店に持ち込んで送ってもらう場合や、年末年始などの休業期間を挟む場合はさらに日数がかかります。沖縄県や離島は、リチウムイオン電池を含むため航空輸送ができず、輸送に日数を要することがあります

送料は保証期間の内外で変わります

保証期間内なら往路に着払い宅配便が使えます。ただし保証書の同封が必要です。保証期間外や保証対象外の場合、往路の送料は利用者負担になります。金額は送付箱のサイズや発送地域、宅配便のサービスによって変わります。復路の返送料は、期間の内外にかかわらず任天堂が負担します。

保険で受け取る場合は流れが違います

端末に紐づく保険を使う場合、修理費用は後から請求して受け取る形が基本です。この受け取りの手順はモバイル保険の修理保険金の受け取り方にまとめました。自己負担が発生しない設計なので、修理代がそのまま戻ってくる想定になります。

保証期間の中にいても、落として割った画面は自分で直すことになります。修理代は9900円から始まります。
端末ごとではなく1契約で主端末1台+副端末2台まで。

月700円・最大3台まで

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Switchの保証が必要かを販売店の延長保証で考える道もあります

任天堂の保証とは別に、買った店が独自に用意している保証があります。レジで案内されるのがこれです。

販売店の保証は任天堂の管轄外です

任天堂のサポートページには「販売店独自の保証(延長保証など)については販売店へ問い合わせが必要」と書かれています。任天堂に本体を送っても、店の延長保証は適用されません。窓口が別になります。

加入できるのは買うときだけです

延長保証の多くは購入と同時にしか申し込めません。買って半年経ってから「やっぱり付けたい」と思っても、後から入れないのが一般的です。判断はレジの数十秒で終わります。

対象範囲は店ごとに違います

自然故障だけを見る保証もあれば、物損まで見る保証もあります。同じ「延長保証」という名前でも中身が同じとは限りません。加入する前に、落下と水濡れが対象に入っているかを確かめる必要があります。

本体1台にひもづきます

延長保証は買った本体に付くものです。あとでコントローラーを買い足しても、その保証には入りません。Switch 2に買い替えたら、古い本体の延長保証は残ったまま使わなくなります。

端末をまとめて見る保険は仕組みが違います

これに対して、端末に紐づく保険は契約側に枠を持ちます。1つの契約で主端末1台と副端末2台まで、合計3台を月700円で登録できます。その仕組みはモバイル保険の基本的な仕組みで解説しました。

登録できる条件が決まっています

公式のFAQには、登録できるのが「新規取得した日から1年未満のもの」または「新規取得した日から1年以上であってもメーカーまたは通信キャリアが提供する有償の補償サービスに加入しており、かつ当該サービスにより補償が受けられる状態のもの」と書かれています。買ってから1年以内なら、そのまま登録できます。

Switchの保証が必要かは持ち歩くかどうかで変わります

同じSwitchでも、使い方によって壊れる確率がまるで違います。ここが判断の分かれ目になります。

据え置きで使うなら落とす機会が減ります

ドックに挿したままテレビにつないで遊ぶ使い方なら、本体が動く場面がほとんどありません。落下のリスクは低く、壊れるとすれば内部の故障が中心になります。この場合、標準の1年保証でおおむね足ります。

携帯モードで持ち出すなら話が変わります

カバンに入れて外に出す、電車で遊ぶ、旅行に持っていく。動かす回数が増えるほど、落とす機会も増えます。私が数字を見ていていちばん気になったのは、画面交換が9900円から15400円という価格帯です。持ち歩く人にとって、これは十分に起こりうる出費です。

Liteは特に持ち歩く前提の機種です

Nintendo Switch Liteは携帯専用機です。ドックに挿す使い方がない以上、常に手に持って動かすことになります。設計の想定がそのまま落下リスクにつながります。

子どもが使う場合は前提が変わります

小さい子が持つと、落とす前提で考えたほうが現実的です。手の大きさに対して本体が大きく、遊びながら動くので、机の上から落ちることも珍しくありません。ここを保証で受け止められないと、修理代が家計に直接乗ります。

ケースを付ければ済むわけでもありません

ケースやカバーは衝撃を減らしますが、割れをなくすものではありません。私はスマホでも4台のうち1台をケースなしで使っていますが、これは落とさない自信があるからではなく、壊れたときの費用を別の形で用意しているからです。

保険にも向き不向きがあります

端末に紐づく保険は万能ではありません。置き忘れによる紛失は対象外で、国外での損害も見ません。経年使用による自然な消耗も外れます。この線引きはモバイル保険のデメリットに整理してあります。向いていない使い方もあると知ったうえで選ぶほうが、あとで困りません。

Switchの保証が必要かはスマホの契約と一緒に決められます

ここまで見てきた任天堂の保証と、販売店の延長保証。3つ目の選択肢が、端末をまとめて見る保険です。

公式FAQにゲーム機と明記されています

端末に紐づく保険の公式FAQには、対象端末として「タブレット端末やノートパソコン、ゲーム機、Wi-Fiルーターなど無線通信が可能な端末を幅広く補償いたします」と書かれています。ゲーム機という言葉がそのまま入っています。SwitchはWi-Fiにつながる端末なので、この範囲に入ります。

スマホの契約に副端末として足せます

1つの契約に登録できるのは主端末1台と副端末2台です。すでにスマホを主端末として登録している人なら、副端末の枠にSwitchを入れられます。月額は700円のままで、台数を増やしても変わりません。

補償の上限は主端末と副端末で違います

区分修理可能な場合修理不能・盗難の場合
主端末年間最大150000円1回の請求につき最大37500円
副端末2台の合計年間最大45000円1回の請求につき最大11250円

年間の支払上限は主端末と副端末の合計で150000円までです。

副端末の枠でSwitchの修理代はほぼ収まります

副端末の年間上限は2台合計で45000円。Switchの画面交換が9900円から15400円、基板交換が14300円から27500円ですから、1回の修理はこの枠の中に収まります。修理不能や盗難のときは1回11250円が上限なので、こちらは本体価格に届きません

自己負担がありません

補償を使うときに自己負担額を払う必要はありません。修理代が丸ごと戻る想定です。修理代の一部を自分で出す仕組みではないので、9900円の画面交換なら9900円が対象になります。

副端末の追加には待機期間があります

副端末を初めて追加するときだけ30日の待機期間があります。壊れてから登録しても間に合いません。使うつもりなら、買って登録できる状態のうちに手続きを済ませておくことになります。

私自身は端末側に寄せました

保証の1年は買った日から始まる
iPhone1台に、2年で28,320円払った

私は以前、iPhone1台にAppleCare+を月1180円で2年かけました。支払った額は28320円で、修理は一度もありませんでした。今は端末に紐づく保険に切り替えて、4台を1つの契約でまとめています。保証を端末ごとに買うより、契約を1つ持って枠を割り当てるほうが、私の使い方には合っていました。


結論:本体ごとに保証を買い足さなくても、契約側の枠で3台までまとめて見る方法があります。
主端末1台+副端末2台まで、月700円から。

月700円・最大3台まで

モバイル保険の公式ページを見る →

» モバイル保険公式サイトはこちら

※料金や条件は変わることがあります。加入前に、最新の内容を公式ページで確認してください。

Switchの保証が必要かについてよくある質問

Q. 任天堂の保証はどのくらいの期間ありますか

A. 購入日から1年間です。

保証書がないと、期間内でも使えない

Nintendo Switch本体、Switch Lite本体、有機ELモデル本体、Joy-Con、Proコントローラーが対象で、使用開始時期や使用期間にかかわらず購入日から数えます。Switch 2の本体セット品だけは、初回設定が初めて行われた日から1年間となっています

Q. 落として画面が割れた場合は保証で直せますか

A. 保証期間内でも有償修理になります。

保証規程には「落下、管理・保管上の不備により故障および損傷が生じた場合」「破損、水濡れ、落下、衝撃」が有償の条件として明記されています。液晶ユニットの交換は初代とLiteで9900円、有機ELモデルで12100円、Switch 2で15400円が参考価格です

Q. 中古で買ったSwitchも保証を受けられますか

A. 任天堂の無償修理は受けられません。

規程に「お買い上げの製品が、使用後に譲渡されたもの(中古品)であった場合」が有償の条件として書かれています。端末に紐づく保険でも、家族や知人、オークションなどから購入または譲渡された端末は対象外です。中古を選ぶ場合は、修理代を自分で用意する前提になります。

Q. 販売店の延長保証と保険はどちらがいいですか

A. 守りたい台数で変わります。

本体1台だけを長く守りたいなら販売店の延長保証が素直です。スマホやタブレットも含めて複数台をまとめたいなら、1契約3台まで月700円の保険のほうが台数あたりの負担が下がります。延長保証は買うときにしか入れないので、判断はレジで求められます。

Q. 修理にはどのくらいの日数がかかりますか

A. サービスセンター到着後に通常10日から2週間ほどです。

買い上げ店に持ち込んで送付する場合や、年末年始などの休業期間を挟む場合はさらにかかります。沖縄県や離島は航空輸送ができないため、輸送に日数を要することがあります。その間はSwitchが手元にありません。

Q. Switchを保険に登録するにはどうすればいいですか

A. 買ってから1年未満のうちに副端末として登録します。

登録の条件は「新規取得した日から1年未満のもの」または「1年以上でもメーカーやキャリアの有償の補償サービスに加入していて補償が受けられる状態のもの」です。副端末の初回追加には30日の待機期間があります。登録の手順や選び方はモバイル保険のおすすめの使い方にまとめました。

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